SSブログ

美を紡ぐ 日本美術の名品 -雪舟、永徳から光琳、北斎までー [アート&デザイン]

上野公園の東京国立博物館 本館特別5・4・2・1室で特別展「美を紡ぐ 日本美術の名品 -雪舟、永徳から光琳、北斎までー」を観てきました。

20190531 美を紡ぐ日本美術の名品1.jpg
上:狩野永徳筆「唐獅子図屏風」部分、安土桃山時代・16世紀、宮内庁三の丸尚蔵館蔵
下:狩野永徳筆「檜図屏風」部分、安土桃山時代・天正18年(1590)、東京国立博物館蔵

4月に観てきた「両陛下と文化交流」と同様、「日本美を守り伝える『紡ぐプロジェクト』ー皇室の至宝・国宝プロジェクトー」の一環として開催されている特別展。
皇室ゆかりの名品である狩野永徳筆「唐獅子図屏風」、永徳最晩年の名品で国宝の「檜図屏風」が同時公開されています。
その他、雪舟、尾形光琳・乾山の兄弟、葛飾北斎、野々村仁清、長澤芦雪など、平安から近世までの日本美術の「粋」が一堂に会する展覧会です。

文化財・美術品の修理事業のパネル展示などもあり、本展の収益は修理事業に充てられるそうです。
日本の大切な美術品を後世に紡ぐため、材料・原料(和紙の楮など)や職人さんも守り、育てていく必要があると感じました。


本館18室に展示されていた「万葉集屏風」中山与作筆、1935年、中山与作氏寄贈
20190531 美を紡ぐ日本美術の名品2.jpg
紺紙に金字で「万葉集」全20巻を六曲二双の屛風に書写したもの

改元に関する説明もありました。
20190531 美を紡ぐ日本美術の名品2-2.JPG

20190531 美を紡ぐ日本美術の名品2-1.jpg

<改元に際しての内閣総理大臣談話より引用>
新しい元号は「令和」であります。
万葉集にある「初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫す」との文言から引用したものであります。そして、この「令和」には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ、という意味が込められております。
悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然。こうした日本の国柄を、しっかりと次の時代へと引き継いでいく。
厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたい、との願いを込め、「令和」に決定いたしました。
文化を育み、自然の美しさを愛でることができる平和な日々に、心からの感謝の念を抱きながら、希望に満ち溢れた新しい時代を、国民の皆様と共に切り拓いていく。
新元号の決定にあたり、その決意を新たにしております。


【おまけ】
東洋館の前庭の真っ赤なツツジ。

20190531 東博東洋館前庭.jpg

そして、上野公園の噴水周辺には、この時期恒例の「サツキ展」が催され、盆栽になった色とりどりのサツキが展示されていました。(防犯用のネットの間から撮影)

20190531 上野公園サツキ展1.jpg20190531 上野公園サツキ展2.jpg


ランキング参加中。ポチっと応援してくれたら、うれしいです!
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへ
にほんブログ村

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。