大統領の料理人

先日はアメリカ大統領が題材になった映画（「私が愛した大統領」）を見ましたが、今度はフランス大統領が登場する映画「大統領の料理人」をシネスイッチ銀座で観てきました。


原題：Les Saveurs du Palais、2012年、フランス、95分

田舎で小さなレストランを営んでいた料理人、オルタンス・ラボリがスカウトされて連れて行かれた新しい勤務先はエリゼ宮。フランス大統領官邸のプレイベートキッチンだったのです。
当時の大統領はミッテラン。彼は堅苦しいメニューよりも彼女が作る、生産者の顔が見える食材を使ったシンプルな料理に次第に魅せられていく。
大統領には認められたものの、男社会の料理の世界では厨房の他のシェフたちからのやっかみ、非協力的な態度との闘いの連続。しかし、彼女の料理の腕前と情熱に同僚たちの心もやがて氷解していく。
また、大統領の料理人を務めた10年後、59歳で南極基地の料理人に応募。30歳以上は採用しないという規定にもかかわらず「自分に才能がなければ諦めるが、もし女性であることや年齢だけの理由で断られるのは納得はいかない」と言い返し、合格。過酷な南極の地でしっかりと仕事をやり遂げ、去る時には基地の隊員たちに温かく送られた。

映画の公開に合わせて来日した大統領の料理人のモデル、実在の人物（Daniele Mazet-Delpeuch、ダニエル・デルプシュ）がテレビ番組に出ているのを偶然見ましたが、いかにも信念の強そうな厳然たる女性。
そして、番組の中で作り方を紹介していたのが一般的な作り方とは違うスクランブルエッグ（フライパンで焼くのではなくボールで湯煎しながら熱を通す）とフレンチトースト。
触発されて（自分でもできそうだったので）フレンチトーストを作ってみた。



最初に食パンを牛乳（私はきび砂糖を少し混ぜて）に浸し、焼く前に溶き卵にくぐらせてバターを溶かしたフライパンで両面を焼きます。そうすることで中はしっとり、表面はこんがりとしたフレンチトーストに仕上がります。
完熟バナナのスライスをサンド、トッピングして食べると一層美味しかった～


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タグ：フランス料理

自宅快適化計画 その４

部屋の中にグリーンは欠かせません。
でも、狭い室内には大きな観葉植物は置けず、小さいものをいくつか。



ポトス、パキラなどはたまに水をやるだけで元気そのもの。手入れが楽チン。
一方で、多肉植物が短い命を先日終えました。合掌。

他に、私の寛ぎの素として欠かせないのが香り。
ラベンダーなど洋の香りも好きですが、さらに気に入っているのが和の香り。
コーン型のお香。くゆる煙とともにゆったりと流れるほのかな香り。
沈香、最近は季節に合わせて金木犀と石榴を追加購入。

これらのものを少ないスペースで効率的に飾るため、コーナーラック（組み立て式）を買いました。
透明ガラスの棚板が圧迫感を感じさせなくてよいのです。


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老舗共演の日本橋餅

先日、近所のスーパーで見つけた食べ物、日本橋餅。



お江戸の老舗が共演の、おむすび型のお餅です。

ご飯にあたる白いのは榮太楼總本舗の餅、中の具は醤油味のにんべんの鰹節、くるんだ海苔は山本海苔屋のもの。

竹皮のようなパッケージも遠足に持っていく弁当みたい。
お菓子というより弁当を食べているようでペロリといただきました。


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タグ：和菓子 日本橋 老舗

おひとりさまイタリアン

今週もお疲れさまでした！
というわけで、早々に退社し帰宅前に自宅近所で整体マッサージを受け、あまりの気持ちよさにうぅぅ～と意識を失いながらも声をもらす。

夕食は何食べようかな～？
ワイン飲みたいけど（水曜にあれだけ飲んだのに～？という影の声…）冷蔵庫には冷えていないし、料理作るのも面倒くさいし、、

なーんて短時間に頭の中をグルグルと考えがめぐり～
目の前には数か月前にオープンしたイタリアンのLa Cucinaというお店が。
店先にお勧めメニューが置かれていて、外にもテーブル席、ガラス張りの向こう（店内）にはカウンター席も見える。一人でも入りやすそうな雰囲気。

で、入ってみた。
ワインは泡（スプマンテ）、白、赤の別に何種類かカードに産地の地図や特徴とともに紹介されていて、グラスで500円～800円。
白のソーヴィニョン・ブランを注文。付き出しのトウモロコシのスープも出てきました。

自然の甘みが優しい味

注文したのは今日のお勧めから二品。
栗のポトフ。栗好きですから～♪

栗の渋皮煮が入ったスープ

マコモダケのフリット。自家製フォカッチャも追加。


マコモダケってキノコの一種のような名前だけど、筍の食感に近いイネ科の野菜。
カウンターの隅に腰かけ、料理を準備する調理人やそれを運ぶスタッフの動きを見ながら、ゆったりと過ごした時間、一時間弱。これで2800円くらい。
今度は手打ちパスタや肉料理も食べてみようかな。

近所に一人で美味しい料理を食べながら寛げるお店が増えるのはありがたい。
お店を出る際、外で見送ってくれたスタッフが「良い週末を！」と言葉を添えてくれました。
明日から三連休。どうやって過ごそうかな～


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タグ：白金 イタリア料理

食欲の秋到来 定例「ワインの集い」

毎月参加が定例化したポール・ボキューズ銀座での「ワインの集い」
これで7か月連続。（今回は7名参加とこれまでで最多）

今週の東京は蒸し暑さが戻っていますが、食の世界では“味覚の秋”です。
では、今月のワインと料理のマリアージュを写真とともに～♪



Aperitif Maison (Poire）　洋梨をすりおろして入れた苦味と甘味が絶妙のアペリティフ
前菜：色々な部位の豚肉のモザイク仕立て　ラビゴットソースを添えて
手前の生ハムに巻かれているのも洋梨。異なる部位を使用した豚肉のテリーヌのいろんな食感が楽しめました。

白ワイン：2011 Riesling Cuvee Particuliere　Trimbach　軽い飲み口でグイグイいけます
魚料理：キャベツを巻いたスズキと帆立貝のムースリーヌ　サフラン風味の軽いヴァンブラン・ソース



赤ワイン：2006 Chateau de Camparian　Pessac Leognan
肉料理：牛肉とフォアグラ・マロンのショーソン　エピスの香る赤ワインソース　ボルドー風キノコのエチュベと一緒に
パイに包まれたお肉と濃厚なソースがからんで美味しゅうございました。

Porto Rozes　Tawny　このデザートワインは3回目。私の中ではすっかりお馴染み。チョコレートと合うんです。
デザート：イチジクのタルトとコンフィチュール　ほろ苦いチョコレートのアイスクリーム　ポルト酒のアクセント
チョコレートのアイスクリームがGodivaのそれを想い起こさせる滑らかでネットリした舌触り。
コーヒー

今月の女子7名の話題は、人間ドックに始まり、半沢直樹、ルンバ（便利さ、ペットのような可愛さ）へと続き、どう終わったかは記憶にありませんが、相変わらず話は尽きませんでした。
結局、デザートワイン以外はそれぞれおかわりをいただきました。
秋がどんどん深まる来月の料理が楽しみです。

今回は10月生まれが二人いたのでお祝いプレートも用意してもらいました。
そして、最後に記念撮影～




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タグ：フランス料理 銀座

自宅快適化計画 その３

自宅快適化計画もいよいよ完成に近づいてきました。
ちょこちょこ部屋の中の模様替えを行ってきましたが、今回は大きな家具類の入れ替え、追加がメインテーマです。

狭いリビングルームはこんな感じに。


手前の大きな椅子は、そう！念願のスワン・チェア♪
ワイン・レッドの革張り～　でも、正規品ではなくてお手頃価格のリプロダクト品なのです。。
もともとは始めにスワン・チェアを知ったファブリック製の赤を、と思っていたのですが、他にもいろんな色があることを知り、革張りを見て迷いが生じ。
ネットでいろいろと調べ、ようやくポチッと注文したのです。
座面はゆったりしていて、（お行儀悪いですが）胡坐をかいて座れるほど。
背もたれも大きいのでソファみたいに寄りかかっても安心感があります。

収納キャビネットとテレビ台は無印良品で新調しました。
たっぷり収納できてスッキリした感じ。

キャビネットは完成品で届いたけど、テレビ台は組み立て式。
説明書を見ながら組み立てること約15分。意外と簡単だったけど、いつも思うこと、こんなとき男手があったらなぁ。（あっ、ほんの呟きですから、、）

そして、寝室もそっーと、お披露目。


前回紹介した畳ユニットを並べたベッド。（チラリと畳が見えますよね）
布団をたたんでカバーをかけ、座布団やクッションを置くと簡易ソファになります。
さらに、カラシ色の大きな物体は無印良品のビーズクッション。この上に腰かけたり寝転んだり。
どれだけ寛ぎたいのか？ってくらいゴロンとするスペースがあります。

小物収納もほぼ完了しましたが、未完了なのが「断捨離」
今はとりあえず、たっぷりの収納力にまかせて“隠す収納”ですが、徐々に持ち物を整理して、できるだけ身軽な“ゆとり収納”に移行したいと思っています。


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秋の風情

10月に入り、東京も朝晩は肌寒く感じるようになりました。日中は半袖でも大丈夫の気温ですが。
そんな週末、久しぶりに二日とも外出しました。

土曜の夕方からは大学のサークル（ESS）の東京近辺在住者のプチ同窓会。
東京駅八重洲口そばの居酒屋にて。


お刺身の盛り合わせにも秋を感じます

メインの出席者は二つ上級の先輩たち。私は一番下の学年。そう、私は下っ端なのです。
卒業以来25年以上会っていない先輩もいて、お店に入る前は少々緊張。
私のことを覚えていないのではという心配もすぐに解消。
久しぶりに名前を呼び捨てにされる感覚もなんだか新鮮。
「変わらずにきれいだね」とか「年とらないね～」という嬉しい褒め言葉を言ってくれる先輩も。（照）

たっぷり話ができるように、と幹事さんが気を利かせて、会は17時スタート。
仕事を終えてから駆けつけた人もあり、参加予定の13人全員がそろったのは20時近く。まだまだ喋り足りません。
場所をアイリッシュ・パブに移して二次会！
お互い50歳を迎えた（迎えようとしている）今でも、話をしているとあっという間に20代の青春時代にプレイバック。
話すことって元気をもらえますね。


そして、今日は朝からお出かけ。
毎年、この時期は友人夫婦とピンクリボン・ウォークに参加しているのですが、今年は都合により不参加。その代わり、旦那（赤イルカさん）が留守の間に奥さん（nanaさん）と二人で女子デート。

竹橋の東京国立近代美術館で美術鑑賞したあとは館内のフレンチ・レストラン（三國清三シェフのラー・エ・ミクニ）でカジュアルランチ。



カマスの脇には秋らしくキノコ（しいたけ、しめじ）のソテー。デザート（追加注文）は白ワイン・赤ワインのジュレ、チーズケーキの上にはヨーグルトのシャーベット。

食後の腹ごなしに皇居東御苑の中を散策することに。
雑木林にはドングリや栗のイガ（実は誰かが取っていったのか空っぽ）が落ちていました。


秋の七草のコーナーでは、すでに撫子（カワラナデシコ）は散っていましたが、その他の６つ、尾花（ススキ）、葛花（クズ）、萩（ヤマハギ）、朝顔（キキョウ）、をみなへし（オミナエシ）が秋独特の侘びた風情を漂わせて咲いていました。


今回の発見。ヤマブキの実は黒いんですね。


苑内はところどころで金木犀の甘い香りがふわ～ん。秋ですねぇ。


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健康あってこそ

会社の福利厚生制度を利用して年１回の人間ドックを受検しています。
ここ数年は受検機関を変えていろいろ試しています。
今年は五反田のNTT東日本関東病院にて。

朝８時すぎに集合して、採血から始まり、最後は胃の内視鏡検査。
久しぶりの胃カメラ。
喉を痺れさせる麻酔をして（喉にスプレーで液体をシュッシュッと２回）、鎮静剤を静脈注射。
これはオエッとなるのをできるだけ軽くするため、意識をぼーっとさせる注射。
以前は肩に打ってもらったことがありますが、今回は肘の内側の静脈に打たれました。
そして、いよいよカメラが喉元に入る瞬間。やはり軽くオエッ！涙がじわーっと滲み出てきます。
でも、その後の記憶はさだかではありません。
気がつけば「終わりました。起きてください」と声をかけられ、車椅子に乗せられて仮眠室へ。
一時間ほど眠ったのでしょうか、寝不足だったこともありグッスリ。いい睡眠がとれました。

もともと苦手なうえに、実は少し前に、友人が同様に胃内視鏡前の鎮静剤の副作用で血圧が下がりすぎて検査中止、点滴投与という事態に陥ったのを聞いていたので結構緊張していただけに無事に終わって安堵しました。

院内の天井をカルテを運ぶボックスが頻繁に行き来しています。


すべての検査を終えて、院内のタニタ食堂でランチ。


ブリの照り焼き定食、557kcal。（800円）
ほうれん草のお浸し、オクラのスープ、里芋と茄子の煮物。どれも薄味でヘルシー。
毎日、こんなふうに栄養バランスがとれカロリー管理されている食事が食べられるといいな。
自宅からは歩いて30分ほどだし、週末には頑張ってウォーキングをしてランチを食べに行こうかな。（さぁ、実現できるか？）
最近、週末にスポーツクラブで運動したあと、お風呂に入りクラブ内のレストランで夕食を食べて帰宅するというパターンを続けたのですが、こちらも管理栄養士さん作成のメニューでいい感じ。なんといっても自分で料理せずに食事ができる楽チンさがクセになりそう。

食後、まだ少し心身がダルく感じたのでデザートを食べて休息。（言い訳、笑）

フォンダンショコラ

医師との問診のとき、5年前（海外勤務からの帰国後検診）のデータと比較しながら検査結果をざっと確認したのですが、身長７mm伸びていました。一方、体重は４kg増えていました、、

この後出社して仕事をする必要があったので勤務先ビルに着くと、ロビーにピンクリボンの木が置かれていました。


そう、10月は乳がん検査啓発月間。
私もマンモグラフの検査を受けました。子宮ガンの検査も。
ガン体質ではないと思いますが、早期発見が肝要ですからね。
何をするにも健康あってこそ！


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タグ：人間ドック

入間基地に行ってきました

両親を東京に迎えての二日目。
この日は前日の集まりのオプション企画で見学バスツアー。（父の上京の目的は実は総会よりもこちら）
宿泊していた品川のホテルに甥っ子も合流して四人でバスに乗り込む。

行き先は埼玉県狭山市にある航空自衛隊入間基地。


父はかつてこの場所（陸軍航空士官学校）で学んでいて、終戦を迎えたため学科教育や搭乗前訓練までで操縦訓練はしなかったそうですが、戦後初めて懐かしの地を訪れたかったのです。

航空自衛官の歴史教育のための施設として、日本における航空の発展（旧陸海軍から現在の航空自衛隊まで）についてまとめて展示しているのが修武台記念館という航空歴史資料館です。（2012年3月開館）


玄関前には「航空兵の像」や航空士官学校関係殉職者が祀られた航空神社跡の石碑があります。


保管庫には日本で初めて動力飛行したアンリ・ファルマン機（右）、F-1支援戦闘機（中）、V-107機（左）の実機が展示してあります。


昼食をはさみ、広大な敷地をターミナルビルからとバスで外周をまわりながら見学しました。
敷地は東京ドームが60数個入る広さ、作戦部隊6個、作戦支援部隊5個、研究開発部隊3個、後方支援機関として2個補給処、その他の部隊として2個の計18個部隊機関が所在し、そこに約4300人の隊員がいる航空自衛隊最大級の基地だそうです。

珍しいことに、敷地内に民間鉄道（西武池袋線）の線路が走り、稲荷山公園駅があります。


入間基地は各司令部機構、各種飛行部隊、輸送機等による全国航空輸送網の中枢ターミナル、補給業務の中枢基地、さらには首都圏における災害派遣時の物資輸送や内外要人の輸送基地としての役割も果たしています。
航空機は約50機保有していますが、戦闘機はありません。

中型輸送機（迷彩塗装）、中等練習機（右）


左側の白い機体は多用途支援機。滑走路は2000m。


実は私は飛行機が大好き。めったに見られない飛行機にやや興奮気味でした。

見学の途中、警察犬の訓練風景やランニングで体を鍛えている隊員たちの姿を目撃しました。
父のおかげで、なかなか見られない場所を見学する貴重な機会に恵まれました。



一日コースのバスツアーは夕方４時半すぎ、東京駅丸の内南口に帰着。
そのまま上越新幹線（八重洲口側）に乗って帰る両親を出迎え時と同様、ホームまで見送りました。
両親が駅の端から端までずっと歩いて移動するのは大変なので、車椅子を２台借り、１台は駅員さん、もう１台は私が押していきました。
今回知ったのですが、丸の内南口のドーム内には車椅子待合所があり、インターホンで車椅子の貸し出しをお願いすることができて便利です。
この度の東京往復、JRの新幹線乗り継ぎ駅（米原、越後湯沢）と東京駅ではそれぞれ駅員さんのお世話になりました。車椅子での案内サービス、本当にありがたいことです。
改修によりきれいになった東京駅舎（丸の内口）も見たかった両親にとっては、これもまた東京スカイツリー同様、絶好の観光のチャンスとなったようです。
心配していた天候や両親の体力。どちらも何とか持ちこたえて無事に二日間を過ごすことができ安堵したことでした。


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東京スカイツリーに上りました

先週の火曜、田舎から両親が上京してきました。
昼過ぎ、東京駅の東海道新幹線ホームで出迎え。そのまま、タクシーで東京スカイツリーへ向かいました。（乗車時間は20分強）

開業前から「上ってみたい。それまで元気にいられるかな」と、しばしば希望を口にしていた両親。
混雑を避け、少し落ち着いてからにしよう。気候のおだやかな時にしよう。と言い続け、ちょうどこの9月に東京に来る用事ができたので、希望を実現させる日がやってきました。


世界一の高さ、634（むさし）m

スカイツリータウンの4階チケットカウンターで、あらかじめネット予約しておいたチケットを発券。高速エレベータで50秒、天望デッキ（地上350m）へ一気に上昇。
エレベータは４機あり、春夏秋冬にちなんだ内部装飾になっています。


私たちが乗ったのは「春」で桜のモチーフ

この日は曇り時々晴れ、小雨が降ったり止んだり。
360度、ところどころでガラス越しに眺望を楽しみました。


隅田川の手前にはアサヒビール本社ビル、向こうには浅草の浅草寺、さらに上野公園の広い緑が見えます。

三層になっている天望デッキ（340m、345m、350m）。
340mのフロアに下りると、耐熱強化仕上げのガラス床の上に乗り、真下の眺めとツリーの鉄骨が見えます。


時間の都合もあり、また両親の体力とも相談のうえ、さらに上の天望回廊（450m）へは行きませんでしたが、念願がかなった二人は満足げな表情。
80半ばの両親は杖をつきながらの歩行。腰に不安がある父は長く歩くのがツライので、貸し出し用の車椅子に座り見学。最近は普通に車椅子を借りられるので助かります。

次の目的地、品川へもタクシーで移動することに。（約40分）
当初は地下鉄を利用して、と考えていましたが、結果的には車窓から東京見物ができてよかった。


ちょうど場所中の両国国技館の脇を通り、人形町の明治座（石川さゆりの公演中）や築地市場前、浜離宮など、にわかガイドとなって案内してあげました。

品川では、今回の上京の目的の一つ、父の同窓会（陸軍士官学校第60期生会　全国総会）に三人で出席しました。


陸上自衛隊の音楽隊の演奏や歌には思いがけず楽しみました。
突撃ラッパや前回の東京オリンピック（1964年）での開会式ファンファーレと行進曲、もちろん軍歌メドレーも。
出席者の平均年齢86歳！
元気な方たちだから出席されているのでしょうが、元陸軍士官候補生の皆さん、矍鑠（かくしゃく）とされていて驚くばかり。


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タグ：東京観光