ルーブル美術館展 肖像芸術 -人は人をどう表現してきたか [アート&デザイン]
乃木坂の国立新美術館で「ルーブル美術館展 肖像芸術 -人は人をどう表現してきたか」を観てきました。
ヴェロネーゼ(本名パオロ・カリアーリ)「女性の肖像」通称「美しきナーニ」(部分)1560年頃
ルーブル美術館の全8部門(古代オリエント美術、古代エジプト美術、古代ギリシャ・エルトリア・ローマ美術、絵画、素描・版画、彫刻、美術工芸品、イスラム美術)を代表する、古代から19世紀までの肖像作品約110点が集結。
ナビゲーター高橋一生の音声ガイドを聞きながら鑑賞。
会場構成は次のとおり。
プロローグ:マスク -肖像の起源
1.記憶のための肖像
1a 自身の像を神に捧げる -信心の証しとしての肖像
1b 古代の葬礼肖像 -故人の在りし日の面影をとどめる
1c 近代の葬礼肖像 -高貴さと英雄性
2.権力の顔
2a 男性の権力者 -伝統の力
幕間劇Ⅰ 持ち運ばれ、拡散する肖像 -古代の硬貨から17世紀ムガル期インドのミニアチュールまで
2b 権威ある女性
2c 精神の権威 -詩人、文筆家、哲学者
幕間劇Ⅱ 持ち運ばれ、拡散する肖像 -フランス国王ルイ18世のミニアチュール・コレクション
3.コードとモード
3a 男性の肖像 -伝統と刷新
3b 女性の肖像 -伝統と刷新
3c 子どもと家族
3d 自己に向き合う芸術家 -啓蒙の世紀の3つの例
エピローグ:アルチンボルド -肖像の遊びと変容
下段・中 フランツ・クサファー・メッサーシュミット「性格表現の頭像」1771-1783年の間
印象強い。この作家、自身がメンタルに問題があり、自分の変顔ばかり作品にしていました。
東京ミッドタウンのガレリアにて。
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ヴェロネーゼ(本名パオロ・カリアーリ)「女性の肖像」通称「美しきナーニ」(部分)1560年頃
ルーブル美術館の全8部門(古代オリエント美術、古代エジプト美術、古代ギリシャ・エルトリア・ローマ美術、絵画、素描・版画、彫刻、美術工芸品、イスラム美術)を代表する、古代から19世紀までの肖像作品約110点が集結。
ナビゲーター高橋一生の音声ガイドを聞きながら鑑賞。
会場構成は次のとおり。
プロローグ:マスク -肖像の起源
1.記憶のための肖像
1a 自身の像を神に捧げる -信心の証しとしての肖像
1b 古代の葬礼肖像 -故人の在りし日の面影をとどめる
1c 近代の葬礼肖像 -高貴さと英雄性
2.権力の顔
2a 男性の権力者 -伝統の力
幕間劇Ⅰ 持ち運ばれ、拡散する肖像 -古代の硬貨から17世紀ムガル期インドのミニアチュールまで
2b 権威ある女性
2c 精神の権威 -詩人、文筆家、哲学者
幕間劇Ⅱ 持ち運ばれ、拡散する肖像 -フランス国王ルイ18世のミニアチュール・コレクション
3.コードとモード
3a 男性の肖像 -伝統と刷新
3b 女性の肖像 -伝統と刷新
3c 子どもと家族
3d 自己に向き合う芸術家 -啓蒙の世紀の3つの例
エピローグ:アルチンボルド -肖像の遊びと変容
下段・中 フランツ・クサファー・メッサーシュミット「性格表現の頭像」1771-1783年の間
印象強い。この作家、自身がメンタルに問題があり、自分の変顔ばかり作品にしていました。
東京ミッドタウンのガレリアにて。
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タグ:肖像
光と霧のデジタルアート庭園 [アート&デザイン]
琉球 美の宝庫 [アート&デザイン]
東京ミッドタウン、ガレリア内のサントリー美術館で「琉球 美の宝庫」を観てきました。
国宝 琉球国王尚家関係資料 玉冠(付簪) 18~19世紀
300個近くの宝石が付いている。簪は王冠の中で髪を留めるためのもの。
15世紀に尚巴氏が三山(北山、中山、南山)を統一したことにより統一王朝が成立し、400年以上にわたり繁栄した琉球王国。(1470年に初代尚円が国王に即位)
世界をつなぐ架け橋として、首里城は中国はじめ諸国の至宝で満ちていたと言われています。
本展では、東アジアの文化を結び、新たな美として開いた琉球王国の輝きを、染織・絵画・漆芸を中心に紹介。
会場構成は次のとおり。
第1章 琉球の染織
第2章 琉球絵画の世界
第3章 琉球国王尚家の美
第4章 琉球漆芸の煌き
エピローグ 琉球王国の記憶
1868年に明治政府が成立すると、琉球処分によって19代尚泰の王位が廃止、沖縄県が設置され、首里城は明治政府へ明け渡されることとなった。尚家は東京居住を命じられ、首里城内にあった王家の文物の一部は東京へ移された。
1945年の沖縄戦により首里城や沖縄の文化は大きな被害を受けたが、現在も王国の至宝の数々が受け継がれているのは、東京への移転のおかげだったとも言える。(まるで、パルテノン神殿のギリシャ彫刻がイギリスで保管されていたおかげで破壊を免れた、という解釈があるように)
歴史の残念な部分を正当化するわけではないが、文化的な側面では幸運だった。
【おまけ】
美術館併設の不室屋カフェで生麩入り冷やし汁粉をいただきました。
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国宝 琉球国王尚家関係資料 玉冠(付簪) 18~19世紀
300個近くの宝石が付いている。簪は王冠の中で髪を留めるためのもの。
15世紀に尚巴氏が三山(北山、中山、南山)を統一したことにより統一王朝が成立し、400年以上にわたり繁栄した琉球王国。(1470年に初代尚円が国王に即位)
世界をつなぐ架け橋として、首里城は中国はじめ諸国の至宝で満ちていたと言われています。
本展では、東アジアの文化を結び、新たな美として開いた琉球王国の輝きを、染織・絵画・漆芸を中心に紹介。
会場構成は次のとおり。
第1章 琉球の染織
第2章 琉球絵画の世界
第3章 琉球国王尚家の美
第4章 琉球漆芸の煌き
エピローグ 琉球王国の記憶
1868年に明治政府が成立すると、琉球処分によって19代尚泰の王位が廃止、沖縄県が設置され、首里城は明治政府へ明け渡されることとなった。尚家は東京居住を命じられ、首里城内にあった王家の文物の一部は東京へ移された。
1945年の沖縄戦により首里城や沖縄の文化は大きな被害を受けたが、現在も王国の至宝の数々が受け継がれているのは、東京への移転のおかげだったとも言える。(まるで、パルテノン神殿のギリシャ彫刻がイギリスで保管されていたおかげで破壊を免れた、という解釈があるように)
歴史の残念な部分を正当化するわけではないが、文化的な側面では幸運だった。
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