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聞く力 [学び&本]

私、毎日飲んでるばかりじゃないんですよ。たまには脳と心にも栄養を注入しているんです。
先日、社外講演会(慶應義塾大学の『夕学五十講』)で阿川佐和子さんの話を聞いてきました。
テーマ「人間通になりたい」の講座、タイトルは「聞く力」ビフォーアフター

2012年、文春新書として発行した『聞く力』、私も買って読みました。
タイトル名からはベストセラー本が売れる前と後とで、本人や周囲がどのように変わったのか、ということを予想させましたが、話の内容はそのとおりではなく、ただし、阿川さんの自然体でよどみのない語り口でユーモアも交え、90分ぴったりで話が終わりました。
(これまでのインタビューで印象に残った話や、専業主婦になると信じて疑わっていなかった彼女がなぜ今日にいたったか等)

以下、備忘メモ。 ※(注)阿川さんの言葉そのままではなく、私の個人的な受け止め方も含みます。

・専門用語、業界用語は、その世界にいる人同士なら理解できるが、そうでなければ理解できない。
だから、常に相手(聞き手、読み手)を意識して話す(書く)べし。

・この人には話したいなぁ、と思わせる聞き手になろう。
これは仕事上の人間関係や友人関係でもあてはまる。

・相手の気分、状況を気に留める(関心をもつ)。完全には理解できなくても察することで、また、聞いている相手が親身な姿勢を示すことで、話し手は心を開いてくれるはず。

「聞く」とは別に「聴く」という漢字があります。
耳と(+)目と心で相手の話を“きく”必要がある。
以前、研修の講師が説明した言葉を思い出しました。

阿川さんが講演の冒頭で話したこと。
インタビューという仕事ではなくても、「聞く」という作業は私たちの日常生活のなかで普通に行っていること。今日の話で一つでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
そして、最後に話したこと。
話の中に思わぬ“宝”がひそんでいる場合がある。しかし、その宝を見つけられるかどうかは聞き手次第。皆さんが今日の話の中で宝を見つけられたとしたら嬉しく思います。
なんて、うまい締めくくり方なんでしょう。

阿川さん、とても小柄でした。身長149㎝とのこと。
「演台の後ろに立つと首から上しか出ないから、前に立って話します」とお茶目です。
そして11月で還暦を迎える年齢。驚きの若さです。
(友人のひとりが、私が阿川さんに似ているとのコメント。初めて言われましたが、まんざらでもないかな)

【おまけ】
先日、近所の花屋さんに可愛い風鈴が置いてあったのでお買い上げ。金魚の錦玉と一緒に写してみました。

20130629 風鈴・金魚.JPG
柄はスイカと「涼」の字、ヒマワリ、金魚

リリーン、涼しげな音を聞きながらこれからの暑い季節を乗り切ろう。


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タグ:講演会
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