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金沢学 2019年5月講座「治療薬の今昔 ~加賀藩の研究を原点に~」 [学び&本]

先月から受講し始めた市民公開講座「金沢学」の5月講座。

今回のテーマは「治療薬の今昔 ~加賀藩の研究を原点に~」
講師は金沢大学 医薬保健研究域 薬学系 分子生薬学研究室(薬用植物園担当)の佐々木陽平 准教授。

生薬(しょうやく)は、自然界に存在する動物・植物・鉱物などの天然品をそのまま乾燥、水蒸気蒸留などの簡単な加工を施して薬用としたもの。

加賀七種のうち、地黄(ジオウ)を使って研究室の学生たちが作った地黄煎(苦甘い水飴)を試しになめさせてもらいました。

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私も実際勘違いしていたのですが、漢方とは鍼灸や食養生も含めた医学を意味していて、もともと中国から伝わり、日本において発展してきた日本の伝統医学だそうです。

江戸時代後期(19世紀)、長崎から入ってきた西洋医学「蘭方」に対する呼び方として「漢方」と呼ぶようになったと言われています。

加賀藩ゆかりの漢方の歴史、高峰譲吉などの金沢ゆかりの漢方医学者の功績も紹介。

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先月、金沢まち歩きをしていた時に偶然見つけた金沢大学医学部発祥の地(彦三種痘所跡地)

現在は生薬を支える薬草の約9割が中国などの海外産とのことで、佐々木准教授は石川県内で進めている生薬栽培を紹介し、生薬生産を復活させ石川県を「健康実践県」にしましょう!と、静かな語り口で熱い思いを語りました。

 金沢学5月.jpg
 (北國新聞の記事)

5月下旬にかけて薬用植物園では芍薬(根が葛根湯などの生薬の原料になる)の花が見ごろとのことで一般公開もされるそうです。

【おまけ】
受講後は、一緒に受講している友人と広坂へ。

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しいのき迎賓館で週末開催のイベント「スパイスと泡」で、香辛料のきいたおつまみ料理と地ビールを楽しみました。
暑かったから、ビールが美味しい~

20190511 スパイスと泡.jpg

後輩の弟さんが関わっている金澤ブルワリーも出店していて、米飴と水飴と生姜だけで製造した(麦芽不使用)のグルテンフリーのアルコール飲料「ジンジャリカ」を飲んでみましたが、生姜の爽やかさと程よい甘さが感じられる美味しい味わいでした。


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