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英国ROHシネマシーズン2017/18 オペラ「カルメン」 [シアター&シネマ]

英国ROHシネマシーズン2017/18 第8作 オペラ「カルメン(Carmen)」

20180516 ROHオペラ・カルメン.jpg
TOHOシネマズ日本橋にて(スクリーン3、特別料金3600円)

【作曲】ジョルジュ・ビゼー
【演出】バリー・コスキー
【指揮】ヤクブ・フルシャ
【出演】アンナ・ゴリャチョーヴァ(カルメン)
    フランチェスコ・メリ(ドン・ホセ)
    コスタス・スモリギナス(エスカミーリョ)
    クリスティナ・ムヒタリアン(ミカエラ)

【上演時間】3時間52分 (2幕、休憩1回)

<あらすじ(公式サイトより引用)>
ドン・ホセは恋人がいるにもかかわらず、奔放な魅力に満ちた自由で美しいカルメンを愛してしまう。すべてを捨ててカルメンを選ぶドン・ホセ。だが彼女の心は逞しい闘牛士エスカミーリョへと移っていた――。

有名なビゼー作曲によるクラッシックなフランスのオペラがスリリングでまったく新しい『カルメン』に生まれ変わった。

(公式サイトのコラムから一部引用)
まずは音楽。
これまで上演されてきた数々の改訂や削除、改ざんを元に戻し、1875年初演以前の、ビゼーが最初に完成させたという1874年初稿版を復活させた。
第1幕では通常にない伍長モラレスのアリアが登場。「ハバネラ」は途中から全く別の曲になってしまい、ラストも通常の幕切れの音楽とは別物。
次々と耳に馴染みのある曲が流れてきたかと思うと、途中でおやっ?と心をざわつくのです。

合唱メンバーも歌だけでなく、踊りや演技も上手。(サイトから写真借用)
20180516 ROHオペラ・カルメン1.jpg

次に演出。
オーストラリア出身の人気演出家バリー・コスキーによる斬新な演出。
コスキー自身が脚色したフランス語のナレーションに再構成。原作にあってオペラには描かれていない、物語の背景や裏事情がナレーションで解説されます。

私が最も気に入ったのは、ステージ上の大階段しかない舞台装置。他にはセットは一切なし。
土地の景色も場面情景も観客の想像にまかせます。
大階段が支配するモノトーンの世界で、出演者はキャバレーやレビューショーのように歌って踊るスタイル。

舞台装置だけでなく衣裳もシンプルでとてもスタイリッシュ。(サイトから写真借用)
20180516 ROHオペラ・カルメン2.jpg

ミュージカルにも似て、オーソドックスなオペラとは違った楽しみ方ができました。
また再演を見てみたい作品。


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タグ:オペラ
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