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チューリヒ美術館展 [アート&デザイン]

日本・スイス国交樹立150周年の記念の年である2014年。
スイス関連の美術展がいくつも開催されました。私は8月に三菱一号館美術館で「ファロットン展」を鑑賞。そして今回は、「チューリヒ美術館展」を見るために乃木坂の国立新美術館へ行ってきました。

20141210 チューリヒ美術館展.JPG

スイスが誇る美の殿堂チューリヒ美術館の10万点以上の収蔵品から近代美術のコレクション(印象派からシュルレアリスムまで)が展示されていました。

会場構成は、一人の作家を特集する「巨匠の部屋」と、各時代の美術の運動や流派がまとまった「時代の部屋」を交互に配置。時代の中で各作家の作風がどのように変遷したか確認できるように工夫されていました。

1 セガンティーニ(Giovanni Segantini)

2 モネ(Claude Monet)
 クロード・モネ「睡蓮の池、夕暮れ」1916ー22年
 エドガー・ドガ「競馬」1885ー87年頃 バレエの絵画で有名だが、競馬という近代的なモチーフにいち早く取り組んだ。

3 ポスト印象派
 フィンセント・ファン・ゴッホ「サント=マリーの白い小屋」1888年
 ポール・ゴーギャン「花と偶像のある静物画」1892年
 アンリ・ルソー「X氏の肖像(ピエール・ロティ)」1906年

4 ホドラー(Ferdinand Hodler)
 「真実、第二ヴァージョン」1903年
(現在開催中の「ホドラー展」でじっくり鑑賞してくる予定)

5 ナビ派
 ナビとは、ヘブライ語で「預言者」を意味する。
 1989年、ポール・ゴーギャンの教えに導かれた若き画家たちによって結成された。
 ナビ派の特徴は鮮やかな色面で画面を構成する平面的で装飾的なスタイル。
 代表的な画家はピエール・ボナール、「外国人のナビ」と呼ばれたフェリックス・ヴァロットン。

6 ムンク(Edvard Munch)
 エドヴァルド・ムンク「冬の夜」1900年

7 表現主義
 ドイツでは、第一次世界大戦が勃発する数年前から精神性を重んじる新しい美術の動向が登場した。
 エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー、エルンスト・バルラハ、マックス・ベックマン。 

8 ココシュカ(Oskar Kokoschka)
 表現主義的な画風で知られるオーストリアの画家。

9 フォーヴィスムとキュビスム
 前者のアンリ・マティス、モーリス・ド・ヴラマンク、後者のジョルジュ・ブラック、パブロ・ピカソの作品展示。

10 クレー(Paul Klee)
 「スーパーチェス」1937年

11 抽象絵画
 ワシリー・カンディンスキー、ヨハネス・イッテン、アウグスト・ジャコメッティ、ピート・モンドリアン、フェルナン・レジェ。

12 シャガール(Marc Chagall)

13 シュルレアリスム
 ジョルジョ・デ・キリコ「塔」1913年
 マックス・エルンスト「都市の全景」1935-36年
 ジョアン・ミロ「絵画」1925年
 サルバドール・ダリ「バラの頭の女」1935年
 イヴ・タンギー「明日」1938年
 ルネ・マグリット「9月16日」1956年 

14 ジャコメッティ(Alberto Giacometti)
 「立つ女」1948年

20世紀のヨーロッパ美術の流れを自然な形で確認することができる展示となっていました。
こうやって全貌を確認すると、すべて私が好きなものばかり。(とは言っても、アートに関しては好きでないものを見つけるほうがむずかしいのですが、私の場合。笑)

  
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