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アンドレアス・グルスキー展 [アート&デザイン]

国立新美術館で開催中の企画展「アンドレアス・グルスキー展」を観てきました。

20130901 アンドレアス・グルスキー展.JPG

ドイツの現代写真家、Andreas Gursky(アンドレアス・グルスキー、1955年、旧東ドイツ・ライプツィヒ生まれ、デュッセルドルフ在住)の日本初の個展。
巨大な空間、広大な風景などを独自の視点で撮影した作品。彼自身が厳選した約65点の作品世界に思わず引きこまれそうな興味深い写真ばかりです。

衛星からの画像を基にデジタル技術を駆使して加工した「オーシャン」シリーズ。(2010年)
画面いっぱいに広がる黒い川面によく見ると油やゴミが浮いている、抽象画のようにも墨絵のようにも見える「バンコク」シリーズ。(2011年)
北朝鮮の首都ピョンヤンで年に一回開催される「アリラン」でのマスゲーム大会を写した「ピョンヤン」シリーズ。(2007年)

日本に関連した「東京証券取引所」(1990年)、「カミオカンデ」(2007年、上↑の写真)なども。
前者は、以降、香港・シカゴ・中東などの取引所で特徴的なモチーフ「群衆」を撮影する契機となったグルスキー作品の中でも重要なものの一つ。後者は、岐阜県飛騨市神岡鉱山内の地下1000mにあるニュートリノ検出装置、スーパーカミオカンデを題材にしたもの。直径39.3m、高さ41.4mの巨大な円筒形のタンクの内側には黄金色の光が規則正しく広がり、下のほうを見るとタンクに満たされた水の上にボートを漕いでいる二人の人物の姿が見えます。

新しい視覚世界が展開していました。


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タグ:写真
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