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宇宙と芸術展 [アート&デザイン]

六本木ヒルズの森美術館で開催中の「宇宙と芸術展 かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」を観てきました。

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"古今東西、アートオデッセイ!"と題された企画展。
会場構成は次のとおり。

Section1 人は宇宙をどう見てきたか?
人間が宇宙をどのように見てきたかという歴史的な宇宙観の一端を、東西の神話・宗教美術作品や貴重な天文学資料等を通して紹介。

日本、インド、チベット、ネパールの曼荼羅。月面観測図、天球儀、天球図、『竹取物語絵巻』、望遠鏡、日時計、隕石で作られた「流星刀」など。
驚いたのが、ガリレオ・ガリレイの『星界の報告』やアイザック・ニュートンの『自然哲学の数学的原理(プリンキピア)』、ニコラウス・コペルニクスの『天球の回転について』といった歴史に残る書籍の初版本を金沢工業大学ライブラリーセンターが所蔵していること。

ローラン・グラッソ「過去についてのスタディ」
20170106 宇宙と芸術展1.JPG

Section2 宇宙という時空間
11次元あるといわれる宇宙空間の不思議、さらに私たちの時空認識を刷新した天体観測技術の驚くべき進歩などを現代美術の作品等によって表現。

ビョーン・ダーレム「ブラックホール(M-領域)」
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森万里子「エキピロティック ストリングⅡ」
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Section3 新しい生命観ー宇宙人はいるのか?
隕石・化石等の人間史を超えた地球史を起点として、江戸時代のUFO伝説ともいわれる「うつろ舟の蛮女」から、人間が想像してきた宇宙人像、更には最先端の遺伝子工学やA.I.技術等について言及する作品を紹介。

展覧会コラボ商品として一番押しにもなっている、パトリシア・ピッチニーニ「ザ・ルーキー」
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リアルすぎるキモカワ系

ローラン・グラッソ「1803、虚舟、常陸国で発見された未確認物体」
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同じくローラン・グラッソ「縄文時代の司祭」
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このセクションでも金沢工業大学ライブラリーセンター所蔵の初版本が。(チャールズ・ロバート・ダーウィンの『種の起源』)
また、荒俣 宏さんの所蔵の宇宙人などの想像図が掲載されているSF雑誌コレクションも。

イラストレーターとして世界的に高く評価されている空山基の立体作品「セクシーロボット」
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Section4 宇宙旅行と人間の未来
これからの人間と宇宙の関係や、人間の生き方はどう変わっていくのかという問題について、アーティストのビジョンを紹介し、未来を描く。

トム・サックス「ザ・クローラー」
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チームラボのインタラクティブ・デジタル・インスタレーション「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていくーLight in Space」
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四角い部屋の暗闇の中、壁面と床面を縦横無尽に光の線が走り、まるで宇宙空間にいるような錯覚。
20170106 宇宙と芸術展9-1.JPG

人類が自由に宇宙旅行できるようになるのは何年後のことだろう。
20170106 宇宙と芸術展10.JPG

★2017アート鑑賞カウント 2★


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