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縄文展 [アート&デザイン]

上野の博物館で金曜の夜間学習シリーズ、続きです。

20180824 縄文展.jpg

理科の時間(昆活)の次は社会科の時間。
東京国立博物館 平成館で開催中の特別展「縄文 1万年の美の鼓動」へ。

本展覧会の最大の目玉は、何と言っても史上初、縄文の国宝、6件すべてが集結していること。

上↑の写真で左から順に、
●左下:火焔型土器 新潟県十日町市 笹山遺跡出土 縄文時代(中期)、十日町市蔵(十日町市博物館保管)
※鶏冠状把手(けいかんじょうとって)や鋸歯状突起(きょしじょうとっき)などを持つ、燃え上がる焔を思わせるような装飾的な形が特徴
●左上:土偶・仮面の女神 長野県茅野市 中ッ原遺跡出土 縄文時代(後期)、茅野市蔵(茅野市尖石縄文考古館保管)
●土偶・中空土偶 北海道函館市 著保内野遺跡出土 縄文時代(後期)、函館市蔵(函館市縄文文化交流センター保管)
●土偶・縄文のビーナス 長野県茅野市 棚畑遺跡出土 縄文時代(中期)、茅野市蔵(茅野市尖石縄文考古館保管)
●右上:土偶・合掌土偶 青森県八戸市 風張1遺跡出土 縄文時代(後期)、八戸市蔵(八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館保管)
●右下:土偶・縄文の女神 山形県舟形町 西ノ前遺跡出土 縄文時代(中期)、山形県蔵(山形県立博物館保管)

※国宝になるには、その保存状態もさることながら、どんな状態で出土されたのかという歴史的文化的な背景が重要なポイントになるそうです

会場構成は次のとおり。
第1章 暮らしの美
第2章 美のうねり
第3章 美の競演
第4章 縄文美の最たるもの ※ここに国宝6点が展示
第5章 祈りの美、祈りの形
第6章 新たにつむがれる美

国宝以外にもまだまだあります。
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土偶は、"芸術は爆発だ!"の岡本太郎さんの「太陽の塔」などにも影響を与えたと言われています

真ん中の重要文化財 遮光器土偶(青森県つがる市木造亀ヶ岡出土 縄文時代<晩期> 東京国立博物館蔵)や、
右下の重要文化財 ハート形土偶(群馬県東吾妻町郷原出土 縄文時代<後期> 個人蔵)は写真で見たことがあるけど、
左上の重要文化財 人形装飾付有孔鍔付土器(山梨県南アルプス市 鋳物師屋遺跡出土 縄文時代<中期> 南アルプス市教育委員会蔵)は初めて。
現代にも通じる可愛さ。キャラクターグッズがあれば欲しい。

20180824 縄文展1.jpg

「縄文の美」をテーマに、縄文時代草創期から晩期まで、日本列島の多様な地域で育まれた優品を一堂に集め、その形に込められた人々の技や思いに迫る展覧会。

縄文時代が始まったとされるのが約1万3000年前。
狩猟や漁撈、採集を行っていた縄文時代の人々が、日々の暮らしの中で工夫を重ねて作り出したさまざまな道具は、「用の美」とも言える独特の美しさ、ダイナミックな造形、神秘性を合わせ持つ。
美しいものは普遍的ですね~

【おまけ】
夜9時、会場の平成館を出ると、フルムーン二日前の明るい月。右下には赤く光る地球に接近中の火星。

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左は本館、右は表慶館の屋根


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タグ:土器 歴史
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昆虫展 [学び&本]

金曜の仕事帰りは、基本的にどこかに遊びに行くのが私なりのルーティン。

今日は夜間延長をしている上野の博物館へ勉強に~

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まずは理科のお勉強。
国立科学博物館で開催中の特別展「昆虫展」へ。

会場に入っていきなり、巨大模型に度胆を抜かれます。(全長約2m)
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①昆虫とは

続いて②昆虫の多様性
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ここは美しい昆虫、すごい形の昆虫の標本がいろいろ。

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左上のシタムラサキオオバッタ、初めて見た。美しい~

その名も「心を盗む」美しさ、ココロヌスト。
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キラメキでは負けません。プラチナコガネの仲間たち。宝石のよう。
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世界最大級の昆虫「メガスティック」の一種。
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美しさ、大きさではなく、形で勝負する昆虫たちも。

ハチマガイツノゼミ、トラハチマガイツノゼミ。
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ヨツコブツノゼミ、クロツヤナメクジツノゼミ。
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他にも奇抜な形をしたツノゼミたちの標本がたくさん。
敵から身を守るためでしょうが、それにしても、、
そう言えば、蝉は鳴き声、虫が鳴いたら虫の音(ね)。この違いって。
奥が深いなぁ、昆虫の世界。

見た目から命名されることが多いようですね。ロクロクビオトシブミ。
20180824 昆虫展7.jpg

閲覧注意ということで仕切られた、通称「Gの部屋」というゴキブリ展示も。

会場は③昆虫の生態、④昆虫の能力(昆虫の感覚)、⑤昆虫研究室(標本作り、標本回廊、3D昆虫、新種発見)と続き、第2会場へ。

ここでは、展覧会のオフィシャルサポーター「昆活マイスター」でもある俳優・香川照之が編成した野球とサッカーの昆虫がメンバーとなったドリームチームの展示も。
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彼自身、大の昆虫好きで、NHKのEテレで不定期に放送される「香川照之の昆虫すごいぜ!」でカマキリ先生のキャラクターが人気。私も大好きな番組で毎回録画して楽しんでいます。

昆虫とは基本的に脚が6本、羽が4枚あり、体の外に硬い殻状の骨や関節を持つ「節足動物」のこと。
その起源は約4億8000万年前のオルドビス紀と推定されている。
脊椎動物などが陸に上がるはるか前から地球上で生態系を作り出していたと考えられている昆虫。
色や形だけでなく、変態・擬態したり、不思議な存在。気になる存在。

そして最近では、モルフォチョウの羽の特性を顔料に取り入れたり、さまざまな分野の技術革新に役立てようとする「生物模倣(バイオミメティックス)」の動きも。
侮れない存在でもあります。

思わず「へ~!」と唸ってしまう「昆虫トリビア」解説もあったり、展示方法にも工夫があり、大人も子どもも存分に楽しめます。
昆虫のアップ写真が表紙になったショウワノートのジャポニカ学習帳の展示もあって懐かしかった~

【おまけ】
本日のランチ。(昆虫と無関係)豚の角煮温玉のせご飯。

20180824 豚角煮温玉のせ.jpg


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タグ:昆虫
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