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運慶展 [アート&デザイン]

上野の東京国立博物館・平成館で興福寺中金堂再建記念特別展「運慶展」を観てきました。

20171118 運慶展1.jpg
左:国宝 無著菩薩立像(部分)、奈良・興福寺、鎌倉時代・建歴2年(1212)頃
右:国宝 八大童子立像のうち制多伽童子(部分)、和歌山・金剛峯寺、鎌倉時代・建久8年(1197)頃

日本で最も著名な仏師、運慶(生年不詳1150頃?~1223)
運慶が活躍したのは平安時代から鎌倉時代にかけての動乱の時代。政権は貴族から武士へと引き継がれていく時期。
この中で運慶は、平家の焼き討ちによって灰燼に帰した奈良の往復時や東大寺の復興に尽力するとともに、貴族のみならず新興勢力である東国武士からの依頼を受けて仏像を制作した。

また、運慶は奈良・京都に拠点を置いて仏師の工房を率い、生涯に多くの仏像を造ったとみられるが、現存する運慶作(あるいはその可能性が高い)仏像は31体というのが一般的な見方。
そのうちの22体が結集した展覧会。

さらに、父の康慶(こうけい)、息子の湛慶(たんけい)・康弁(こうべん)ら親子三代にわたる作品を通じて作風の樹立から次代への継承をたどり、最新の学術研究の精華も盛り込んだ内容。

会場構成は次のとおり。

第1章 運慶を生んだ系譜 -康慶から運慶へ
第2章 運慶の彫刻 -その独創性
第3章 運慶風の展開 -運慶の息子と周辺の仏師

20171118 運慶展2.jpg

寺外初公開のもの、運慶デビュー作から最晩年の作まで、42年ぶりの12体勢ぞろいの十二神将立像、見ごたえたっぷり。もちろん、国宝や重要文化財だらけ。

【おまけ】
本館で根付・高円宮コレクションに立ち寄り。時々展示替えがあり、楽しみな展示室の一つ。

20171118  根付・高円宮コレクション.jpg
可愛い白くまの親子の上の段にいる白いの、かわゆい♪


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タグ:仏像 木彫
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