ウフィツィ美術館展 [アート&デザイン]
上野の東京都美術館で開催中の「ウフィツィ美術館展」に行ってきました。
(友人のS子さんから招待券をいただいたので。感謝)
サンドロ・ボッティチェリ「パラスとケンタウロス」(部分)1480-85年頃、テンペラ、ウフィツィ美術館
会場構成は次のとおり。
第1章 大工房時代のフィレンツェ
イタリア・ルネサンスの中心都市フィレンツェでは、15世紀後半から工房による組織的な制作活動が盛んになり、数多くの優れた芸術家が生まれた。
バルトロメオ・ディ・ジョヴァンニ、ドメニコ・ギルランダイオ(本名ドメニコ・ビゴルディ)、フィリッポ・リッピ、ヤコポ・デル・セライオ、ペルジーノ(本名ピエトロ・ヴァンヌッチ)、サンドロ・ボッティチェリの工房など。
第2章 激動のフィレンツェ、美術の黄金期の到来
当時、芸術は権威の象徴だった。
銀行家のメディチ家のロレンツォ・イル・マニフィコ(1449-92)の時代が黄金期。
ロレンツォはボッティチェリら芸術家や文学者と交流し、パトロネージ(芸術庇護)を展開した。彼の死後、メディチ家は外交政策に失敗して1494年にフィレンツェから追放された。
展覧会チラシにもなっているボッティチェリの絵画「パラスとケンタウロス」はウフィツィ美術館の「ヴィーナスの誕生」の隣に展示されているのだそう。(まったく記憶になし、、)
第3章 「マニエラ・モデルナ(新時代様式)」の誕生
メディチ家のコジモ1世の時代にウフィツィ美術館の建物を設計したジョルジョ・ヴァザーリ(1511-74)は、レオナルド・ダ・ヴィンチに始まる16世紀美術を「マニエラ・モデルナ」と評した。(マニエラとはイタリア語で「手法」という意味)
第4章 フィレンツェ美術とメディチ家
ウフィツィ美術館はメディチ家のコレクションを核に設立された。
ボッティチェリの「春」や「ヴィーナスの誕生」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」など、イタリア・ルネサンスの名画を数多く所蔵する。
「ウフィツィ」とはイタリア語で「オフィス」を意味する。美術館はかつてメディチ家の事務所として用いられていたためこの名称となった。
これほど本格的なウフィツィ美術館展は日本では初らしいです。
そして、ウフィツィ美術館以外にもアカデミア美術館、パラティーナ美術館、サン・マルコ美術館、捨て子養育院美術館など、フィレンツェの主だった美術館から作品が出展されています。
とにかくキリストやマリア、聖人を描いた宗教画がほとんど。閉館時間が迫っていたこともあり、正直言って流し見でした。
それでも、2008年3月にフィレンツェを訪れたときのことを思い出しながら、またいつかゆっくりと見学したいなと思ったのです。
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サンドロ・ボッティチェリ「パラスとケンタウロス」(部分)1480-85年頃、テンペラ、ウフィツィ美術館
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第1章 大工房時代のフィレンツェ
イタリア・ルネサンスの中心都市フィレンツェでは、15世紀後半から工房による組織的な制作活動が盛んになり、数多くの優れた芸術家が生まれた。
バルトロメオ・ディ・ジョヴァンニ、ドメニコ・ギルランダイオ(本名ドメニコ・ビゴルディ)、フィリッポ・リッピ、ヤコポ・デル・セライオ、ペルジーノ(本名ピエトロ・ヴァンヌッチ)、サンドロ・ボッティチェリの工房など。
第2章 激動のフィレンツェ、美術の黄金期の到来
当時、芸術は権威の象徴だった。
銀行家のメディチ家のロレンツォ・イル・マニフィコ(1449-92)の時代が黄金期。
ロレンツォはボッティチェリら芸術家や文学者と交流し、パトロネージ(芸術庇護)を展開した。彼の死後、メディチ家は外交政策に失敗して1494年にフィレンツェから追放された。
展覧会チラシにもなっているボッティチェリの絵画「パラスとケンタウロス」はウフィツィ美術館の「ヴィーナスの誕生」の隣に展示されているのだそう。(まったく記憶になし、、)
第3章 「マニエラ・モデルナ(新時代様式)」の誕生
メディチ家のコジモ1世の時代にウフィツィ美術館の建物を設計したジョルジョ・ヴァザーリ(1511-74)は、レオナルド・ダ・ヴィンチに始まる16世紀美術を「マニエラ・モデルナ」と評した。(マニエラとはイタリア語で「手法」という意味)
第4章 フィレンツェ美術とメディチ家
ウフィツィ美術館はメディチ家のコレクションを核に設立された。
ボッティチェリの「春」や「ヴィーナスの誕生」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」など、イタリア・ルネサンスの名画を数多く所蔵する。
「ウフィツィ」とはイタリア語で「オフィス」を意味する。美術館はかつてメディチ家の事務所として用いられていたためこの名称となった。
これほど本格的なウフィツィ美術館展は日本では初らしいです。
そして、ウフィツィ美術館以外にもアカデミア美術館、パラティーナ美術館、サン・マルコ美術館、捨て子養育院美術館など、フィレンツェの主だった美術館から作品が出展されています。
とにかくキリストやマリア、聖人を描いた宗教画がほとんど。閉館時間が迫っていたこともあり、正直言って流し見でした。
それでも、2008年3月にフィレンツェを訪れたときのことを思い出しながら、またいつかゆっくりと見学したいなと思ったのです。
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こんにちは。
私もウフィツィ美術館をみてきましたので、ご丁寧なご説明、ご感想を興味深く読ませていただきました。
イタリアのルネサンス絵画はなかなか見る機会がないので、多くの作品が見れて良かったです。特にボッティチェリはめったに見る機会のない初期の作品からから晩年までの作品を見ることができたのが大きな収穫でした。
私もこの美術展でボッティチェリの初期から晩年までの作品を見て、画風の変遷と彼の作品の魅力を整理してみました。読んでいただけると嬉しいです。ブログにご感想などコメントをいただけると感謝致します。
by dezire (2014-12-05 22:15)
★dezireさん、いらっしゃいませ。
早速そちらにおじゃましました。
詳細に、しかも英語でも紹介されていて素晴らしいですね。
by いっこ (2014-12-05 22:49)