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セーヴル、創造の300年 [アート&デザイン]

東京ミッドタウン内のサントリー美術館で六本木開館10周年記念展「フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年」を観てきました。

20180106 サーヴル、創造の300年.jpg

上:マリー・アントワネットのための乳房のボウル(ランブイエの酪農場のためのセルヴィスより)ルイ・シモン・ボワゾ、ジャン=ジャック・ラグルネ、1787-88年
中:壺「ポプリ・エベール」
 フォルム:ジャン=クロード・デュプレシ(父)、装飾:ジャン=ジャック・バシュリエ、1757年
下:「ゴールデン・スピリット」草間彌生、2005年

1740年、パリ東端のヴァンセンヌに誕生した軟質磁器工房は、フランス王ルイ15世の庇護を受けてパリ西端のセーヴルへ移転し、王立の磁器製作所に成長しました。

本展は、セーヴル陶磁都市(=国立セーヴル磁器製作所と国立セーヴル陶磁美術館が統合され、2010年に誕生した新組織)の所蔵する名品・優品を通じて、約300年に及ぶ歴史から、18世紀、19世紀、アール・ヌーヴォーとアール・デコ、1960年代~現在、各期を紹介しています。

会場構成。
第1章 18世紀のセーヴル
精巧な絵付けがされたカップとソーサーがいろいろ。

第2章 19世紀のセーヴル
美しい絵が描かれたデザート皿など。

第3章 20世紀のセーヴル
セーヴル史上初めて外国人の協力芸術家として受け入れたのは、日本の彫刻家・沼田一雅(1873-1954)

「象とねずみ」1906年、硬質磁器
20180106 サーヴル、創造の300年1.jpg

第4章 現代のセーヴル 1960-2016
現在も日本の著名な芸術家・デザイナーとのコラボレーションは続いています。
草間彌生の他、深澤直人がパリの地下鉄のタイルからヒントを得た「メトロの壺」(2010年、新硬質磁器)、佐藤ナオキ率いるデザインオフィスnendoの花器「Sakura」(2016年、新硬質磁器)、友禅作家・森口邦彦の「実り」文様(=三越の包装紙の柄)のカップとソーサー(2016年、硬質磁器)。

印象に残ったのは色。
濃いブルー、セルリアンブルーのような明るいブルー、白を混ぜたような優しいパープルやグリーンなど。気品を感じます。


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タグ:陶磁器
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