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ブータン展 [アート&デザイン]

上野の森美術館で日本・ブータン外交関係樹立30周年記念事業「ブータン しあわせに生きるためのヒント」展を観てきました。

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ヒマラヤ山脈の南にあり、面積は九州とほぼ同じ、人口は約75万人の小さな国。
四季があり、未開の自然が残る豊かな国。
1972年に4代国王がGross National Happiness(国民総幸福)を提唱し、2005年の国勢調査では「幸せ」と回答した人が約97%を占めた世界一「しあわせの国」

本展では、ブータンの人々の暮らしの中にある伝統文化を見つめることで、私たちがこれからの時代を生きているうえでの「しあわせになるためのヒント」をみつけようとする企画。

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会場構成。
第1章 ブータン的生活様式
第2章 ブータン仏教と信仰
第3章 愛されるブータン王室

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国としてのアイデンティティを守り、各地域の染織制作を支援する目的で、1989年、公共の場で民族衣装を着ることが勅令で定められた。

女性用衣装「キラ」
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女性用肩掛け「ラチュ」 
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正装に欠かせない。寺院やゾン(城塞)に入る時、高位の人物や高僧に会う時、儀式や式典に参加する時などに左肩に掛ける。

女性用エプロン「ドンケプ」
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キラの上に前掛けとして着用される。
チベット文化では、エプロンは既婚者であることを示すが、現代ではほとんど見かけられない。

女性用上着「テゴ」
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キラを着用する時には、袖なしスリップのグツム、長袖のオンジュを着て、キラをコマ(女性用ブローチ)と帯で着る。上着のテゴを羽織り、下に着たオンジュの襟を見せ、テゴとオンジュの袖を一緒に折り返す。
布の取り合わせがセンスの見せどころだそう。

男性用衣装「ゴ」
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くるぶし程もある大きなゴを羽織り、腰にたっぷりのおはしょりを作り、後ろ側に丁寧に箱ヒダを取り、帯をきつく締めて着用する。下に着た白いシャツの袖を折り返して完成。

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【おまけ】
本展のアートディレクターでもあるイラストレーター松尾たいこさんの明るく色調のイラストが休憩スペースに展示されています。

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民族衣装を試せる機会があればコスプレ写真を撮ることを自分に課しています。(大袈裟?笑)
今回も記念に。

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