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三渓園 新緑の古建築公開 後編 [旅 関東]

前回に続き、新緑の三渓園見学レポートの後編です。

ランチのあとは、外苑をめぐりました。
明治39年(1906)、一般に向けて公開されたエリアです。
明治時代末から大正にかけて、製糸・生糸貿易で財を成した横浜の実業家・原三渓(本名 富太郎)は、何事も"自分だけのものではなく皆さんと共にあるべき"という考えのもと、この日本庭園も開かれたものにしたのです。
開園時には、三渓自筆の「遊覧御随意 三渓園」の表札が掲げられたそうです。

では、まずは高台を目指します。松風閣(展望台)から海の方角を見晴らせます。
20160503 三渓園25松風閣(展望台)から.JPG

下りてくると、ランドマークである重要文化財、三重塔があります。(建築年、室町時代1457年)
20160503 三渓園26旧燈明寺三重塔.jpg
京都・木津川市の燈明時(廃寺)から移築。現在、関東地方にある木造の塔では最古

深い緑の園路の傍らには小さな山野草がところどころに咲いています。

タツナミソウ
20160503 三渓園27タツナミソウ.JPG

見覚えのある黄色い小花。(名前が思い出せない、、)
20160503 三渓園29黄色い花.JPG

オオアラセイトウ(諸葛孔明の花、諸葛菜とも言う)
20160503 三渓園31オオアラセイトウ.JPG

初音茶屋の付近には竜が地を這うような枝ぶりが見応えある臥竜梅
20160503 三渓園32臥竜梅.JPG

寒霞橋を渡ると、園内で唯一、年間を通して歴史的建造物の内部見学ができる合掌造りの旧矢箆原家住宅の大きな茅葺屋根が見えます。(建築年、江戸時代後期1960年)
20160503 三渓園28旧矢箆原家住宅.JPG
飛騨・白川郷から移築。屋内の囲炉裏では薪がくべられ、煤で黒光りした屋根裏も見学可能

端午の節句の時期ということで、鯉のぼりが流され、茅葺屋根には軒菖蒲も提げられていました。

さぁ、次の目的地にも行きたいし、そろそろ戻りましょう。

20160503 三渓園30大漁地蔵.JPG
大漁地蔵

あ、でも、三渓園名物を食べておきたい!
20160503 三渓園33三渓そば.JPG

待春軒三渓そば(創設者、原三渓が考案した汁なし麺、800円)をいただきました。(あれ?さっき三景わんを食べたばかりじゃ…)
のびたラーメンみたいな(失礼!)細めのうどん麺の上に、中華風のあん(ひき肉、たけのこ、しいたけ、やや酸味のあるあん)がのり、錦糸卵、ハム、さやえんどうの千切りが彩りで飾られています。それをよく混ぜて食べます。食後には添えられた昆布茶で口の中をすっきり。

おっと、そうこうしているうちに14時半になろうとしています。(結局、4時間半いました。これで入園料500円ですから安いですよね)

20160503 三渓園34青梅.JPG
青梅がみずみずしい

正門そばには藤棚があり、早くも花は終わりがけ。
八つ橋周辺の花菖蒲はまだ開花を迎える前。
睡蓮や蓮もこれから花を楽しめる時期ですね。

東京湾に面した三之谷と呼ばれる谷あいの地に造り上げた広大な日本庭園。
その中に、京都や日本各地から集められた17棟の歴史的建造物が配置されています。
四季折々の植物も楽しめ、どの季節に来てもいろんな楽しみ方ができる素敵な場所ですね。


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タグ:建築 庭園 植物
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