北斎とジャポニスム [アート&デザイン]
上野の国立西洋美術館で「HOKUSAIが西洋に与えた衝撃 北斎とジャポニスム」を観てきました。
同じポーズでも似せるならバレエダンサーのほうでありたいよね~
上:葛飾北斎「北斎漫画」十一編(部分)、刊年不詳、浦上蒼穹堂
下:エドガー・ドガ「踊り子たち、ピンクと緑」(部分)、1894年、吉野石膏株式会社(山形美術館寄託)
天才浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)
19世紀後半、日本の美術が西洋で新しい表現を求める芸術家たちを魅了し"ジャポニスム"という現象が生まれた。中でも最も注目され、絵画、版画、彫刻、ポスター、装飾工芸など、あらゆる分野に影響を与えたのが北斎。
会場構成
1章 北斎の浸透
2章 北斎と人物
3章 北斎と動物
4章 北斎と植物
5章 北斎と風景
6章 波と富士
みどころ1:北斎を切り口にジャポニスムという現象を読み解く、初めての大規模展
みどころ2:印象派やアール・ヌーヴォーなどの作品と北斎の作品を比べながら展示
みどころ3:国内外の美術館、個人コレクターなど10か国以上から名作が集結
みんなHOKUSAIから学んだ。
モネは、リズムを学んだ。
(「富嶽三十六景 東海道程ヶ谷」の松の並木と、「陽を浴びるポプラ並木」を比較展示)
ドガは、北斎漫画からポーズを。(上の写真)
セザンヌは、同じモティーフを繰り返し描く連作という方法を。
(北斎が富士山を様々な視点からとらえたように、セザンヌはサント=ヴィクトワール山を)
メアリー・カサットは気ままさを。
(人の悪口や陰口をすべてしまいこんでいるという堪忍袋に寄りかかってゆったりとくつろいでいる布袋和尚の姿を、「青い肘掛け椅子に座る少女」に置き換え)
ゴーガンは、シンプルさを。(「三匹の子犬のいる静物」は初めて見た作品)
ゴッホは、自然を。
(西洋で花を描くときは花瓶に入っているのが常だったが、庭で自然に咲いている花を描いた)
一時間弱では時間が足りず、最後は駆け足での鑑賞だったのが残念。
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上:葛飾北斎「北斎漫画」十一編(部分)、刊年不詳、浦上蒼穹堂
下:エドガー・ドガ「踊り子たち、ピンクと緑」(部分)、1894年、吉野石膏株式会社(山形美術館寄託)
天才浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)
19世紀後半、日本の美術が西洋で新しい表現を求める芸術家たちを魅了し"ジャポニスム"という現象が生まれた。中でも最も注目され、絵画、版画、彫刻、ポスター、装飾工芸など、あらゆる分野に影響を与えたのが北斎。
会場構成
1章 北斎の浸透
2章 北斎と人物
3章 北斎と動物
4章 北斎と植物
5章 北斎と風景
6章 波と富士
みどころ1:北斎を切り口にジャポニスムという現象を読み解く、初めての大規模展
みどころ2:印象派やアール・ヌーヴォーなどの作品と北斎の作品を比べながら展示
みどころ3:国内外の美術館、個人コレクターなど10か国以上から名作が集結
みんなHOKUSAIから学んだ。
モネは、リズムを学んだ。
(「富嶽三十六景 東海道程ヶ谷」の松の並木と、「陽を浴びるポプラ並木」を比較展示)
ドガは、北斎漫画からポーズを。(上の写真)
セザンヌは、同じモティーフを繰り返し描く連作という方法を。
(北斎が富士山を様々な視点からとらえたように、セザンヌはサント=ヴィクトワール山を)
メアリー・カサットは気ままさを。
(人の悪口や陰口をすべてしまいこんでいるという堪忍袋に寄りかかってゆったりとくつろいでいる布袋和尚の姿を、「青い肘掛け椅子に座る少女」に置き換え)
ゴーガンは、シンプルさを。(「三匹の子犬のいる静物」は初めて見た作品)
ゴッホは、自然を。
(西洋で花を描くときは花瓶に入っているのが常だったが、庭で自然に咲いている花を描いた)
一時間弱では時間が足りず、最後は駆け足での鑑賞だったのが残念。
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こんにちは、
私も「北斎とジャポニスム」展を見ましたので、ブログを読ませていただき、被の美樹展を再体験させていただきました。ドガの踊り子の絵画、ロートレックのポスターが『北斎漫画』のに描かれている人物の形やしぐさを作品に活用していることは、画期的なことだと思いました。モネや・ピサロの風景画や、セザンヌ『サント=ヴィクトワール山』が北斎の影響を受けて描いているのは初めて知りました。
私も「北斎とジャポニスム派」を見て、北斎の浮世絵の関係について考えさせられ。考察してみました。また、北斎は西洋で格段に評価が高いのは、広重など他の浮世絵師とどこが違うのか? その比類なき凄い才能と魅力を追求してみました。ざっとでも読んでいただけると嬉しいです。ご感想・ご意見などをブログにコメントいただけると大変感謝します。
by dezire (2018-01-23 18:56)
★dezireさん、いらっしゃいませ。
そちらのブログを拝見しました。ずいぶん詳細に書かれていらっしゃるので驚きました。
私は年間数十回の美術展、映画などを見ていますが、数多く見ていると、一つだけ見ているだけではわからなかったことが見えてきたり気づいたりすのが面白いですね。
by いっこ (2018-01-24 09:12)