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ルネ・ラリックの香水瓶 [アート&デザイン]

渋谷区立松濤美術館で北澤美術館所蔵「 ルネ・ラリックの香水瓶 -アール・デコ、香りと装いの美ー」を観てきました。

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メインの香水瓶は「真夜中」ウォルト社、1924年以降

19世紀末、ジュエリー作家として人気を博していたフランスのルネ・ラリック(1860-1945)は、香水商フランソワ・コティ(1874-1934)の依頼を受け、1910年頃からガラスの香水瓶の制作を始めた。

時を同じくして、服飾デザイナー、ポール・ポワレ(1879-1944)による、コルセットを使わないドレスに代表されるように、女性のファッションにも革新的な動きが見られた。

美術、建築、装飾、ファッションなど様々な分野に広がったこの動きはのちにアール・デコと呼ばれ、新時代の幕開けの象徴となった。

20180126 ルネ・ラリックの香水瓶1.jpg
香水瓶「シダ」1912年、北澤美術館所蔵

会場構成。
第1章 ガラスの世界へ
 1.コティとの出会い
 2.別れー愛の女神アリス
 3.香水メーカーとのコラボレーション

第2章 挑戦的デザイン
 1.貼り合わせ
 2.型吹きプレス同時成形
 3.扁平
 4.彫刻的な造形
 5.同形のヴァリエーション
 6.ティアラ形
 7.ティアラ形ランプ

第3章 アール・デコの装い
 1.化粧台
 2.アクセサリー
 3.印章
 4.蓋物
 5.ルーム・フレグランス

第4章 モダン・デザインへ
 1.ラリック・スタイル
 2.蓋物
 3.トランスパランス
 4.シンプル・イズ・ビューティフル

デザイン画とカタログ
アール・デコのファッション
 衣裳
 写真
 ジョルジュ・バルビエ(1882-1932)のファッション・プレート
 「ガゼット・デュ・ボン・トン」より
特別出品「アール・デコ博覧会」

20180126 松濤美術館.jpg

邸宅のような美術館の静謐な雰囲気のなかで、繊細で優美な「香り」の世界に包まれたひととき。


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