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ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男 [シアター&シネマ]

角川シネマ有楽町で映画「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」を観てきました。

20181012 ボルグマッケンロー.jpg

正確無比なプレー、冷静沈着な立ち居振る舞いから"氷の男”と呼ばれたスウェーデン人テニス選手、ビヨン・ボルグ。

一方で、才能はあるものの、判定に納得がいかないと怒り狂って審判に暴言を吐き、コートに現れただけで観客からブーイングが起こるほどのバッシングを受けた“悪童”、アメリカ人選手、ジョン・マッケンロー。

二人の幼少の頃から、1980年のウィンブルドン決勝戦での伝説の対決までを描いた話。

1976年に20歳の若さで、テニスの聖地ウィンブルドンで初優勝を果たし、実力と人気を兼ね備えていたボルグの知られざる胸の内と過去。
プレッシャーのあまり、外出する時は帽子を目深にかぶり、カフェでは偽名を語って自らの存在を偽る。
また、貧しい家庭で育ち、プレーでうまくいかないとラケットを地面に叩きつけ、すぐにキレてしまう彼だったが、テニスの才能を見出されて世界で活躍する選手に育てられた。
(ボルグの少年時代を演じている少年が彼の実の息子)

一方で、感情をコントロールできないまま大人になってしまったけれど、尊敬する父親(弁護士)に認められたい健気な思いでテニスに打ち込むマッケンロー。
ボルグのウィンブルドン5連覇を阻止するかも、と期待されつつも、記者会見ではテニスのことは一切質問されずヤンチャな立ち居振る舞いについてばかり聞かれてウンザリ。
密かに心の内で闘志を燃やす。
(早くに引退し表舞台にほとんど姿を現さないボルグと違い、ウィンブルドンの解説などで声を聞く機会があるマッケンロー。まるで別人のような落ち着きぶり)

マッケンローの傍若無人な態度にかつての自分の姿を見るボルグ。
いつも冷静さを保っている3歳年上のボルグの姿に憧れの念を抱くマッケンロー。

タイブレークが続き3時間55分の名勝負の末、ボルグが5連覇を達成した試合の再現は見事。
そして、試合後、それぞれの目的地に向かうため空港にいたところ、偶然にお互いを見つけ、どちらからともなく近づき、ハグする。
正反対のように見え実は似ているところをお互いに見出し、尊敬し合っている心温まるラストシーンまで、スクリーンから目が離せませんでした。

監督:ヤヌス・メッツ
出演:スベリル・グドナソン(ボルグ) 本人とソックリな容姿に驚き
   シャイア・ラブーフ(マッケンロー)

原題:Borg/McEnroe
2017年、スウェーデン・デンマーク・フィンランド合作、英語・スウェーデン語、108分

二人のことも、先日観た映画のキング夫人など、テニスの往年のプレイヤーについては、少女漫画『エースをねらえ』で学習。
『ベルばら』もそうだけど、マンガを通じて歴史やスポーツを学ぶことって多かったな。
漫画の国、ニッポン。
もっと教育にマンガを活用してもいいかも。(もうしてる?)


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