SSブログ

大正モダーンズ ~大正イマジュリィと東京モダンデザイン~ [アート&デザイン]

日比谷公園内の千代田区立日比谷図書文化館の特別展示室で開催の特別展「大正モダーンズ~大正イマジュリィと東京モダンデザイン~」を観てきました。

20180806 千代田区立日比谷図書文化館1.jpg
とがった三角形が特徴的な建物

20180806 千代田区立日比谷図書文化館2.jpg

大正から昭和初期にかけて、マスメディアの発達、印刷技術の革新により、書籍、雑誌、パンフレット、絵はがき、広告など、「イマジュリィ」と呼ばれる大衆的な複製印刷物が誕生。
本展では、竹久夢二や小村雪岱など、多くの人気画家たちが手がけた、雑誌や装幀、パンフレットやパッケージデザインなど、いまなお清新な輝きを放つ大正〜昭和初期にかけての様々なグラフィック・デザインを紹介。

会場構成は次のとおり。
第1章 大正のデザイン 杉浦非水と大正の商業図案
第2章 東京大正パブリケーション 美術家たちの挑戦
第3章 子供ワールドと華と女性 カワイイの原点
第4章 新時代のジャポニズム 小村雪岱と浮世絵イマジュリィの世界
第5章 ポップ・カルチャーの洗練 映画、演劇、舞踏、音楽のパンフレットデザイン
第6章 銀座・東京モダニズム 大正のファッション&ライフスタイル

今回初めて知り、気になった作家は小林かいち(1896年ー1968年)
近年まで不明なことが多く、「幻のデザイン画家、謎の叙情版画家」と呼ばれていたそうです。

20180806 千代田区立日比谷図書文化館3.jpg
小林かいち「彼女の青春」シリーズ、1925(大正14)~1926(大正15)年頃

モチーフにはハート・月・星・薔薇・トランプ・十字架・女性などロマンティックなものがよく使われ、作品の画風はシンプルでシャープな線と面、印象的な色彩表現によるアール・デコ様式の装飾性を持ち「京都のアール・デコ」とも称されました。

いい展覧会でした。
まだまだ知らない場所、知らない作家がいます。

20180806 千代田区立日比谷図書文化館.jpg
左側は国会通り

館内にはショップ、レストランやカフェもあり、落ち着いて時間を過ごせる日比谷の穴場かもしれません。


皆さんのポチッが励みになっています。クリックお願いしま~す↓
にほんブログ村 美術ブログへにほんブログ村

タグ:大正モダン
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。