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ミラクル エッシャー展 [アート&デザイン]

上野の森美術館で生誕120年 イスラエル博物館所蔵「ミラクル エッシャー展」を観てきました。

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「相対性」1953年、リトグラフ

「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」で知られる20世紀を代表するオランダの版画家、マウリッツ・コルネリス・エッシャ-(Maurits Cornelis Escher 1898-1972)。

世界最大級のエッシャーコレクションを誇るイスラエル博物館から選りすぐりの約150点を日本初公開。

「奇想版画家の謎を解く8つの鍵」に沿って会場が構成されています。
1 科学
2 聖書
3 風景
4 人物
5 広告
6 技法
7 反射

会場外には撮影用に「写像球体の自画像」(1950年、木口木版)と鏡面球体が置かれていました。
20180629 エッシャー展1.jpg 私も反射してるよ

8 錯視
Epilogue 循環する世界

一番の目玉作品は「メタモルフォーゼⅡ」1939-40年、木版
縦2m弱、幅4m近くにも及ぶ超大作。
片方の端から反対の端まで、文字から始まり、様々な形態が変容しながら循環し続け、やがて最初の文字へと戻る。
二次元になったり三次元になったり、トカゲ→蜂→鳥→魚→●●と、モチーフが違和感なく変容していくマジック。

「版画」で作られた緻密かつ独創的で"ミラクル"な作品は、デザイナーやアーティストだけでなく、数学者や建築家といった幅広い専門家やクリエイターに影響を与え続けています。
そのためか、男性の来場者の姿が通常の展覧会に比べ、多かったように感じました。

ダンゴ虫のような「でんぐりでんぐり」というモチーフが可愛かった。

館内の案内表示に、こんな遊び心も。
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タグ:版画
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プーシキン美術館展 旅するフランス風景画 [アート&デザイン]

上野の東京都美術館で「プーシキン美術館展 旅するフランス風景画」を観てきました。

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クロード・モネ「草上の昼食」部分、1866年

17世紀から20世紀の風景画65点が来日。
神話の物語や古代への憧憬、あるいは身近な自然や大都市パリの喧騒、果ては想像の世界に至るまで、描かれた時代と場所を軸にフランス近代風景画の流れを紹介する展覧会。

会場構成は次のとおり。
第1章 近代風景画の源流
第2章 自然への賛美
第3章 大都市パリの風景画
第4章 パリ近郊 -身近な自然へのまなざし
第5章 南へ -新たな光と風景
第6章 海を渡って/想像の世界

モネの他にもロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーらの作品による光と色が踊る風景画が展開されています。

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アンリ・ルソー「馬を襲うジャガー」部分、1910年

【同時開催】
「都美セレクショングループ展 2018」が開催されていました。(6月9日~7月1日)

ギャラリーA Wuiet Dialogue:インビジブルな存在と私たち

ギャラリーB 複数形の世界のはじまりに
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ギャラリーC 蝶の羽ばたき Time Difference 時差Vol.3 New York -Seattle-London-Tokyo

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複数のボックス状の作品 北村早紀「昨日と向こうのあいだに」2018年


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