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琳派から日本画へ -和歌のこころ・絵のこころ- [アート&デザイン]

西洋絵画でいうと印象派、日本絵画でいうと琳派。
毎年必ずどこかの美術館で企画展が開催されています。そして、何度も見ているのに、また見に行きたくなるのが不思議なところ。

そして先日も、広尾の山種美術館で特別展「琳派から日本画へ -和歌のこころ・絵のこころ-」を鑑賞してきました。

20130331 琳派から日本画へ.JPG
上図:加山又造「千羽鶴」(左隻・部分)1970年、東京国立近代美術館
下図:酒井抱一「秋草鶉図」(部分)19世紀(江戸後期)、山種美術館  

今回の展覧会では、琳派の造形に影響を与えた料紙装飾の華麗な平安古筆、そして江戸時代の琳派作品、その後にいたる近代の日本画を通して、「和歌」と「装飾性」の視点から、数々の名品を紹介。(展覧会チラシより引用)

会場構成は次のとおり。

第1章 歌がかざる、絵をかざる -平安の料紙装飾から琳派へ-
俵屋宗達の絵と本阿弥光悦の優美な書、私好み。
その他の展示作者は、尾形光琳・乾山、酒井抱一、鈴木其一、柴田是真など。

第2章 歌のこころ、絵のこころ -近代日本画の中の琳派と古典-
横山大観、下村観山、速水御舟、加山又造、小林古径など。
気に入った作品は、速水御舟の「紅梅・白梅」(1929年)、菱田春草の「月四題」(1909-10年頃)
御舟の作品は、風格のある老いた紅梅と、天に力強く枝を伸ばす白梅が対照的。
春草の作品では、春には桜、夏は入道雲と柳、秋は実る葡萄、冬は雪が積もった梅もどきの枝が描かれています。

華麗な料紙装飾に和歌と書。
そうだ、これが私の目標かもしれない!
二十年前に会社で社内広報誌の制作に携わっていて、季節の写真に短い言葉を添えたページをまかされていました。その時に、いつか自分が撮った写真に詩をつけた作品を作りたいと思っていたのです。
今思えば、ブログもその延長かもしれません。
撮影した写真に自作の俳句・短歌を合わせて作品集を編纂したい。

先日の帰省で、氷見市から峠を越えた田んぼに一羽の白鷺を目撃して歌にしたくなり、考えたものです。

 白鷺は 虚空見つめて何想う 春田に独り 哲学者の如く


やはり、俳句や短歌は縦書きのほうがいいわね~
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