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琉球 美の宝庫 [アート&デザイン]

東京ミッドタウン、ガレリア内のサントリー美術館で「琉球 美の宝庫」を観てきました。

20180825 琉球 美の宝庫.jpg
国宝 琉球国王尚家関係資料 玉冠(付簪) 18~19世紀
300個近くの宝石が付いている。簪は王冠の中で髪を留めるためのもの。

15世紀に尚巴氏が三山(北山、中山、南山)を統一したことにより統一王朝が成立し、400年以上にわたり繁栄した琉球王国。(1470年に初代尚円が国王に即位)
世界をつなぐ架け橋として、首里城は中国はじめ諸国の至宝で満ちていたと言われています。

本展では、東アジアの文化を結び、新たな美として開いた琉球王国の輝きを、染織・絵画・漆芸を中心に紹介。

会場構成は次のとおり。
第1章 琉球の染織
第2章 琉球絵画の世界
第3章 琉球国王尚家の美
第4章 琉球漆芸の煌き
エピローグ 琉球王国の記憶

1868年に明治政府が成立すると、琉球処分によって19代尚泰の王位が廃止、沖縄県が設置され、首里城は明治政府へ明け渡されることとなった。尚家は東京居住を命じられ、首里城内にあった王家の文物の一部は東京へ移された。
1945年の沖縄戦により首里城や沖縄の文化は大きな被害を受けたが、現在も王国の至宝の数々が受け継がれているのは、東京への移転のおかげだったとも言える。(まるで、パルテノン神殿のギリシャ彫刻がイギリスで保管されていたおかげで破壊を免れた、という解釈があるように)
歴史の残念な部分を正当化するわけではないが、文化的な側面では幸運だった。

【おまけ】
美術館併設の不室屋カフェで生麩入り冷やし汁粉をいただきました。

20180825 生麩の冷やし汁粉@不室屋.jpg


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