名和晃平 Foam [アート&デザイン]
金沢21世紀美術館で特別展示「名和晃平 Foam」を観てきました。
(2019年4月27日~8月25日、無料展示スペース)
ブルーライトの照明の薄暗い展示室内に泡と光のインスタレーション作品「Foam」
液体(中性洗剤?)のわずかな振幅と共に、次々と終わりなく湧き出る白い泡。
フワフワと浮遊するかのような小さな泡は、次第に寄り集まって泡の集合体(フォーム)となり、有機的な構造を自律的に形成してゆく様子を表現。
(写真撮影の限界。肉眼で見るほどには写りません)
泡は生成と消滅を繰り返す。
静寂の中で繰り返されるシンプルなプロセスをジーッと見ていたが、飽きなかった。
【おまけ】
同じく無料展示スペース、長期インスタレーションルームで展示されているのが「アペルト10 横山奈美 LOVEと私のメモリーズ」(2019年4月6日~6月30日)
近年、横山が精力的に取り組んでいる「愛とは何か」「美とは何か」というテーマと向き合った作品群(ネオンシリーズ、木炭ドローイングのシリーズなど)で構成されています。
最近の金沢21世紀美術館は観光地化してしまい、チケットを買うのだけでもすごい列でウンザリしてしまい、しばらく足が遠のいていました。
しかし、GW直後の週末は空いているに違いないとの予想通り、入館者は少なく、静かにゆったりと鑑賞することができました。
備忘メモ。
チケットは、館内のチケットカウンターよりもコンビニで購入して、来館したら展示室へ直行というのが効率的。
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(2019年4月27日~8月25日、無料展示スペース)
ブルーライトの照明の薄暗い展示室内に泡と光のインスタレーション作品「Foam」
液体(中性洗剤?)のわずかな振幅と共に、次々と終わりなく湧き出る白い泡。
フワフワと浮遊するかのような小さな泡は、次第に寄り集まって泡の集合体(フォーム)となり、有機的な構造を自律的に形成してゆく様子を表現。
(写真撮影の限界。肉眼で見るほどには写りません)
泡は生成と消滅を繰り返す。
静寂の中で繰り返されるシンプルなプロセスをジーッと見ていたが、飽きなかった。
【おまけ】
同じく無料展示スペース、長期インスタレーションルームで展示されているのが「アペルト10 横山奈美 LOVEと私のメモリーズ」(2019年4月6日~6月30日)
近年、横山が精力的に取り組んでいる「愛とは何か」「美とは何か」というテーマと向き合った作品群(ネオンシリーズ、木炭ドローイングのシリーズなど)で構成されています。
最近の金沢21世紀美術館は観光地化してしまい、チケットを買うのだけでもすごい列でウンザリしてしまい、しばらく足が遠のいていました。
しかし、GW直後の週末は空いているに違いないとの予想通り、入館者は少なく、静かにゆったりと鑑賞することができました。
備忘メモ。
チケットは、館内のチケットカウンターよりもコンビニで購入して、来館したら展示室へ直行というのが効率的。
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タグ:現代アート
大岩オスカール 光をめざす旅 [アート&デザイン]
金沢21世紀美術館で「大岩オスカール 光をめざす旅」を観てきました。
「光をめざす旅」部分、2018年、作家蔵
1965年にブラジルのサンパウロで日本人の両親のもとに生まれ、東京、ニューヨークと移動しながら制作を続ける大岩オスカール。
会場構成は次のとおり。
1.波に包まれるニューヨーク市
2.まとまらないアメリカ
3.旅人生
「男木ハウス1、2、3、5」2016年、作家蔵
「ゆ」2005年、作家蔵
「ライトラビット」「シャドウキャット」2008年、GALLERY CAPTION蔵
4.うまくいかない世の中
「渦」部分、2011年、作家蔵
右手前:「ライト・ファクトリー」2010年、作家蔵
奥上:「未来からの街」2008年、作家蔵
奥下:「過去からの街」2008年、作家蔵
5.光をめざして
6.希望をもって
「5つの巣」2012年、作家蔵
木の幹に作られた巣の中にリビングや寝室が見え、雄大な自然と人間のスケールの対比。
縦4.5メートル、横27メートルの壁面ドローイング「森」
2週間ほどかけて制作
ここにもシャドウキャットが出現。
彼の作品を初めて観たのは2010年に瀬戸内国際芸術祭の男木島での巨大壁面ドローイングでした。
その後、何かの展覧会で作品を見ることがありましたが、地元金沢で再び壁面ドローイングで再会。
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「光をめざす旅」部分、2018年、作家蔵
1965年にブラジルのサンパウロで日本人の両親のもとに生まれ、東京、ニューヨークと移動しながら制作を続ける大岩オスカール。
会場構成は次のとおり。
1.波に包まれるニューヨーク市
2.まとまらないアメリカ
3.旅人生
「男木ハウス1、2、3、5」2016年、作家蔵
「ゆ」2005年、作家蔵
「ライトラビット」「シャドウキャット」2008年、GALLERY CAPTION蔵
4.うまくいかない世の中
「渦」部分、2011年、作家蔵
右手前:「ライト・ファクトリー」2010年、作家蔵
奥上:「未来からの街」2008年、作家蔵
奥下:「過去からの街」2008年、作家蔵
5.光をめざして
6.希望をもって
「5つの巣」2012年、作家蔵
木の幹に作られた巣の中にリビングや寝室が見え、雄大な自然と人間のスケールの対比。
縦4.5メートル、横27メートルの壁面ドローイング「森」
2週間ほどかけて制作
ここにもシャドウキャットが出現。
彼の作品を初めて観たのは2010年に瀬戸内国際芸術祭の男木島での巨大壁面ドローイングでした。
その後、何かの展覧会で作品を見ることがありましたが、地元金沢で再び壁面ドローイングで再会。
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タグ:現代アート
金沢学 2019年5月講座「治療薬の今昔 ~加賀藩の研究を原点に~」 [学び&本]
先月から受講し始めた市民公開講座「金沢学」の5月講座。
今回のテーマは「治療薬の今昔 ~加賀藩の研究を原点に~」
講師は金沢大学 医薬保健研究域 薬学系 分子生薬学研究室(薬用植物園担当)の佐々木陽平 准教授。
生薬(しょうやく)は、自然界に存在する動物・植物・鉱物などの天然品をそのまま乾燥、水蒸気蒸留などの簡単な加工を施して薬用としたもの。
加賀七種のうち、地黄(ジオウ)を使って研究室の学生たちが作った地黄煎(苦甘い水飴)を試しになめさせてもらいました。
私も実際勘違いしていたのですが、漢方とは鍼灸や食養生も含めた医学を意味していて、もともと中国から伝わり、日本において発展してきた日本の伝統医学だそうです。
江戸時代後期(19世紀)、長崎から入ってきた西洋医学「蘭方」に対する呼び方として「漢方」と呼ぶようになったと言われています。
加賀藩ゆかりの漢方の歴史、高峰譲吉などの金沢ゆかりの漢方医学者の功績も紹介。
先月、金沢まち歩きをしていた時に偶然見つけた金沢大学医学部発祥の地(彦三種痘所跡地)
現在は生薬を支える薬草の約9割が中国などの海外産とのことで、佐々木准教授は石川県内で進めている生薬栽培を紹介し、生薬生産を復活させ石川県を「健康実践県」にしましょう!と、静かな語り口で熱い思いを語りました。
(北國新聞の記事)
5月下旬にかけて薬用植物園では芍薬(根が葛根湯などの生薬の原料になる)の花が見ごろとのことで一般公開もされるそうです。
【おまけ】
受講後は、一緒に受講している友人と広坂へ。
しいのき迎賓館で週末開催のイベント「スパイスと泡」で、香辛料のきいたおつまみ料理と地ビールを楽しみました。
暑かったから、ビールが美味しい~
後輩の弟さんが関わっている金澤ブルワリーも出店していて、米飴と水飴と生姜だけで製造した(麦芽不使用)のグルテンフリーのアルコール飲料「ジンジャリカ」を飲んでみましたが、生姜の爽やかさと程よい甘さが感じられる美味しい味わいでした。
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今回のテーマは「治療薬の今昔 ~加賀藩の研究を原点に~」
講師は金沢大学 医薬保健研究域 薬学系 分子生薬学研究室(薬用植物園担当)の佐々木陽平 准教授。
生薬(しょうやく)は、自然界に存在する動物・植物・鉱物などの天然品をそのまま乾燥、水蒸気蒸留などの簡単な加工を施して薬用としたもの。
加賀七種のうち、地黄(ジオウ)を使って研究室の学生たちが作った地黄煎(苦甘い水飴)を試しになめさせてもらいました。
私も実際勘違いしていたのですが、漢方とは鍼灸や食養生も含めた医学を意味していて、もともと中国から伝わり、日本において発展してきた日本の伝統医学だそうです。
江戸時代後期(19世紀)、長崎から入ってきた西洋医学「蘭方」に対する呼び方として「漢方」と呼ぶようになったと言われています。
加賀藩ゆかりの漢方の歴史、高峰譲吉などの金沢ゆかりの漢方医学者の功績も紹介。
先月、金沢まち歩きをしていた時に偶然見つけた金沢大学医学部発祥の地(彦三種痘所跡地)
現在は生薬を支える薬草の約9割が中国などの海外産とのことで、佐々木准教授は石川県内で進めている生薬栽培を紹介し、生薬生産を復活させ石川県を「健康実践県」にしましょう!と、静かな語り口で熱い思いを語りました。
(北國新聞の記事)
5月下旬にかけて薬用植物園では芍薬(根が葛根湯などの生薬の原料になる)の花が見ごろとのことで一般公開もされるそうです。
【おまけ】
受講後は、一緒に受講している友人と広坂へ。
しいのき迎賓館で週末開催のイベント「スパイスと泡」で、香辛料のきいたおつまみ料理と地ビールを楽しみました。
暑かったから、ビールが美味しい~
後輩の弟さんが関わっている金澤ブルワリーも出店していて、米飴と水飴と生姜だけで製造した(麦芽不使用)のグルテンフリーのアルコール飲料「ジンジャリカ」を飲んでみましたが、生姜の爽やかさと程よい甘さが感じられる美味しい味わいでした。
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