タイピスト！

先日の美術鑑賞に続き、今度は映画鑑賞の記録を。

東京での通常の映画鑑賞料金は一本1800円。これは高い。だから、私はレディースデーなどの割引を利用することにしています。
4日（水）の午後、有楽町のイトシアプラザ4階にあるヒューマントラストシネマ有楽町で「タイピスト！」という映画を観てきました。


2013年度フランス映画祭「観客賞」（最高賞）受賞作品

舞台は1950年代のフランス。
田舎の村の日曜雑貨店を営む家庭で育った娘、ローズが主人公。（デボラ・フランソワ）
当時の女性の憧れの職業No.1、秘書になるべくパリに上京し、運良く採用されたものの、不器用な彼女は一週間でクビ宣告。しかし、彼女のタイプライターの早打ちに才能を見い出した上司から、タイプの早打ち世界大会に出場できればクビを撤回すると条件が提示された。
その日から上司ルイがコーチとなり猛特訓。打法の矯正はもちろん、リズム感をつけるためのピアノレッスン、持久力をつけるためのジョギング、大会を勝ち抜くための心理戦の訓練など。
上達するとともに単なるコーチと弟子の関係から恋愛感情が芽生え…

今でこそ、パソコンで文書を作成したり、いろんな計算表で管理をしたりというのが仕事上でもプライベートでも普通になりキーボードを打つ生活が当たり前ですが、私が大学生だった頃はまだレポートは原稿用紙に手書き、計算は電卓でという時代でした。
そんな大学生時代、ESSという英語サークルに入っていたので、他のメンバーとともに英文タイプライターの打ち方を訓練しました。教則本を見ながら、キーボードのFとJに左右の人差し指を置く基本ポジションから、赤黄青と塗り分けられたどのキーをどの指で打つか、という決まりを覚え、「ame　ame　ame（雨雨雨）」とかの練習を繰り返した日々。
そのおかげで今でもパソコンの入力はキーボードを見なくても打てるタイピングタッチができます。
アメリカに留学したときは、授業のレポートをコンピュータで作成して提出するという課題もお陰様で（入力するという点においては）難なくこなせました。
何事も無駄な苦労、経験はありませんね。

さて、この映画。
本編に入る前の導入部分のイラストや音楽からすでにフランスの雰囲気が漂い、ストーリーの中に登場する街の様子や女性たちのファッションも楽しめるオシャレなフランス映画です。


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タグ：フランス映画 パリ

コメント 4

いっこさん、日曜日ゆっくりしていますか？
この映画は、まだパリでは公開になっていませんねえ。。
そう言えば、女子大生だった頃、英文科ではタイプを打つ音がずっと続いていました。あの頃、まだパソコンじゃなかったですよね。
私は働き始めてからタイピングの指の訓練を、何故か家で自然に覚えてしまい、、その後の会社の資料作成などでやはり役に立ちました。
私も画面を見たまま打てます。
タイプで思い出したのは、ウッディ アレンが今だに自分が若い頃から使っているタイプライターでシナリオ作成などしていること。伝記映画の中で披露していたのですが、何処に旅しても持参していて、逆にあの打つ音がまたいいなあ、と観たのを思い出しました。
by ラパン (2013-09-15 16:33) 

のんだくれ女子会、楽しそうでしたねぇ～（笑）
今日の映画、可愛い！！
いつまでも、こーゆーかわいらしさを心がけたいものです。
最近、おしゃれが縁遠いもので（涙）

それにしても台風、心配ですね
石川もだいぶ雨が降るようで、埼玉は竜巻におびえつつ・・・・
おこもりなので『プロヴァンスの贈りもの』これから見ます。
映画って、ホントにいいですね（古っ）
by まるち (2013-09-16 09:54) 

★ラパンさん、タイプライターの存在を知り、経験もあるのも私たちの世代までかもしれませんね。携帯電話やパソコンですら、ハードキーではなくタッチパネル、ソフトキーになってきてますし。
そうやって、どんどんジェネレーションギャップを感じるものが増えていくのでしょうねぇ。
by いっこ (2013-09-16 11:21) 

★まるちさん、若くても年をとってもオシャレ（心も）忘れないようにしませんとね。

台風、お隣の福井県や石川県の加賀のほうは避難指示とか大変ですが、実家のほうは幸いにも大丈夫のようです。
それにしても、ゲリラ豪雨に数十年に一度という強烈な台風、異常気象もいい加減にしてほしいです。
by いっこ (2013-09-16 11:25)