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黒田清輝展 [アート&デザイン]

上野の東京国立博物館 平成館で特別展「生誕150年 黒田清輝 日本近代絵画の巨匠」を観てきました。

20160505 黒田清輝展.JPG
左:重要文化財「湖畔」部分、1897年、東京国立博物館蔵
右:「読書」部分、1891年、東京国立博物館蔵 この絵で画壇デビュー

日本美術の近代化のためにちからを尽くした黒田清輝(1866-1924)
18歳になる年にフランスへ留学し、師ラファエル・コランや同時代のフランス絵画に刺激を受けながら、サロンに入選を果たす。
帰国後には、印象派風の明るい光の表現を取り入れた画風が日本の洋画界に新風を吹き入れた。

会場構成。
第1章 フランスで画家になる -画業修学の時代 1884-93
第2章 日本洋画の模索 -白馬会の時代 1893-1907
第3章 日本洋画のアカデミズム形成 -文展・帝展の時代 1907-24
黒田をとりまく近代洋画
アトリエ再現
東京駅帝室用玄関壁画 再現

黒田記念館(現在は休館中)で見た「智・感・情」等の代表作を含む約200点に加え、師コランやミレーの作品、浅井忠や青木繁ら同年代の洋画等も展示。

【おまけ】
本館で見た作品から数点。

20160505 東博常設展1.JPG
上村松園「焔(ほのお)」

企画展だと写真撮影不可の作品が常設展の展示室では撮影可、しかも人の少ない環境でゆっくり鑑賞できるのがうれしい。(本館、穴場です)

20160505 東博常設展2.JPG
小林古径「芥子」

20160505 東博常設展3.JPG
横山大観「十六羅漢」

20160505 東博常設展4.jpg
七宝引手・釘隠

20160505 東博常設展5.jpg
並河靖之「七宝花蝶文瓶」

★2016アート鑑賞カウント 42、43★


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光琳とその後継者たち [アート&デザイン]

白金台の畠山記念館で尾形光琳没後300年記念「光琳とその後継者たち」を観てきました。

20160505 光琳とその後継者たち.jpg
上から、重要美術品「四季花木図屏風」部分、渡辺始興筆
「八橋図団扇」尾形光琳筆
重要文化財「躑躅図」尾形光琳筆

琳派の大成者であり、後世の芸術家に多大な影響を与えた尾形光琳(1658ー1716)の没後300年を記念して、館蔵の光琳作品を一挙公開の展覧会。
さらに、弟乾山と渡辺始興をはじめ、19世紀初頭に江戸文化圏で光琳顕彰活動を行った酒井抱一の絵画や工芸品を厳選して紹介。

【おまけ】
4日、5日は普段は入れない茶室・名月軒でお茶をいただける日。

20160505 畠山記念館6.JPG

端午の節句の日ということで、茶室の設えなど、まさしくふさわしいものが準備されている心配り。それが茶道のお客さまをおもてなしする精神の基本なのですよね。

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軒菖蒲

金沢の落雁の名店・諸江屋さんの製。兜とツツジ(お茶と一緒にいただきました)。

20160505 光琳とその後継者たち1.JPG

私も展覧会のテーマ(光琳)に合わせた服装で伺いました。
光琳へのオマージュでデザインされたPLEATS PLEASEの光琳燕子花です。

畠山記念館は庭園も楽しめます。今は新緑が美しい季節。

20160505 畠山記念館1.JPG
     20160505 畠山記念館2.JPG

楓の情景いろいろ。

20160505 畠山記念館3.JPG
     20160505 畠山記念館4.JPG

20160505 畠山記念館5.JPG
 沙那庵 20160505 畠山記念館5-1.JPG

20160505 畠山記念館8.jpg

★2016アート鑑賞カウント 41★


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