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アニマルワールド 美術のなかのどうぶつたち [アート&デザイン]

掛川から静岡(JR最寄駅は草薙駅)へ移動し、静岡県立美術館で開催の企画展「アニマルワールド 美術のなかのどうぶつたち」を観てきました。

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伊藤若冲「蝦蟇河豚相撲図」江戸時代(18世紀)、個人蔵

アート好き、動物好きの私にはMUST-SEEな展覧会です。
そもそも初めてこの美術館を訪れた理由も大好きな若冲の「樹花鳥獣図屏風」の公開時期に合わせて。(いつもはゴールデンウィークですが、今回の展覧会に合わせて公開されていました)

会場構成は次のとおり。

第1章 いきもの大集合ーたのしいどうぶつ絵画の世界
第2章 身近ないきものたちーくらしとのかかわり
第3章 いきものを愛しむーいのちへのまなざし
第4章 どうしてこのいきもの?-描かれるには意味がある
第5章 ハッピーアニマルー吉祥画の世界

出品作者は若冲のほか、狩野探幽、円山応挙、長澤芦雪、呉春、谷文晁、鈴木其一、曾我蕭白、森狙仙、酒井抱一、竹内栖鳳、白隠、山口素絢、渡辺崋山、葛蛇玉、岸駒など、名前を書いているだけでワクワクするような有名どころばかり。しかも、見ごたえのある作品が多く、ご馳走さま~といった気持ちになる展示内容でした。

印象に残ったものでは、上↑のチラシのビジュアルにも使われた若冲の「蝦蟇河豚相撲図」、石田幽汀の「群鶴図屏風」、渡辺省亭の「十二ヶ月花鳥図」、岡本秋暉の「群鳥図」など。

やはり行ってよかった。


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上村松篁と創画会の作家たち [アート&デザイン]

東海道新幹線に乗ったとき掛川で車窓から見かけたSHISEIDOの文字がずっと気になっていて、いつか行こうと思っていた資生堂アートハウスを初めて訪れました。

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高宮真介、谷口吉生の両氏が設計。1980年に日本建築学会賞を受賞

1978年に開設され、2002年にリニューアルを機に美術館としての機能を高め、定期的に展示替えをして一般公開しています。

私が訪れたときは「上村松篁と創画会の作家たち」という企画展示の開催中。

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上村松篁「春夜」1982年

1948年発足の「創画会」(創設時は「創造美術」という名称)の会員であった上村松篁、山本丘人、稗田一穂、滝沢具幸、小嶋悠司の日本画が展示されていました。

規模は大きくない展示ですが、良品を無料で鑑賞できるのはうれしい。(東京から新幹線に乗って見に行く価値はある)

そして、同じ敷地内にあるのが資生堂企業資料館

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創業120周年を迎えた1992年に開設された館内では、資生堂の商品や宣伝制作物(商品パッケージ、ポスター、新聞・雑誌広告、テレビCMなど)の歴史がファッションや文化の変遷とともに振り返れるように展示されています。
お客様に化粧(方法、品)の提案をする美容部員(ビューティーコンサルタント)は誕生当初、ミス・シセイドウと呼ばれ、募集のための新聞広告では「良家の子女求む」という今では考えられないどころかNGな表現がされていたのですから驚きです。

資料館に隣接して「資生堂ガーデン掛川」があり、化粧品に使用される植物現象の素材となる植物を栽培する小庭園となっています。
季節によって植え替えられるようで、ちょっとした癒しのスペースです。


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