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東京フィルハーモニー交響楽団 第920回定期演奏会 [ミュージック]

週半ば、今夜は職場に近いサントリーホールでクラシック鑑賞。

サントリーホール 大ホールで「東京フィルハーモニー交響楽団 第920回定期演奏会」を聴いてきました。

20190418 東京フィル.jpg
S席10,000円(1階11列39番、SS席15,000円もありましたが、十分いい席。やや空席がありました)

指揮:アンドレア・バッティストーニ[首席指揮者]

【プログラム】
●ウォルトン:戴冠式行進曲「王冠」(約7分)
 もともとはイギリス国王エドワード8世の戴冠式のための祝典音楽だったが、彼は、いわゆる「王冠を賭けた恋」と呼ばれる、アメリカ人の人妻(離婚歴あり)への愛を貫くために、1937年の戴冠式を待たずにわずか325日で退位。
 エドワード8世の弟、ジョージ6世(現エリザベス女王2世の父)が引き継ぐこととなり、1937年5月12日に執り行われた戴冠式で演奏された曲。
 エリザベス女王2世の戴冠式(1953年)やチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式(1981年)、ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式(2011年)でも演奏された。
 
●モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調「戴冠式」(約32分) ※ピアノ:小山実稚恵
 初演は作曲から1年以上たった、ウィーンからベルリンへ北上する途中に立ち寄ったドレスデン宮廷において(1789年)と考えられている。
 「戴冠式」と呼ばれるようになったのは、翌1790年10月15日、オーストリア皇帝であるレオポルト2世が神聖ローマ帝国皇帝に就任する戴冠式を祝う演奏会で演奏されたから。
 なお、第1楽章の最後の部分は独奏者が単独で演奏する部分(カデンツァ)はモーツァルトが作曲していないため、ピアノ奏者が自由に演奏する。

●チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調(約40分)
 こぼれ話。チャイコフスキーは結婚したものの、同性愛者だったらしい。(離婚はしなかった)

さて、今回の選曲について。
4月の定期演奏会のために、指揮者バッティストーニが「戴冠式」関連の作品を選曲したのは、新天皇の御即位を祝ってのことだそうです。(そうだと思った~)

さらに、アンコール曲は、エルガーの「戴冠式頌歌」
彼がイギリス国王エドワード7世(ヴィクトリア女王の息子)の提案を受けて、1902年のエドワード7世の戴冠式のために作曲された。
第6番、終曲「希望と栄光の国(Land of Hope and Glory)」に行進曲「威風堂々」第1番の中間部の旋律を用い、合唱曲にした。
今では、第2国歌的な扱いで、ロンドンの夏の音楽フェスティバルBBC PromsのLast Nightで観客総立ちでユニオンジャックを左右に振り、大合唱するのが定番です。(あー、懐かしい)

今回の演奏会に行ったのは、バッティストーニと小山実稚恵と、どちらも初めての二人の演奏を直接聴きたかったのと、新天皇御即位にちなんだ曲目に興味があったので。
期待どおりの良い演奏会でした。


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