三浦半島で夏の名残を楽しむ [旅 関東]
9月は暑さが和らぎ活動しやすくなると同時に、連休もあって旅心が騒ぐ時期。
そんな気持ちの赴くまま、近場の三浦半島に一泊二日(9月13日~14日)で出かけてきました。
京急の「三浦半島2DAYきっぷ」を利用(フリー区間内の乗り降り自由、施設割引特典あり)
三浦半島へは過去に数度、会社の用事で行ったことがありますが、当然ながら目的のための往復だけで観光はしたことがなかったのです。
今回足を運ぼうと思ったのは横須賀と葉山に訪れたい美術館があり、調べてみるとうまく移動できそうだったから。
まずは京急の乗り継ぎ駅・品川で切符を買って三崎口方面の電車で。堀ノ内で浦賀行きに乗り換え馬堀海岸駅で下車。(品川から一時間弱)
駅そばからは宿泊するホテルの無料シャトルバスを利用。
宿泊したのは観音崎京急ホテル。
レディースプランにはウェルカムデザートとリラクゼーションスパSPASSOの入館料無料券(当日はバラ風呂)が付いていました♪
初日はホテルから歩いても2分ほどの横須賀美術館へ。(美術鑑賞記録は別の記事で)
夕食を予約した時間までは少し時間があったので近く(観音崎公園)を散策することに。
海岸沿いに片道約20分、丘の上に観音埼灯台(日本初の西洋式灯台)の灯りが見えました。東京湾にはさまざまな船が行き交っています。
このあたりは東京湾の交通の要所ということで、東京湾海上交通センター(タワー)や砲台跡がいくつも残っています。砲台も日本で最初の西洋式のものだとのこと。
翌朝はゆっくり起きてホテルで朝食。
三浦半島らしく、マグロの刺身、鯵の丸ごと唐揚げ、ご飯にはシラスおろしをのせて~
出発までボードウォーク(木製の遊歩道)を軽く散歩。
浦賀水道を行き交う船は1日1,000隻。小さくて見えにくいけど、水平線に船が点在しています。
岩場で釣りをする人の姿も見かけました。
海には貨物船、漁船、ヨットなどが、空には羽田空港(成田も?)を発着する飛行機が頻繁に往来。そんな様子をただぼんやりと眺めている時間も楽しからずや。
京急電車の馬堀海岸駅から途中乗り換えし新逗子駅へ。(約25分)
京急バスで三ヶ丘バス停で下車(約20分)したところが神奈川県立近代美術館 葉山館。道路をはさんだ反対側を数分歩くと山口蓬春記念館があります。
記念館の庭には萩やホトトギスの可憐な花が咲き始め、秋を感じさせてくれる
近代美術館からは一色海岸に通じる散歩道があり、夏の名残を惜しむかのように海岸では日光浴やヨット、ボートなどで遊ぶ人たちの姿が見えました。
この日の最高気温は30度近く。水平線に反射する太陽の光はギラギラしたものから幾分やわらかくなってきているようにも感じる。
三浦半島にはまだまだ見どころがたくさんあるようです。
東京からも片道一時間ちょっとで行けることがわかったので、のんびりしたい時に再び訪れたいなと思いました。
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そんな気持ちの赴くまま、近場の三浦半島に一泊二日(9月13日~14日)で出かけてきました。
京急の「三浦半島2DAYきっぷ」を利用(フリー区間内の乗り降り自由、施設割引特典あり)
三浦半島へは過去に数度、会社の用事で行ったことがありますが、当然ながら目的のための往復だけで観光はしたことがなかったのです。
今回足を運ぼうと思ったのは横須賀と葉山に訪れたい美術館があり、調べてみるとうまく移動できそうだったから。
まずは京急の乗り継ぎ駅・品川で切符を買って三崎口方面の電車で。堀ノ内で浦賀行きに乗り換え馬堀海岸駅で下車。(品川から一時間弱)
駅そばからは宿泊するホテルの無料シャトルバスを利用。
宿泊したのは観音崎京急ホテル。
レディースプランにはウェルカムデザートとリラクゼーションスパSPASSOの入館料無料券(当日はバラ風呂)が付いていました♪
初日はホテルから歩いても2分ほどの横須賀美術館へ。(美術鑑賞記録は別の記事で)
夕食を予約した時間までは少し時間があったので近く(観音崎公園)を散策することに。
海岸沿いに片道約20分、丘の上に観音埼灯台(日本初の西洋式灯台)の灯りが見えました。東京湾にはさまざまな船が行き交っています。
このあたりは東京湾の交通の要所ということで、東京湾海上交通センター(タワー)や砲台跡がいくつも残っています。砲台も日本で最初の西洋式のものだとのこと。
翌朝はゆっくり起きてホテルで朝食。
三浦半島らしく、マグロの刺身、鯵の丸ごと唐揚げ、ご飯にはシラスおろしをのせて~
出発までボードウォーク(木製の遊歩道)を軽く散歩。
浦賀水道を行き交う船は1日1,000隻。小さくて見えにくいけど、水平線に船が点在しています。
岩場で釣りをする人の姿も見かけました。
海には貨物船、漁船、ヨットなどが、空には羽田空港(成田も?)を発着する飛行機が頻繁に往来。そんな様子をただぼんやりと眺めている時間も楽しからずや。
京急電車の馬堀海岸駅から途中乗り換えし新逗子駅へ。(約25分)
京急バスで三ヶ丘バス停で下車(約20分)したところが神奈川県立近代美術館 葉山館。道路をはさんだ反対側を数分歩くと山口蓬春記念館があります。
記念館の庭には萩やホトトギスの可憐な花が咲き始め、秋を感じさせてくれる
近代美術館からは一色海岸に通じる散歩道があり、夏の名残を惜しむかのように海岸では日光浴やヨット、ボートなどで遊ぶ人たちの姿が見えました。
この日の最高気温は30度近く。水平線に反射する太陽の光はギラギラしたものから幾分やわらかくなってきているようにも感じる。
三浦半島にはまだまだ見どころがたくさんあるようです。
東京からも片道一時間ちょっとで行けることがわかったので、のんびりしたい時に再び訪れたいなと思いました。
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山口蓬春と吉田五十八 [アート&デザイン]
葉山にある山口蓬春記念館に行ってきました。
日本画家・山口蓬春(1893-1971)が昭和23年(1948)から亡くなるまでの約23年間を過ごした自宅は、購入後、画室をはじめとした増改築を友人の建築家・吉田五十八(1894-1974)が手掛けた。
五十八は蓬春の戦前の自宅(世田谷)も設計した。
山口蓬春生誕120周年記念展Ⅱ「山口蓬春と吉田五十八」が開催中でした。
この秋、これまで非公開だった吉田五十八による増改築部分が公開されました。
二人は大正4年(1915)に東京美術学校(現・東京藝術大学)に入学し、ともに大正12年に卒業した同期生。絵画と建築という分野は異なるものの、互いに尊敬し、生涯にわたる友情を育みながら同志でもあったのです。
五十八が設計した歌舞伎座(1951年の復興改築)、五島美術館、新橋演舞場増築、旧明治座復興改築、国立教育会館には蓬春の作品が飾られ、緞帳などに蓬春のデザインが用いられるなど強い結びつきがありました。
優しく穏やかな印象の蓬春の絵
蓬春は非常にまめな性格だったようで、「縮図帖」という自身の作品を制作するにあたり簡単な縮図を作りノートに記録したものが残っています。
作品名、岩彩で彩色された絵柄、制作年月日、寸法、材質、譲渡先や出品展名、箱書・シール・落款等の情報が綴られています。
(この縮図帖のおかげで今では真贋鑑定等に役立っているそうです)
本展に合わせ、記念館別館もオープン。
1階ではビデオが上映され、2階はくつろぎのスペースになっています。
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日本画家・山口蓬春(1893-1971)が昭和23年(1948)から亡くなるまでの約23年間を過ごした自宅は、購入後、画室をはじめとした増改築を友人の建築家・吉田五十八(1894-1974)が手掛けた。
五十八は蓬春の戦前の自宅(世田谷)も設計した。
山口蓬春生誕120周年記念展Ⅱ「山口蓬春と吉田五十八」が開催中でした。
この秋、これまで非公開だった吉田五十八による増改築部分が公開されました。
二人は大正4年(1915)に東京美術学校(現・東京藝術大学)に入学し、ともに大正12年に卒業した同期生。絵画と建築という分野は異なるものの、互いに尊敬し、生涯にわたる友情を育みながら同志でもあったのです。
五十八が設計した歌舞伎座(1951年の復興改築)、五島美術館、新橋演舞場増築、旧明治座復興改築、国立教育会館には蓬春の作品が飾られ、緞帳などに蓬春のデザインが用いられるなど強い結びつきがありました。
優しく穏やかな印象の蓬春の絵
蓬春は非常にまめな性格だったようで、「縮図帖」という自身の作品を制作するにあたり簡単な縮図を作りノートに記録したものが残っています。
作品名、岩彩で彩色された絵柄、制作年月日、寸法、材質、譲渡先や出品展名、箱書・シール・落款等の情報が綴られています。
(この縮図帖のおかげで今では真贋鑑定等に役立っているそうです)
本展に合わせ、記念館別館もオープン。
1階ではビデオが上映され、2階はくつろぎのスペースになっています。
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いろ・うごき・かたち アートをめぐる夏の冒険 [アート&デザイン]
前日の横須賀から移動して葉山へ。
神奈川県立近代美術館 葉山で企画展「いろ・うごき・かたち アートをめぐる夏の冒険」を観てきました。
上:岡崎和郎「P.M.ボール」2004年
(P.M.とはピート・モンドリアンの略。彼の作品「コンポジション」にちなんだもの)
下:シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田「飛ぶ鳥と魚」2000年
伊藤存「フィーディング・サークル」2010年 (ピンクのパネルに動物を刺繍)
伊庭靖子「untitled」1999年
鶴岡政男「視点B」1966年
浜田知明「悩ましい夜」2000年 (ブロンズ、屋根の上の猫)
展示室に入ってすぐ、アンリ・マティスの版画集「ジャズ」の色鮮やかな作品やピカソの陶器、カンディンスキーの版画が出迎えてくれます。
続いて、日本の戦後の美術を代表する鶴岡政男、村井正誠らの画家による「いろ」や「かたち」で作られた作品が並び、「うごき」のある抽象画が続きます。
私が気に入ったのは、上↑のミカンの果肉のアップが印象的な伊庭靖子の作品、新緑の林に雨が降る気配を描いた児玉靖枝の「深韻ー雨」という連作、河口龍夫の「倒れた木のために」というシリーズのドローイング、以前から好きなアーティスト李禹煥の「From Winds」「With Winds」という三作。
ロビーに展示されている吉村弘「CLOUDS SCENE」2005年
【おまけ】
この美術館もレストラン(オランジュ・ブルー)が併設されていて海を見ながら食事が楽しめます。
私は、贅沢シーフードカレーを葉山ビールと一緒にいただきました。
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神奈川県立近代美術館 葉山で企画展「いろ・うごき・かたち アートをめぐる夏の冒険」を観てきました。
上:岡崎和郎「P.M.ボール」2004年
(P.M.とはピート・モンドリアンの略。彼の作品「コンポジション」にちなんだもの)
下:シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田「飛ぶ鳥と魚」2000年
伊藤存「フィーディング・サークル」2010年 (ピンクのパネルに動物を刺繍)
伊庭靖子「untitled」1999年
鶴岡政男「視点B」1966年
浜田知明「悩ましい夜」2000年 (ブロンズ、屋根の上の猫)
展示室に入ってすぐ、アンリ・マティスの版画集「ジャズ」の色鮮やかな作品やピカソの陶器、カンディンスキーの版画が出迎えてくれます。
続いて、日本の戦後の美術を代表する鶴岡政男、村井正誠らの画家による「いろ」や「かたち」で作られた作品が並び、「うごき」のある抽象画が続きます。
私が気に入ったのは、上↑のミカンの果肉のアップが印象的な伊庭靖子の作品、新緑の林に雨が降る気配を描いた児玉靖枝の「深韻ー雨」という連作、河口龍夫の「倒れた木のために」というシリーズのドローイング、以前から好きなアーティスト李禹煥の「From Winds」「With Winds」という三作。
ロビーに展示されている吉村弘「CLOUDS SCENE」2005年
【おまけ】
この美術館もレストラン(オランジュ・ブルー)が併設されていて海を見ながら食事が楽しめます。
私は、贅沢シーフードカレーを葉山ビールと一緒にいただきました。
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タグ:現代アート