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逆転移 リギョン展 [アート&デザイン]

美しいものを無料で楽しむシリーズ、もう一つ。

銀座メゾンエルメス フォーラムで開催中の「逆転移 リギョン展」を観てきました。

ソウル在住のアーティスト、リギョン(Ligyung、1969年生まれ)は光をテーマに「見えるもの」と「見えないもの」の関係を再定義する作品制作を行っています。

フォーラムの二つの展示スペースにインスタレーション一作品ずつが展示されています。

20141222 逆転移リギョン展2.JPG
「善悪の知恵の木」2001年初制作

写真では緑色になって見えますが、実際は一面真っ白な空間。
右端のスリットのように見えるのが展示室の入り口。天井から電球がぶら下がり、眩しい光線で目がくらみ、一瞬平衡感覚を失いそうになる。
空間に入った直後は遠近感もわからなくなり何も"見えなくなる"が、しばらくすると目が慣れてきて奥行や高さなどが"見えてくる"。

もう一つは新作「蛇の口づけ」
20141222 逆転移リギョン展3.JPG

一面に敷き詰められた螺鈿細工を思わせる真珠貝の床面。水銀灯が照らし、サウンドが流れる。
ガラス越しに外からの銀座の街の灯りも差し込んでくる。

自分では見えない"自分の姿"も見えてくる。
20141222 逆転移リギョン展4.JPG

※逆転移=Countertransferenceという心理学用語。
転移とは、相談者側が治療者に対して抱く特別な感情のこと。
逆転移とは、治療する側が相談者に対して抱く非合理的な感情。治療にあたっては抑制、除去されるべきと考えられている。


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タグ:現代アート
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エスプリ ディオール ディオールの世界 [アート&デザイン]

美しいものを無料で楽しむシリーズ(笑)の続きです。

銀座のDiorで開催中のエキシビション「エスプリ ディオール ディオールの世界」を堪能してきました。
エルメスと同様、ここもショップの扉の向こうにはゴージャスな世界が繰り広げられていました。(写真は私好みのものを中心に載せてます)

John Gallianoデザインのコートは北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」へのトリビュート。
20141222 Dior展1.JPG
2007 Spring/Summer

こちらはGardenをテーマにしたドレスたち。

20141222 Dior展2.JPG
20141222 Dior展3.JPG

ショップの各フロアにわたりバッグ、香水などの展示が続きます。うっとり~

20141222 Dior展4.JPG
20141222 Dior展5.JPG

白の世界。
20141222 Dior展8.JPG

黒の世界。
20141222 Dior展7.JPG

金の世界。
20141222 Dior展6.JPG

世界のセレブたち(日本の美智子妃殿下、モナコのグレース妃、イギリスのダイアナ妃など)がディオールのドレスをまとった写真もありました。

エルメスもディオールも数々のファッションブランドが誕生しては消えていく中で何十年(百年以上)もその輝きを失わないのは革新の連続だからでしょう。

仕事帰りの駆け足の鑑賞だったけど、優雅なひとときを過ごせました。


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タグ:ブランド
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