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イメージの力 国立民族学博物館コレクションにさぐる [アート&デザイン]

六本木アートナイトが行われた4月19日、入場無料の国立新美術館へ行ってきました。
「イメージの力 国立民族学博物館コレクションにさぐる」を見るためです。

20140419 イメージの力.JPG
神像付きの椅子「カワ・トゥギトゥ」
民族:イアトムル 国名:パプアニューギニア 1988年収集

まずは会場に入った瞬間から度胆を抜かれる。
上↑の写真のような、全長の半分が顔という巨大な神像(高さ約2mの木造の椅子)が三体、正面を向いて来場者を迎えているのです。
まるで、未開の村に迷い込んだ侵入者を威嚇しているかのような威厳。

怖さから逃れるように会場の中に歩を進めると、今度は四方八方から視線を感じる。
360度、壁一面に顔・顔・顔。
世界各地の仮面、お面の視線が展示室の中心に向かっています。
またしても怖~

冒頭からこんな感じで圧倒的な迫力、生命力に威圧されます。

会場構成は次のとおり。

プロローグ 視線のありか (仮面の展示室)

第1章 みえないもののイメージ
1-1 ひとをかたどる、神がみをかたどる (精霊像、神像、人形など)
1-2 時間をかたどる (ストーリー・ボード、砂絵マンダラ など)

第2章 イメージの力学
2-1 光の力、色の力 (頭飾り、お守り など)
2-2 高みとつながる (墓標、トーテム・ポール、葬送用の柱 など)

第3章 イメージとたわむれる
櫂、樹皮画、各地のカラフルな帽子 など

第4章 イメージの翻訳
4-1 ハイブリッドな造形 (イカや飛行機などの形をした棺桶、床屋用看板 など)
4-2 消費されるイメージ (スチール缶などを材料にした玩具 など)

エピローグ 見出されたイメージ
投擲用ナイフ、農具、漁具 など

国立新美術館の広くて天井の高いホワイトキューブを最大限に生かした展示方法。

大阪にある国立民族学博物館は以前から一度行きたかった場所だったのだけど、ロケーションが少し離れているので、行くのが少し面倒。
今回のように膨大なコレクションから選りすぐりの品を見られる機会はありがたい。

なかなか見ごたえのある展示でした。
これは是非見たほうがいいと思う。(子ども連れにもおすすめ)


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タグ:民族学
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