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和食とワインの会 [レストラン&フード]

「和食 日本人の伝統的な食文化」がユネスコの無形文化遺産に登録されることが決定しました。祝!
先月、キッコーマン主催のパネルディスカッション「和食の魅力」を聞いて、ちゃんとした料理屋さんで美味しい日本料理が食べたいなぁ、と思っていたところ、「和食とワインの会」という優雅な集まりに誘われ、5日(木)の夜に青山(金沢の老舗料亭・浅田屋の東京分店、青山浅田)に出かけました。

誘ってくれたのは、私が金沢で大学生だった頃の家庭教師の教え子Yちゃん。(今は東京と金沢でワインやチーズ、テーブルコーディネイトなどの講師をやっています)
当日は金沢の九谷焼の老舗・鏑木商舗の八代当主がゲストとして加わり、和服姿の女性を含む参加者は10名。

Yちゃんが選んだワインに浅田屋さんの加賀料理が組み合わされて、さらに鏑木さんで商品開発された九谷焼ステムのワイングラスが使われて、贅沢な時間を過ごしました。

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テーブル向こうの和服を着ているのがYちゃん

では和食とワインのマリアージュをご紹介します。

スタートは泡。
クレマン・ド・ブルゴーニュとフランチェコルタ。
フランス産とイタリア産の飲み比べ。

前菜:ずわい蟹 金時草 ジュレ、蕪寿司、河豚チーズ黄身焼
(金時草は加賀野菜。蕪寿司は石川県の郷土料理)
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御椀:白味噌仕立 巻海老 紅白大根人参 松葉柚子 芽蕪 翡翠茄子
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白ワインはブドウの品種による味わいの違いを感じる。
日本の甲州種「きいろ香」(メルシャン製)とフランス・ロワール川流域の町サンセールのソーヴィニヨンブラン。私はやはりソーヴィニヨンブランの香りと辛口が好き。

御造り:鯛のカルパッチョ サルサ掛け ライム、鮪野菜巻 
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中皿:柿釜風呂吹 牡蠣 蕪 隠元 素味噌
柿を器に牡蠣がグラタン風の熱々で美味しかった~
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皿の奥に淡い桜の模様のステムが見えるのは九谷焼グラス

赤ワインはピノノワール種の競演。
アルザス産とブルゴーニュ産を飲み比べ。前者はサラッと、後者はスパイシーでした。

焼物:かます幽庵焼 赤・黄パプリカ酢漬
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この九谷焼ワイングラスのステムは白粒

煮物:鴨治部煮 石川芋 舞茸 小松菜 簾麩
(鴨治部煮は石川県の郷土料理)
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和食にもジビエが採り入れられているのですね

御食事:加賀手打蕎麦 汐露 白山麓鳥越村産蕎麦粉
醤油のつけ汁ではなく、透きとおった薄い塩味のつゆ。
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和食に使われる醤油もワインも醸造されたもの同士であるため、相性がいいと言われているそうです。
白ワインは薄口醤油を使用したあっさりした料理に、赤ワインは濃口醤油を使った味の濃い料理に合うようです。味噌を使用した濃厚な肉料理には、主張がはっきりしている赤ワインと合わせると美味しくいただける。

水菓子:レモンゼリー 柿 キウイ
甘味:能登大納言ぜんざい
20131205 和食とワインの会10.jpg

デザートでは、サプライズがありました。
品種も産地も何も言わずにグラスに注がれた透明なお酒を飲むと、白ワインに似ているけど異なる風味。日本酒だったのです。でも、デザートワインとして全く遜色ありません。

WINE and DINE(ワインと食事)
美味しいお酒と食事、素敵な器、楽しい会話。すべてがご馳走でした。

当日開けたボトル勢ぞろい。
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