フォスター+パートナーズ展 都市と建築のイノベーション [建築&インテリア]
六本木ヒルズ(森タワー52階)の森美術館で「フォスター+パートナーズ展 都市と建築のイノベーション」を観てきました。
建築家ノーマン・フォスター(マンチェスター生まれ)によって1967年に設立されたフォスター+パートナーズ。
世界45か国で300のプロジェクトを遂行している国際的な建築設計組織です。
彼らが一貫して追求しているテーマは「伝統と未来」「人間と環境」
本展は、約50のプロジェクトを模型、映像、CG、家具、プロダクト、図面、スケッチなど膨大な資料を通して、その半世紀におよぶ設計活動を総合的に紹介する日本初の大規模展覧会。
会場構成。
1 フォスター+パートナーズを支える建築思想
2 空間から環境へ フォスター+パートナーズのデザインプロセス
3 都市と建築のイノベーション 未来のライフスタイルを発想する
大英博物館、グレートコート 1994-2000年 ロンドン(英)
ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク 1992-1999年、ベルリン(独)
こういうオフィスから革新的なアイデアが生まれています。
★2016アート鑑賞カウント 12★
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建築家ノーマン・フォスター(マンチェスター生まれ)によって1967年に設立されたフォスター+パートナーズ。
世界45か国で300のプロジェクトを遂行している国際的な建築設計組織です。
彼らが一貫して追求しているテーマは「伝統と未来」「人間と環境」
本展は、約50のプロジェクトを模型、映像、CG、家具、プロダクト、図面、スケッチなど膨大な資料を通して、その半世紀におよぶ設計活動を総合的に紹介する日本初の大規模展覧会。
会場構成。
1 フォスター+パートナーズを支える建築思想
2 空間から環境へ フォスター+パートナーズのデザインプロセス
3 都市と建築のイノベーション 未来のライフスタイルを発想する
大英博物館、グレートコート 1994-2000年 ロンドン(英)
ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク 1992-1999年、ベルリン(独)
こういうオフィスから革新的なアイデアが生まれています。
★2016アート鑑賞カウント 12★
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タグ:建築
フランク・ゲーリー パリーフォンダシオン ルイ・ヴィトン建築展 [建築&インテリア]
ルイ・ヴィトン表参道ビル7階のギャラリースペースESPACE LOUIS VUITTONで開催中の「フランク・ゲーリー パリーフォンダシオン ルイ・ヴィトン建築展」を観てきました。
2014年にパリの西、ブローニュの森の中に作られた文化・芸術複合施設「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」
建築家フランク・ゲーリーの設計によるもの。
この建築プロジェクトのプロセスをゲーリーのスケッチから、彼が「フランスの深遠な文化的使命を象徴する壮大な船」と形容する建物の縮尺模型、完成した建物空間をドローンで撮影したビデオ映像など、構想から完成に至るまでの全貌を見ることができます。
セクションタイトルは次のとおり。
歴史、プログラム、設計、内部空間、ガラスの帆、氷山(アイスバーグ)
東京ミッドタウンの21_21 Design Sightで開催中の「建築家 フランク・ゲーリー展」と合わせて見ると一層面白い。
建物の外壁に取り付けられているロゴもゲーリーのデザイン
今年は他にイギリスの建築家グループ、フォスター・アンド・パートナーズの企画展もあるので楽しみ。
★2016アート鑑賞カウント 2★
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2014年にパリの西、ブローニュの森の中に作られた文化・芸術複合施設「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」
建築家フランク・ゲーリーの設計によるもの。
この建築プロジェクトのプロセスをゲーリーのスケッチから、彼が「フランスの深遠な文化的使命を象徴する壮大な船」と形容する建物の縮尺模型、完成した建物空間をドローンで撮影したビデオ映像など、構想から完成に至るまでの全貌を見ることができます。
セクションタイトルは次のとおり。
歴史、プログラム、設計、内部空間、ガラスの帆、氷山(アイスバーグ)
東京ミッドタウンの21_21 Design Sightで開催中の「建築家 フランク・ゲーリー展」と合わせて見ると一層面白い。
建物の外壁に取り付けられているロゴもゲーリーのデザイン
今年は他にイギリスの建築家グループ、フォスター・アンド・パートナーズの企画展もあるので楽しみ。
★2016アート鑑賞カウント 2★
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タグ:建築
建築家フランク・ゲーリー展 I Have an Idea [建築&インテリア]
東京ミッドタウン・ガーデン内21_21 Design Sightで開催中の「建築家フランク・ゲーリー展 I Have an Idea」を観てきました。
(2015年10月16日~2016年2月7日)
世界的に活躍する建築家フランク・ゲーリー(Frank Gehry、1929年トロント生まれ)
独創的な建築作品を生み出し、1989年にプリツカー賞を受賞、イェール大学とハーバード大学の客員教授でもある。
「建築」「人」「技術」の三つの視点から、彼の「アイデア」に焦点をあてる展覧会。
アイデアが生まれる背景や完成までのプロセスを、多くの模型をもとに紹介するもの。
「やりたいのは、新しいアイデアを生むことだけ。たった一人で新しい模型をつくり続けたい。」
フランク・ゲーリー
会場構成は次のとおり。
1 ゲーリーのマスターピース
3つの代表作品、ビルバオ・グッゲンハイム美術館(スペイン・ビルバオ)、ウォルト・ディズニー・コンサートホール(アメリカ・ロサンゼルス)、ルイ・ヴィトン財団(フランス・パリ)をプロジェクションする映像
2 ゲーリー・ルーム
ロサンゼルスにある事務所のミーティング・ルームにある彼のアイデアを形にする試行錯誤の様子
ゲーリーの自宅
3 アイデアの進展
設計の初期段階で三次元的なモノ(木製ブロック、ボール紙、薄紙など)を多く利用して検討する
4 アイデアの実現
手作業で検討したあと、デジタル・テクノロジーを活用してコスト管理も含め完成にまで導く
ゲーリーがデザインした椅子
5 ゲーリーのシークレット
魚に興味を抱き続けるゲーリーは、1980年代初めに魚やヘビのかたちをしたランプをデザインした
パリのルイ・ヴィトン財団(Fondation Louis Vuitton)の建築模型
私がゲーリーの建築を実際に見たのはドイツ・デュッセルドルフ。
いつか、ビルバオやパリでも彼の作品を見たい。
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(2015年10月16日~2016年2月7日)
世界的に活躍する建築家フランク・ゲーリー(Frank Gehry、1929年トロント生まれ)
独創的な建築作品を生み出し、1989年にプリツカー賞を受賞、イェール大学とハーバード大学の客員教授でもある。
「建築」「人」「技術」の三つの視点から、彼の「アイデア」に焦点をあてる展覧会。
アイデアが生まれる背景や完成までのプロセスを、多くの模型をもとに紹介するもの。
「やりたいのは、新しいアイデアを生むことだけ。たった一人で新しい模型をつくり続けたい。」
フランク・ゲーリー
会場構成は次のとおり。
1 ゲーリーのマスターピース
3つの代表作品、ビルバオ・グッゲンハイム美術館(スペイン・ビルバオ)、ウォルト・ディズニー・コンサートホール(アメリカ・ロサンゼルス)、ルイ・ヴィトン財団(フランス・パリ)をプロジェクションする映像
2 ゲーリー・ルーム
ロサンゼルスにある事務所のミーティング・ルームにある彼のアイデアを形にする試行錯誤の様子
ゲーリーの自宅
3 アイデアの進展
設計の初期段階で三次元的なモノ(木製ブロック、ボール紙、薄紙など)を多く利用して検討する
4 アイデアの実現
手作業で検討したあと、デジタル・テクノロジーを活用してコスト管理も含め完成にまで導く
ゲーリーがデザインした椅子
5 ゲーリーのシークレット
魚に興味を抱き続けるゲーリーは、1980年代初めに魚やヘビのかたちをしたランプをデザインした
パリのルイ・ヴィトン財団(Fondation Louis Vuitton)の建築模型
私がゲーリーの建築を実際に見たのはドイツ・デュッセルドルフ。
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タグ:建築
内田繁 装飾の今日 [建築&インテリア]
西麻布のギャラリー ル・ベイン(le bain)で開催中(2015年10月20日~11月1日)の「内田繁 装飾の今日」を観てきました。
ル・ベインからは定期的に展示会の案内が届くので、気になる展示があると出かけています。
今回は展示ではなく、併設のshop MITATEに買い物に行ったときに偶然この展示に出会いました。
奥の赤い木は「Glass Tree」、手前の青いテーブルは「LAND TABLE”AOMORI”」
他にシンプルな飾り棚Kobo Shelf、カラフルなフレームSophistecated Ladyなど。
屋外に展示されている写真の作品を眺めていたら、展示会関係者とお話をし終わった内田さんご本人が話しかけてくださった。
「これ何かわかる?」と気さくに。
ちょっと近くに来たから、というようなリラックスした格好(赤系のチェックのシャツに青のダウンベスト)でしたがオシャレ~
以前に内田さんがインテリアデザインをされた門司港ホテルに泊まったことがあることを思い出しました。
思いがけない出会いに感激。
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ル・ベインからは定期的に展示会の案内が届くので、気になる展示があると出かけています。
今回は展示ではなく、併設のshop MITATEに買い物に行ったときに偶然この展示に出会いました。
奥の赤い木は「Glass Tree」、手前の青いテーブルは「LAND TABLE”AOMORI”」
他にシンプルな飾り棚Kobo Shelf、カラフルなフレームSophistecated Ladyなど。
屋外に展示されている写真の作品を眺めていたら、展示会関係者とお話をし終わった内田さんご本人が話しかけてくださった。
「これ何かわかる?」と気さくに。
ちょっと近くに来たから、というようなリラックスした格好(赤系のチェックのシャツに青のダウンベスト)でしたがオシャレ~
以前に内田さんがインテリアデザインをされた門司港ホテルに泊まったことがあることを思い出しました。
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東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂 [建築&インテリア]
文京区関口にある東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂に行ってきました。
建築関係の雑誌で紹介されていて、以前から見てみたいと思っていた建築物。
上から見ると十字架の形になっているようです。
建物内部は写真撮影不可。素敵だったのに残念。
(外国人は注意書きを見ていないのか、知っているけど無視なのかパチパチ撮ってたけど)
ルルドの洞窟。
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建築関係の雑誌で紹介されていて、以前から見てみたいと思っていた建築物。
上から見ると十字架の形になっているようです。
建物内部は写真撮影不可。素敵だったのに残念。
(外国人は注意書きを見ていないのか、知っているけど無視なのかパチパチ撮ってたけど)
ルルドの洞窟。
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アール・デコの邸宅美術館 [建築&インテリア]
今夜は東京都庭園美術館の夜間鑑賞♪
「アール・デコの邸宅美術館 建築をみる2015+ART DECO COLLECTORS」を観てきました。
1925年にパリで開かれたアール・デコ博覧会を訪れた朝香宮夫妻は、コレクター館(フランスの装飾家アール・デコの作家たちが結集して創り上げた空間)をはじめ、さまざまなパヴィリオンを見学し、日本に実際に住まうための"アール・デコの邸宅"を築くことを思いつき、博覧会から8年後の1933年、白金の地に朝香宮邸(現・東京都て院美術館本館)を建てた。
その建築には、アンリ・ラパンやルネ・ラリックといったフランスのデザイナーや工芸作家、日本の皇室建築家集団である宮内省内匠(たくみ)寮の技師や職人など、日仏のアーティスト・職人が協働して関わった。
本館1階は来客をもてなすパブリックスペース。
大客室
大食堂
2階への階段
上がった広間
本館2階は宮家の人々が生活するプライベートスペース。
市松模様の床のベランダ。
エドバー・ブラントの衝立(1920年代)イセ文化財団所蔵
スー・エ・マール社 ソファと椅子(1923年頃)
グスタフ・ベッカー社 テーブルクロック(1910年頃)
2014年に竣工した新館。
昼の明るさの中とは違い、夜のほうが照明が幻想的でさらに良い。
門扉もアート。
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「アール・デコの邸宅美術館 建築をみる2015+ART DECO COLLECTORS」を観てきました。
1925年にパリで開かれたアール・デコ博覧会を訪れた朝香宮夫妻は、コレクター館(フランスの装飾家アール・デコの作家たちが結集して創り上げた空間)をはじめ、さまざまなパヴィリオンを見学し、日本に実際に住まうための"アール・デコの邸宅"を築くことを思いつき、博覧会から8年後の1933年、白金の地に朝香宮邸(現・東京都て院美術館本館)を建てた。
その建築には、アンリ・ラパンやルネ・ラリックといったフランスのデザイナーや工芸作家、日本の皇室建築家集団である宮内省内匠(たくみ)寮の技師や職人など、日仏のアーティスト・職人が協働して関わった。
本館1階は来客をもてなすパブリックスペース。
大客室
大食堂
2階への階段
上がった広間
本館2階は宮家の人々が生活するプライベートスペース。
市松模様の床のベランダ。
エドバー・ブラントの衝立(1920年代)イセ文化財団所蔵
スー・エ・マール社 ソファと椅子(1923年頃)
グスタフ・ベッカー社 テーブルクロック(1910年頃)
2014年に竣工した新館。
昼の明るさの中とは違い、夜のほうが照明が幻想的でさらに良い。
門扉もアート。
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タグ:アール・デコ
JAPAN ARCHITECTS 1945-2010 [建築&インテリア]
金沢21世紀美術館で開催中の開館10周年記念特別展「ジャパン・アーキテクツ 1945-2010」と「3.11以後の建築」を観てきました。
「ジャパン・アーキテクツ 1945-2010」は、戦後の日本において大きな役割を果たしてきた日本の建築家たちによる150以上のプロジェクトを考察し、戦後日本建築史を紹介するもの。
6つのセクションに分け、各セクションのコンセプトに対応するカラー・コードを用い、戦後日本建築を読み解いていきます。
建築模型や設計図など、多数の資料展示は専門家にとってはきっと学習材料としても貴重なはず。
残念ながら私には専門的なことはわからず、どちらかと言うとアートとして見てしまいますが。
各セクションの構成と展示されている建築家は次のとおり。
第1セクション:黒 ―絶えざる破壊と再生、陰翳あるいは闇
一木努コレクションを用いた鈴木了二によるインスタレーション
第2セクション:ダーク・グレー ―都市と国土のヴィジョン
前川國男、坂倉準三、増沢洵、吉阪隆正、白井晟一、アントニン・レーモンド、大江宏、吉村順三、村野藤吾
第3セクション:ライト・グレー ―新しい日本建築
谷口吉郎、前川國男、菊竹清訓、増沢洵、海老原一郎、吉阪隆正、白井晟一、坂倉準三、磯崎新、大高正人、アントニン・レーモンド、日建設計、渡邊洋治、丹下健三
第4セクション:カラー ―メタボリズム、万博、新たなヴィジョン
4a:丹下健三、菊竹清訓、黒川紀章、槇文彦、大高正人、大谷幸夫、磯崎新、大江宏、渡邊洋治、内田祥哉、高橋靗一/第一工房
4b:伊坂芳太良、丹下健三、磯崎新、黒川紀章、前川國男、大谷幸夫、村田豊、菊竹清訓、山下和正、横尾忠則
4c:磯崎新、重田良一、六角鬼丈、石山修武、毛綱毅曠、林雅子、倉本龍彦、渡邊洋治、山下和正
第5セクション:ノン・カラー ―消滅の建築
相田武文、長谷川逸子、早川邦彦、藤井博巳、谷口吉生、坂本一成、伊東豊雄、山本理顕、篠原一男、北川原温、水谷頴介、高月昭子、毛綱毅曠、東孝光、鈴木恂、安藤忠雄、鈴木了二、高松伸、槇文彦、磯崎新
第6セクション:白 ―還元から物語へ
青木淳、アトリエ・ワン+東京工業大学塚本研究室、石上純也、伊東豊雄、乾久美子、遠藤秀平、隈研吾、佐藤光彦、妹島和世+西沢立衛/SANAA、髙﨑正治、市川創太/ダブルネガティヴアーキテクチャー、武井誠+鍋島千恵/TNA、手塚貴晴/手塚由比、内藤廣、中村拓志、永山祐子、西沢立衛、坂茂、平田晃久、藤本壮介、藤森照信、みかんぐみ、山下保博/アトリエ・天工人、渡辺誠
一方、「3.11以後の建築」では、2011年3月11日に起きた東日本大震災の津波による破壊、原発事故がもたらした惨事に対して、環境やエネルギーとの関係に配慮した設計が従来にも増して求められるようになったことに、建築家がどのような役割を果たし、どのような未来を描こうとしているのか、25組の建築家の取り組みが紹介されています。
会場構成は次のとおり。
1 みんなの家
2 災害後に活動する
3 エネルギーを考える
4 使い手とつくる
5 地域資源を見直す
6 住まいをひらく
7 建築家の役割を広げる
先日、近所の聖坂で見かけた「蟻鱒鳶ル」も紹介されていました。
http://ikkosan-tokyo3.blog.so-net.ne.jp/2014-12-06-2
建築つながりで、同時開催されているのが「犬のための建築」展
ただし、動物の建築ではなく、動物愛護のプロジェクトでもありません。
「犬」は普遍的なプラットフォームだそうです。
もしも人間の尺度を超えて環境を仮想するとしたら、それはどんなものだろうか、というのがテーマのようです。
前日からの雪で一面真っ白。さらに降り続ける雪。
この美術館を設計したSANAA(妹島和世+西沢立衛)のインスタレーション「無重力性と透明性」(2002年、アクリル)
ウサギの耳みたいな椅子もSANAAのデザイン
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「ジャパン・アーキテクツ 1945-2010」は、戦後の日本において大きな役割を果たしてきた日本の建築家たちによる150以上のプロジェクトを考察し、戦後日本建築史を紹介するもの。
6つのセクションに分け、各セクションのコンセプトに対応するカラー・コードを用い、戦後日本建築を読み解いていきます。
建築模型や設計図など、多数の資料展示は専門家にとってはきっと学習材料としても貴重なはず。
残念ながら私には専門的なことはわからず、どちらかと言うとアートとして見てしまいますが。
各セクションの構成と展示されている建築家は次のとおり。
第1セクション:黒 ―絶えざる破壊と再生、陰翳あるいは闇
一木努コレクションを用いた鈴木了二によるインスタレーション
第2セクション:ダーク・グレー ―都市と国土のヴィジョン
前川國男、坂倉準三、増沢洵、吉阪隆正、白井晟一、アントニン・レーモンド、大江宏、吉村順三、村野藤吾
第3セクション:ライト・グレー ―新しい日本建築
谷口吉郎、前川國男、菊竹清訓、増沢洵、海老原一郎、吉阪隆正、白井晟一、坂倉準三、磯崎新、大高正人、アントニン・レーモンド、日建設計、渡邊洋治、丹下健三
第4セクション:カラー ―メタボリズム、万博、新たなヴィジョン
4a:丹下健三、菊竹清訓、黒川紀章、槇文彦、大高正人、大谷幸夫、磯崎新、大江宏、渡邊洋治、内田祥哉、高橋靗一/第一工房
4b:伊坂芳太良、丹下健三、磯崎新、黒川紀章、前川國男、大谷幸夫、村田豊、菊竹清訓、山下和正、横尾忠則
4c:磯崎新、重田良一、六角鬼丈、石山修武、毛綱毅曠、林雅子、倉本龍彦、渡邊洋治、山下和正
第5セクション:ノン・カラー ―消滅の建築
相田武文、長谷川逸子、早川邦彦、藤井博巳、谷口吉生、坂本一成、伊東豊雄、山本理顕、篠原一男、北川原温、水谷頴介、高月昭子、毛綱毅曠、東孝光、鈴木恂、安藤忠雄、鈴木了二、高松伸、槇文彦、磯崎新
第6セクション:白 ―還元から物語へ
青木淳、アトリエ・ワン+東京工業大学塚本研究室、石上純也、伊東豊雄、乾久美子、遠藤秀平、隈研吾、佐藤光彦、妹島和世+西沢立衛/SANAA、髙﨑正治、市川創太/ダブルネガティヴアーキテクチャー、武井誠+鍋島千恵/TNA、手塚貴晴/手塚由比、内藤廣、中村拓志、永山祐子、西沢立衛、坂茂、平田晃久、藤本壮介、藤森照信、みかんぐみ、山下保博/アトリエ・天工人、渡辺誠
一方、「3.11以後の建築」では、2011年3月11日に起きた東日本大震災の津波による破壊、原発事故がもたらした惨事に対して、環境やエネルギーとの関係に配慮した設計が従来にも増して求められるようになったことに、建築家がどのような役割を果たし、どのような未来を描こうとしているのか、25組の建築家の取り組みが紹介されています。
会場構成は次のとおり。
1 みんなの家
2 災害後に活動する
3 エネルギーを考える
4 使い手とつくる
5 地域資源を見直す
6 住まいをひらく
7 建築家の役割を広げる
先日、近所の聖坂で見かけた「蟻鱒鳶ル」も紹介されていました。
http://ikkosan-tokyo3.blog.so-net.ne.jp/2014-12-06-2
建築つながりで、同時開催されているのが「犬のための建築」展
ただし、動物の建築ではなく、動物愛護のプロジェクトでもありません。
「犬」は普遍的なプラットフォームだそうです。
もしも人間の尺度を超えて環境を仮想するとしたら、それはどんなものだろうか、というのがテーマのようです。
前日からの雪で一面真っ白。さらに降り続ける雪。
この美術館を設計したSANAA(妹島和世+西沢立衛)のインスタレーション「無重力性と透明性」(2002年、アクリル)
ウサギの耳みたいな椅子もSANAAのデザイン
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タグ:建築
建築ウォッチング ~目黒~ [建築&インテリア]
ザハ・ハディド展 [建築&インテリア]
初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の「ザハ・ハディド展」を観てきました。
新国立競技場のデザインイメージ
ザハ・ハディド(Zaha Hadid、1950-)を知ったのは2007年11月にロンドンのDesign Museumで企画展を見たことから。
彼女はこれまで数々の国際コンペティションで勝利するものの、その設計が当時の施工技術や建築思考に収まらない前衛的なものであったため、実際に建てられることはなく「アンビルト(unbuilt)の女王」の異名が付いたそうです。
そんな彼女の建築家としての30年の軌跡を追う展覧会。
上段 左:新国立競技場、東京、2012- 右:ザハ・ハディド
下段 左から:
ヴィトラ社消防所、ヴァイル・アム・ライン、1991-93竣工
ヘイダル・アリエフ・センター、バクー、2007-12竣工
ザ・ピーク、香港、1982-83(未建設)
ムーンスーン・レストラン(内装)、札幌、1989-90完成
展覧会の会場構成は次のとおり。
1.アンビルトの時代/日本との関わり
イラクの進歩的な家庭に生まれたザハ。多様な文化的背景をもつ人々と交流しながら少女時代を過ごし、ベイルートの大学で数学を学ぶ。
1972年に渡英し、幼いころからの夢であった建築家を目指す。
1980年に独立後、国際コンペティションで勝利し、世界的な注目を集めるようになりながら、そのプロジェクトは計画途中で中止となり、10年以上も実作に恵まれなかった。この期間、建築と都市に関する膨大なリサーチと実験を繰り返した。
札幌のレストラン(↑のムーンスーン)の内装がキャリア初の実現プロジェクトとなった。
2.三次元を操る/形にこめられた意志
1993年、ヴィトラ社消防所(↑下段左)が竣工を迎えたプロジェクト。
コンピュータによる三次元解析、施工技術の進歩や建築の新しい姿を求める人々によってようやくザハの設計が実現することになり、現在も世界各地で複数のプロジェクトが進行中。
時代がやっと彼女の思考に追いついてきたということでしょうか。
3.シームレスな思考/プロダクトから都市計画まで
彼女のデザインは巨大な建物、都市計画といった大規模プロジェクトのみならず、カトラリーや家具、照明器具、アクセサリーなどのプロダクトにも至ります。
ある時は流線形、ある時は直線的なデザイン。
建築物にしても洋服などにしても、そのデザインを実際に形にする際、素材選びやパターンをおこす(サイズや形を決める)人の技量が左右すると思います。
建築の場合、人がそこで生活するので命にもかかわるから見た目だけでなく、強度や居住性なども重要。
私がアメリカに留学していた頃、ルームメイトが建築を専攻していたので(今はバンコクで建築のプロジェクト・マネジャー)、竹ヒゴや石膏でデザイン模型を作ったり、コンクリートの強度試験をしたという話を聞いたりしていたので、私も知らず知らずのうちに建築に興味を持つようになったのかもしれません。
4.<新国立競技場>で目指すもの
2020年東京オリンピックの会場にもなる新国立競技場。国際デザイン・コンクールで最優秀賞に選ばれたザハの設計案が採択された後、景観や建設費用などの面でさまざまな議論が行なわれています。
果たして実際に建設が完成するのか?
会場内では彼女の精緻な手書きドローイングやプロジェクトの模型、完成した建築物を紹介する映像、新国立競技場のCGや模型などが展示されており、それ自体がスケールが大きい。
【同時開催】
「不可視のヴェール ー高畠依子の絵画」
まるでキャンバスに毛糸で立体的に刺繍したかのように見える絵画。実は、絵具を糸のように細く絞り出して描く独自の技法。
収蔵品展「抽象の楽しみ 寺田コレクションより」
私の好きなアーティスト、李禹煥(Lee Ufan)の作品もあった。
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新国立競技場のデザインイメージ
ザハ・ハディド(Zaha Hadid、1950-)を知ったのは2007年11月にロンドンのDesign Museumで企画展を見たことから。
彼女はこれまで数々の国際コンペティションで勝利するものの、その設計が当時の施工技術や建築思考に収まらない前衛的なものであったため、実際に建てられることはなく「アンビルト(unbuilt)の女王」の異名が付いたそうです。
そんな彼女の建築家としての30年の軌跡を追う展覧会。
上段 左:新国立競技場、東京、2012- 右:ザハ・ハディド
下段 左から:
ヴィトラ社消防所、ヴァイル・アム・ライン、1991-93竣工
ヘイダル・アリエフ・センター、バクー、2007-12竣工
ザ・ピーク、香港、1982-83(未建設)
ムーンスーン・レストラン(内装)、札幌、1989-90完成
展覧会の会場構成は次のとおり。
1.アンビルトの時代/日本との関わり
イラクの進歩的な家庭に生まれたザハ。多様な文化的背景をもつ人々と交流しながら少女時代を過ごし、ベイルートの大学で数学を学ぶ。
1972年に渡英し、幼いころからの夢であった建築家を目指す。
1980年に独立後、国際コンペティションで勝利し、世界的な注目を集めるようになりながら、そのプロジェクトは計画途中で中止となり、10年以上も実作に恵まれなかった。この期間、建築と都市に関する膨大なリサーチと実験を繰り返した。
札幌のレストラン(↑のムーンスーン)の内装がキャリア初の実現プロジェクトとなった。
2.三次元を操る/形にこめられた意志
1993年、ヴィトラ社消防所(↑下段左)が竣工を迎えたプロジェクト。
コンピュータによる三次元解析、施工技術の進歩や建築の新しい姿を求める人々によってようやくザハの設計が実現することになり、現在も世界各地で複数のプロジェクトが進行中。
時代がやっと彼女の思考に追いついてきたということでしょうか。
3.シームレスな思考/プロダクトから都市計画まで
彼女のデザインは巨大な建物、都市計画といった大規模プロジェクトのみならず、カトラリーや家具、照明器具、アクセサリーなどのプロダクトにも至ります。
ある時は流線形、ある時は直線的なデザイン。
建築物にしても洋服などにしても、そのデザインを実際に形にする際、素材選びやパターンをおこす(サイズや形を決める)人の技量が左右すると思います。
建築の場合、人がそこで生活するので命にもかかわるから見た目だけでなく、強度や居住性なども重要。
私がアメリカに留学していた頃、ルームメイトが建築を専攻していたので(今はバンコクで建築のプロジェクト・マネジャー)、竹ヒゴや石膏でデザイン模型を作ったり、コンクリートの強度試験をしたという話を聞いたりしていたので、私も知らず知らずのうちに建築に興味を持つようになったのかもしれません。
4.<新国立競技場>で目指すもの
2020年東京オリンピックの会場にもなる新国立競技場。国際デザイン・コンクールで最優秀賞に選ばれたザハの設計案が採択された後、景観や建設費用などの面でさまざまな議論が行なわれています。
果たして実際に建設が完成するのか?
会場内では彼女の精緻な手書きドローイングやプロジェクトの模型、完成した建築物を紹介する映像、新国立競技場のCGや模型などが展示されており、それ自体がスケールが大きい。
【同時開催】
「不可視のヴェール ー高畠依子の絵画」
まるでキャンバスに毛糸で立体的に刺繍したかのように見える絵画。実は、絵具を糸のように細く絞り出して描く独自の技法。
収蔵品展「抽象の楽しみ 寺田コレクションより」
私の好きなアーティスト、李禹煥(Lee Ufan)の作品もあった。
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タグ:建築
三田・聖坂の面白ビル [建築&インテリア]
芝浦ウォーターフロントへのウォーキングの途中、三田の聖坂で不思議な建設中の建物を発見。
なんか、普通の建築物とは違う趣きが気になる。
看板には「アリマストンビル現場」とあるが、別の看板には「蟻鱒鳶ル」とも。ますます変わっている。
なんでも、岡啓輔という一級建築士資格をもった方が1500万円で土地を購入し、2005年に着工しセルフビルドのコンクリート造りのビルを建て始めたそうです。
金沢21世紀美術館でもつい最近プロジェクトを行ったとか。
これから聖坂を通る度に定点観測しなくちゃ。
ネットでの定点観測はこちらから。
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看板には「アリマストンビル現場」とあるが、別の看板には「蟻鱒鳶ル」とも。ますます変わっている。
なんでも、岡啓輔という一級建築士資格をもった方が1500万円で土地を購入し、2005年に着工しセルフビルドのコンクリート造りのビルを建て始めたそうです。
金沢21世紀美術館でもつい最近プロジェクトを行ったとか。
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