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山口蓬春と吉田五十八 [アート&デザイン]

葉山にある山口蓬春記念館に行ってきました。
20140914 山口蓬春記念館1.JPG

日本画家・山口蓬春(1893-1971)が昭和23年(1948)から亡くなるまでの約23年間を過ごした自宅は、購入後、画室をはじめとした増改築を友人の建築家・吉田五十八(1894-1974)が手掛けた。
五十八は蓬春の戦前の自宅(世田谷)も設計した。

山口蓬春生誕120周年記念展Ⅱ「山口蓬春と吉田五十八」が開催中でした。
20140914 山口蓬春と吉田五十八展1.jpg

この秋、これまで非公開だった吉田五十八による増改築部分が公開されました。
二人は大正4年(1915)に東京美術学校(現・東京藝術大学)に入学し、ともに大正12年に卒業した同期生。絵画と建築という分野は異なるものの、互いに尊敬し、生涯にわたる友情を育みながら同志でもあったのです。

五十八が設計した歌舞伎座(1951年の復興改築)、五島美術館、新橋演舞場増築、旧明治座復興改築、国立教育会館には蓬春の作品が飾られ、緞帳などに蓬春のデザインが用いられるなど強い結びつきがありました。

20140914 山口蓬春と吉田五十八展2.JPG
優しく穏やかな印象の蓬春の絵

蓬春は非常にまめな性格だったようで、「縮図帖」という自身の作品を制作するにあたり簡単な縮図を作りノートに記録したものが残っています。
作品名、岩彩で彩色された絵柄、制作年月日、寸法、材質、譲渡先や出品展名、箱書・シール・落款等の情報が綴られています。
(この縮図帖のおかげで今では真贋鑑定等に役立っているそうです)

本展に合わせ、記念館別館もオープン。
1階ではビデオが上映され、2階はくつろぎのスペースになっています。


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