SSブログ

日本の家 1945年以降の建築と暮らし [建築&インテリア]

北の丸公園(竹橋)の東京国立近代美術館で「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」を観てきました。

20170818 日本の家.JPG

ローマ(MAXXI 国立21世紀美術館)とロンドン(バービカン・センター)で大好評だった展覧会の巡回展。
日本の建築家が設計した1945年以降の戸建て住宅を紹介するもの。

なぜ「日本の家」を紹介する展覧会がヨーロッパで?
答え①日本の建築は世界的に高い評価を得ている
答え②日本では、建築家が個人の家を設計するケースが相当数あるが、実はこの状況は珍しい
答え③日本の建築家は、復興、高度経済成長、公害、バブル景気とその崩壊、震災といった環境の変化に対する回答を、むしろ家という小さな建築を通じて示してきた
答え④家の設計では施主と建築家という極めて小さな範囲で物事が決定されるゆえに、変化に対する回答としての家は、必然的にラディカルになる
答え⑤日本では建て替えのサイクルが早いため、施主の世代交代が常に行われていて、若い世代は建築家のこれまでの実践をよく知った上で依頼してくるため、新しく生まれる場合、さらにラディカルさを増す

展覧会の見どころ。
①実物大模型
②住まい手の暮らしや考えを伝える映像がたくさん
③現代の日本を代表する建築家が会場をデザイン

20170818 日本の家1.JPG

会場構成。
1.日本的なるもの
2.プロトタイプと大量生産
3.土のようなコンクリート
4.住宅は芸術である
5.閉鎖から開放へ
6.遊戯性
7.新しい土着:暮らしのエコロジー
8.家族を批評する
9.脱市場経済
10.さまざまな軽さ
11.感覚的な空間
12.町家:まちをつくる家
13.すきまの再構築

清家清設計「斎藤助教授の家」1952の原寸大模型(一部)
20170818 日本の家3.JPG

【おまけ】
所蔵品ギャラリーの所蔵作品展「MOMATコレクション」から、今回気になった作品。

荻原守衛「文覚」ブロンズ、1908年
20170818 東京国立近代美・常設展1.JPG

ジョージア・オキーフ「タチアオイの白と緑 -ペダーナル山の見える」1937年
20170818 東京国立近代美・常設展2.JPG

岡本信治郎「制服のスフィンクス・スタインベルクの肖像」1969年
20170818 東京国立近代美・常設展3.JPG

村上隆「ポリリズム」1991年
20170818 東京国立近代美・常設展4.JPG

杉山寧「孔雀」1956年
20170818 東京国立近代美・常設展5.JPG

【おまけ2】
これもアート? そう思えば、アート!

20170818 メトロ駅タイル.JPG
竹橋駅の階段脇の壁。タイルの脱落防止に貼られたビニールテープ


皆さんのポチッが励みになっています。クリックお願いしま~す↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへにほんブログ村

タグ:建築
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。