お見送り

お盆。
兄の家で飼っていた愛犬ごんたが亡くなりました。
17歳5か月の天寿を全うしました。（3月9日が誕生日）

甥っ子が小学6年生のGW連休中にもらってきた雑種犬。（母親はビーグル）
金沢に住んでいたときは兄と私は隣家で暮らしていたので、いつも行き来していて、時には散歩も一緒にしていたのです。

兄家族が、お盆や正月に実家に泊りがけで来るときはともに帰省。
両親にも可愛がられていました。

（2012年12月31日撮影）


二年前のお盆。（2014年8月16日撮影）顎を突き出す得意の姿勢。


去年のお盆。（2015年8月15日撮影）引っ越したばかりの家で。足取りヨロヨロ。


8月15日。終戦記念日、お盆。
毎年、戦没者追悼の式典参列のため、金沢の護国神社に行く父を義姉が送迎してくれ、式典の間、義姉が自宅で待機しようと戻ったところ息絶えていたそうです。
二、三日前からエサを食べられなくなり、前日についに立ち上がることができなくなり、お盆の朝、誰もいないときに静かに息をひきとりました。

私は、東京に戻る新幹線まで時間があったので、最期のお見送りをすることにしました。



数か月前から腹部に腫瘍ができ、サラシを巻かれている姿が痛々しいのですが、苦しみから解放されたかのような穏やかな表情だったのが心の救いです。

金沢市街を見下ろせる野田山のペット葬儀社へ兄夫婦と一緒に赴き、最期のお別れです。

耳もピンと立って、眠っているかのよう

お経をあげてもらい、一時間弱の火葬後、お骨を拾い、家に戻りました。
子どもの頃から可愛がっていた甥っ子とも直前に会うことができ、私にも見送るチャンスを与えてくれ、本当に親孝行な犬でした。
供養しやすいお盆の日に亡くなったのも、よくできた犬です。
家族の会話から、ごんたの話題がなくなるかと思うと寂しいかぎり。

安らかに眠ってね、ごんた。ありがとう。


実家に咲いていた白木槿


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