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高麗屋三代襲名口上と勧進帳 [シアター&シネマ]

今日は会社を早退して歌舞伎座へ。

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今回は以前から一度体験してみたかった一幕見というものに挑戦してみました。
昼の部、夜の部の演目のうち、好きな幕だけを気軽に鑑賞するというもの。
チケットは当日、演目ごとの発売開始時刻に売り始め、四階の専用席(椅子席90、立見席60の定員、全席自由)へチケットの購入番号順に入場する仕組み。
値段も1000円前後でお手頃価格。(同じ部であれば、連続する幕のチケットを同時に購入可)

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私が幕見専用のチケット売り場に着いた16時少し前には、すでに口上も勧進帳も立ち見の番号。
(一番目の演目から通しで購入する人がほとんどだそうで、私の前には10人ほど待っていました)

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ようやく手に入れたチケット。123番と106番

上演開始の20分前には四階ロビーに集合することになっていましたが、私は早めに専用エレベータで上がり、前の幕の解説をイヤホンガイドで聞きながら気分を高揚させて入場を待ちました。

いよいよ入場。
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私は椅子席後ろの手すりに寄りかかってみられる場所、舞台の幅に対して中ほど、花道も近くに見える位置をキープ。
バレエ公演とかでいろんなホールに行きますが、それらの会場に比べると上の席なのに意外とよく見えます。(コスパ良しです)
もちろん顔の表情などがしっかり見えるように双眼鏡持参です。

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さぁ、時間となりました。
高麗屋三代襲名口上の開始です。

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幕が開き、黒の紋付に色裃を着け横一列に並んだ壮観さ。
その中央に高麗屋三代。

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隣に座る人間国宝・坂田藤十郎が口火を切り、お祝いの言葉と紹介を始めます。
幹部俳優たちがひととおりお祝いを述べ終わると、二代目白鷗・十代目幸四郎・八代目染五郎の順に口上を述べます。

二代目白鷗さんが襲名にあたりインタビューなどで話していたのは「襲名は名前を継ぐだけでなく命を繋ぐことだ」ということ。
白鷗さんも幸四郎さんも歌舞伎のみならず、ミュージカルやテレビドラマ、スケートとのコラボやラスベガス公演など、新しいことに挑戦する家系のようです。
歌舞伎俳優の家系のうち、高麗屋が一番好きかも。

ここで30分間の休憩(幕間)。
舞台の幕が次々と披露されます。

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では、続いての演目「勧進帳」

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勧進帳、安宅の関は、郷里石川県ゆかりの演目。

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2013年に新しくなった歌舞伎座に初めて入ったのが約3年前のこと
その時は、染五郎さんが念願の勧進帳の弁慶を初めて演じた舞台でした。そして、襲名披露の演目でも弁慶。
何かの縁を感じます。

それにしても、幕見席からでも十分に楽しめたのですが、さすがにずっと立っての鑑賞は腰にきました。(どちらの演目も比較的短かったので助かりましたが)


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タグ:歌舞伎
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