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日本舞踊×オーケストラ Vol.2 [シアター&シネマ]

上野の東京文化会館「日本舞踊×オーケストラ Vol.2」という公演を観に行きました。

20141213 日本舞踊×オーケストラ1.JPG
(大ホール S席 1階24列33番 欲をいえば、20列より前のほうがよく見えるかな)

二年前に第一回の公演があり、今回が二回目。
日本舞踊、オーケストラ、バレエ、宝塚。ジャンルを超えたコラボレーションが新しい可能性を生み出す現場に居合わせたという思いがしました。

構成・演出:花柳壽輔
指揮:園田隆一郎 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

20141213 日本舞踊×オーケストラ3.JPG

18:30~20:00
・葵の上(源氏物語より)
音楽:黛敏郎「BUGAKU」より第2部、「呪」
振付:藤蔭静枝
出演:市川ぼたん(葵の上)、花柳寿楽(光源氏)、藤間恵都子(六条御息所)

・ライラックガーデン
音楽:ショーソン「詩曲」
振付:五條珠實
出演:藤間蘭黄(男爵)、水木佑歌(その愛人)、尾上紫(伯爵令嬢)、花柳源九郎(書生)

・いざやかぶかん
音楽:ガーシュウィン(編曲/スティーブン D. ボーエン)『ポーギーとベス』より「キャットフィッシュ・ロウ」組曲
振付:若央りさ 振付補:花柳達真
出演:轟悠(お国/山三)
美術:横尾忠則

歌舞伎の祖・出雲阿国を主人公にした新作。
東洲斎写楽の浮世絵・役者大首絵をモチーフに、横尾忠則さんがこの公演のために新たに描いたカラフルな22作品が舞台美術映像として投影されるのですが、スライドショーのような、プロジェクションマッピングのような感じ。
"かぶく(傾く)"とは、変わった身なりや行動をすることという意味で、歌舞伎の語源と考えられています。

(休憩25分)

20:25~20:45
・パピヨン
音楽:ドビュッシー「夜想曲」
振付:花柳壽輔
出演:花柳壽輔(保名)、麻実れい(蝶の精)
合唱:新国立劇場合唱団(合唱指揮:河原哲也)
衣裳:森英恵

パピヨンはフランス語で蝶々のこと。
森英恵さんのファッションデザインのトレードマークになっている蝶。
蝶の精を演じる麻実れいさんが着る純白のスレンダーなドレスには蝶の羽のような透ける素材のショールがついていて、ゆったりと舞う姿は優美。

(休憩15分)

21:00~21:20
・ボレロ
音楽:ラヴェル「ボレロ」
空間構成・振付:アレッシオ・シルヴェストリン
振付:花柳輔太朗
出演:吉田都

「ボレロ」は私が好きな演目の一つ。フィギュアスケートやバレエなど何度見てもいい。
今回はバレエダンサー・吉田都さんが初挑戦。これまで可憐で繊細な踊りのダンサーという印象でしたが、ボレロを踊る姿は力強く、凛々しい。新境地。
プログラムの振付ノートによると、コンセプトは天の岩戸伝説。
岩戸に隠れていた天照大神がお出ましになるところから物語が展開される。袴姿の男性舞踊家たちが小気味よく動き、その中央で都さんの洗練された踊りで舞う。

期待以上の内容でした。
海外のバレエ団の来日公演チケット金額と比較すると、お得なに感じました。
異文化交流の妙もさることながら、宝塚の元トップスターの二人の"華"はさすがです。舞台上にオーラを放っているのが見えました。

20141213 日本舞踊×オーケストラ4.JPG


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