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石内都 肌理と写真 [アート&デザイン]

横浜美術館で「石内都 肌理(きめ)と写真」を観てきました。

20180130 石内都 肌理と写真.jpg

前回観た「石内都展 Frida is」でのフリーダ・カーロの遺品を撮影したシリーズや原爆被爆者の遺品を被写体とする「ひろしま」、自身の母の遺品を撮影したシリーズなどで広く知られている写真家。

2017年は石内都さんが個展「絶唱、横須賀ストーリー」で実質的なデビューを果たしてから40年を迎える節目の年。
彼女自らが「肌理(きめ)」というキーワードを掲げ、初期から未発表作にいたる約200点を展示構成する展覧会。

会場構成。
横浜
 「Apartment」「連夜の街」「Bayside Courts」「yokohama 互樂荘」「金沢八景」「1906 to the skin」「Yokohama Days」
 横浜の風景や建物を撮影した写真に加え、舞踏家・大野一雄の身体を写した作品で構成。


 「絹の夢+幼き衣へ」「阿波人形浄瑠璃」「Rick Owen's Kimono」
 生まれ故郷の群馬県桐生市に残された絹織物、銘仙を撮影した作品など。

20180130 石内都 肌理と写真2.jpg

グランドギャラリーにて。
20180130 石内都 肌理と写真1.jpg
銘仙の着物の雰囲気、好き。持っている銘仙、早く着たいわ~

無垢
 「不知火の指」「Innocence」
 「人は無垢であり続けたいと願望しながら、有形、無形の傷を負って生きざるをえない。」
 1990年頃から継続する傷跡シリーズ。

遺されたもの
 「Frida by Ishiuchi」「Frida Love and Pain」「Mother's」「ひろしま/hiroshima」
 母の死と向き合うために撮影された「Mother's」は、石内が遺品を撮るきっかけとなり、その後の写真の方向性を決定づけるものとなった。

私が写真を撮るのは、美しいもの、楽しいもの、面白いものを残したいと思うから。
石内都さんの写真は、遺品や傷跡といった私なら写さないだろうものが多い。
正反対。だから気になるのか。


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タグ:写真
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