ル テアトル銀座 三月花形歌舞伎 [シアター&シネマ]
いろいろ書きたいことはありますが、時系列で順にアップすることにします。
まずは一週間前の週末の記録。この週末は連日の歌舞伎三昧でした。
土曜日(16日)は友人と一緒にル テアトル銀座へ。
京橋にこんな石碑があったのですね、今まで気づかなかった
市川海老蔵が座長の三月花形歌舞伎。
<演目と主な配役>
一、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ) 三幕
序幕 住吉鳥居前の場
二幕目 難波三婦内の場
長町 裏の場
大詰 田島町捕物の場
団七九郎兵衛、徳兵衛女房お辰 海老蔵
一寸徳兵衛 亀鶴
玉島礒之丞 種之助
傾城琴浦 米吉
三河屋義平次 新蔵
釣舟三婦 市蔵
三婦女房おつぎ 右之助
団七女房お梶 家橘
男気のある侠客・団七とキリッと気丈な女房お辰の二役を演じる海老蔵。
ポスターの写真もそうであるように、成田屋の特徴ニラミがこれでもか!というくらいに披露されました。
素人の感想を述べさせていただくと、男性役の時の声はこもった感じで聞き取りにくい。お腹からの発声ではなく喉が詰まった感じ。逆に、女性役の時は高音を出すために喉を開くからか、声が通って聞き取りやすい。
どうぞ、ますますご精進あそばせ。
二、口上 一幕
今回の公演は、当初、先日亡くなった団十郎さんが座長を務め、シェークスピアの『オセロ』を演じる予定でしたが、体調が悪くなり、4月の新歌舞伎座杮落とし公演に備えるために急遽、主役交代となり息子の海老蔵が座長を務めることに。そして、2月に残念ながら死去。
また、その数か月前に中村勘三郎さんが病の床についたまま死去。
そこで、季節外れではあるものの、海老蔵が選んだ演目は、“お兄さん”と慕う勘三郎さんに稽古をつけてもらったという『夏祭浪花鑑』
口上では、そんな二人とのエピソードが微笑ましく語られました。
尊敬と愛情をにじませる話に、笑いながらも心の中で頑張ってね、とエールを送りました。
三、高杯(たかつき) 長唄囃子連中
次郎冠者 海老蔵
高足売 亀鶴
太郎冠者 新十郎
大名某 市蔵
桜が満開の春爛漫。ほろ酔い機嫌で高下駄でのステップを踏む憎めないキャラの次郎冠者。
昭和初期に振り付けられた演目とのことですが、タップダンスの要素を取り込んでいるとは驚きの斬新さです。
私たちの席は一等席、23列の通路脇の7,8番。
普通の劇場なので花道がないため、客席の通路を花道代わりに使用し、役者がステージと入口を結ぶ通路を通って行く姿・表情を近くで見ることができました。
開演前、幕間の買い物も観劇の楽しみの一つ。隈取をデザインした手拭い、はがき、一筆箋を買いました。
一筆箋には「福が来る」という言葉が添えてあり、もう一つ買った棹菓子は「富久かさね」という銘。私、こういう縁起物が好きなんですよね。
【おまけ】
観劇後は“銀ぶら”
源吉兆庵の甘味処、茶寮 吉兆庵で「おやつの時間」をしました。
旬の果実を使った果実錦玉はデコポン。爽やかなゼリーの下には白玉や豆が潜んでいます。
長崎の波佐見焼の茶器で供される鉄観音茶の新茶とともに。和のひととき。
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まずは一週間前の週末の記録。この週末は連日の歌舞伎三昧でした。
土曜日(16日)は友人と一緒にル テアトル銀座へ。
京橋にこんな石碑があったのですね、今まで気づかなかった
市川海老蔵が座長の三月花形歌舞伎。
<演目と主な配役>
一、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ) 三幕
序幕 住吉鳥居前の場
二幕目 難波三婦内の場
長町 裏の場
大詰 田島町捕物の場
団七九郎兵衛、徳兵衛女房お辰 海老蔵
一寸徳兵衛 亀鶴
玉島礒之丞 種之助
傾城琴浦 米吉
三河屋義平次 新蔵
釣舟三婦 市蔵
三婦女房おつぎ 右之助
団七女房お梶 家橘
男気のある侠客・団七とキリッと気丈な女房お辰の二役を演じる海老蔵。
ポスターの写真もそうであるように、成田屋の特徴ニラミがこれでもか!というくらいに披露されました。
素人の感想を述べさせていただくと、男性役の時の声はこもった感じで聞き取りにくい。お腹からの発声ではなく喉が詰まった感じ。逆に、女性役の時は高音を出すために喉を開くからか、声が通って聞き取りやすい。
どうぞ、ますますご精進あそばせ。
二、口上 一幕
今回の公演は、当初、先日亡くなった団十郎さんが座長を務め、シェークスピアの『オセロ』を演じる予定でしたが、体調が悪くなり、4月の新歌舞伎座杮落とし公演に備えるために急遽、主役交代となり息子の海老蔵が座長を務めることに。そして、2月に残念ながら死去。
また、その数か月前に中村勘三郎さんが病の床についたまま死去。
そこで、季節外れではあるものの、海老蔵が選んだ演目は、“お兄さん”と慕う勘三郎さんに稽古をつけてもらったという『夏祭浪花鑑』
口上では、そんな二人とのエピソードが微笑ましく語られました。
尊敬と愛情をにじませる話に、笑いながらも心の中で頑張ってね、とエールを送りました。
三、高杯(たかつき) 長唄囃子連中
次郎冠者 海老蔵
高足売 亀鶴
太郎冠者 新十郎
大名某 市蔵
桜が満開の春爛漫。ほろ酔い機嫌で高下駄でのステップを踏む憎めないキャラの次郎冠者。
昭和初期に振り付けられた演目とのことですが、タップダンスの要素を取り込んでいるとは驚きの斬新さです。
私たちの席は一等席、23列の通路脇の7,8番。
普通の劇場なので花道がないため、客席の通路を花道代わりに使用し、役者がステージと入口を結ぶ通路を通って行く姿・表情を近くで見ることができました。
開演前、幕間の買い物も観劇の楽しみの一つ。隈取をデザインした手拭い、はがき、一筆箋を買いました。
一筆箋には「福が来る」という言葉が添えてあり、もう一つ買った棹菓子は「富久かさね」という銘。私、こういう縁起物が好きなんですよね。
【おまけ】
観劇後は“銀ぶら”
源吉兆庵の甘味処、茶寮 吉兆庵で「おやつの時間」をしました。
旬の果実を使った果実錦玉はデコポン。爽やかなゼリーの下には白玉や豆が潜んでいます。
長崎の波佐見焼の茶器で供される鉄観音茶の新茶とともに。和のひととき。
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高校生の頃皆でこぞって出かけた歌舞伎教室で観たのが夏祭浪花鑑。当時の勘九郎さんがエネルギッシュに演じていたのが強烈な印象でした。翌日廊下を歩く男子達、見得を切りまくってましたよ 笑
by cecileyvr (2013-03-26 10:31)
★Cecileさん、さすが東京っ子!高校生で歌舞伎教室ですか~うらやましい。
by いっこ (2013-03-26 22:00)