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スーパー歌舞伎Ⅱ「空ヲ刻ム者 -若き仏師の物語ー」 [シアター&シネマ]

新橋演舞場三月公演、スーパー歌舞伎Ⅱ「空ヲ刻ム者 -若き仏師の物語ー」を観てきました。

20140316 空ヲ刻ム者1.JPG
作・演出:前川知大

三代目市川猿之助(現猿翁)によって1986年に創造されたスーパー歌舞伎。四代目猿之助(前亀治郎)がⅡ(セカンド)として世に送り出したのは歌舞伎と現代劇をミックスしたような感じ。

主人公は、猿之助演じる若き仏師・十和(とわ)と、歌舞伎に初挑戦の俳優・佐々木蔵之介演じる十和の幼なじみ、一馬(かずま)。
二人に絡むのは彼らが暮らした村の女祈祷師・鳴子(なるこ)役の浅野和之、十和の弟弟子の伊吹(いぶき)役の福士誠治という現代劇俳優。
さらに市川一門(澤瀉屋)の歌舞伎役者たちがまわりをかためます。十和が再び仏像づくりに取り組むきっかけとなった仏師の工房の主・九龍(くろう)を演じる市川右近、都で役人になった一馬が近づきになった貴族の妻・時子役の市川春猿、貴族のために作られた仏像を壊し牢獄にいた十和が出会った女盗賊の双葉を演じる市川笑也など。

私が気になった(気に入った)のは女形の二人。
春猿も笑也も、姿、声、しぐさ、すべてが女性そのもの。言われなかったら男性が演じているとは思えないほど。もしくは、宝塚の女性が男性を演じている感じ。

歌舞伎の楽しみの一つは幕間の食事。(手まり寿し弁当)
お土産物売り場には、蔵之介さんの京都の実家・佐々木酒造製造の日本酒も売られていました。(ミーハー的にお買い上げ!)二回目の幕間のおやつには桜餅。

20140316 手まり寿し弁当.JPG20140316 空ヲ刻ム者3.JPG

スーパー歌舞伎を初めて観ましたが、衣装もキラキラしていたり、音楽もエレキギターなどが使われていたり、照明やドライアイスによるスモーク演出など、現代劇に近い。
最後にはカーテンコールもありましたしね。
セリフまわしもどこからアドリブなんだろうというくらい自由な感じ。
(最初の口上からして観客の笑いを誘う演出。顔を白塗りした蔵之介さん「緊張で顔面蒼白でございます」ですって、笑)
舞台装置で面白かったのはセリや回り舞台の使い方。そして、空間の上下の移動。(あー
、表現するのがむずかしい。)

もちろん、スーパー歌舞伎らしく、最後にはワイヤーで吊られた空中遊泳もありました。
宙吊りポーズの猿之助さんがCMに出ている看板。
帰りに東銀座駅に向かうと、地下で直結している歌舞伎座の売店があいていたので、別の桜餅もお買い上げ。季節のはしりを味わわなくちゃね。

20140316 空ヲ刻ム者2.JPG20140316 歌舞伎座桜餅.JPG


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タグ:歌舞伎
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