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THE RINGS [アート&デザイン]

上野の国立西洋美術館「橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代までー時を超える輝き」を観ながら目の保養をしてきました。

20140829 指輪展1.JPG
上:「カクテルリング」 1950年代、ダイヤモンド・ルビー・プラチナ
文字に絡んでいる指輪:「刻銘された金のリング」 15世紀後期、金・エナメル
下:ジョルジュ・フーケ作「真珠とエナメルの花」 1900年頃、真珠・エナメル・ダイヤモンド・金

東洋美術の収集家として知られる橋本貫志氏(1924-)が1989年から2002年にわたり、指輪を新たな収集ターゲットとし、宝飾品約870点のコレクションを築き上げたものが2012年、国立西洋美術館に寄贈されたのを記念して開催された展覧会。
約300点を一挙公開。数千年にわたる指輪の変遷をたどります。
橋本コレクションは、指輪の制作年代は古代から現代におよび、制作地も欧米だけでなくラテンアメリカ、アジアなど幅広く、作品の素材や技法、用途にも偏りがない多様性が最大の特徴とのこと。

会場構成は次のとおり。

1 指輪の4000年
2 飾らない指輪
3 語る指輪
4 技法と模倣
5 死と婚礼
6 絵と指輪
7 モードと指輪
8 指輪あれこれ

古代エジプトに始まる指輪の歴史。スカラベ(ふんころがし)の指輪は飾りではなくお守りとして用いられた。また、ダイヤモンドの輝きを追い求める歴史でもあった。
会場では指輪の展示はもちろん、ダイヤモンドのさまざまなカットを見比べたり、昔と同じ技法を用いて作られた近代の金細工師による模造品との比較展示があったり。
また、18世紀から20世紀前半のマリー・アントワネットやココ・シャネルにまつわるドレスを通して指輪を各時代のモードの中に位置づける展示や、指輪を身につけた人物を描いた絵画の展示もあり最後まで興味深く鑑賞できました。

20140829 指輪展2.JPG

上段 左:「スカラベ」紀元前1991-1650年頃、金・アメシスト
   中:「エメラルドのソリティア(一粒石)リング」1840年頃、金・エメラルド
   右:「女神ニケ」紀元前4世紀後期、金・ガラス
下段 左:「ハートのギメル(双子)リング」17世紀、金・ルビー・ダイヤモンド
   中:「ダイヤとエメラルドの花」18世紀後期、ダイヤモンド・エメラルド・金・銀
   右:「アール・デコのダイヤのリング」1920年頃、プラチナ・ダイヤモンド

初めて見る感じがしないなぁと思って自分の過去ブログを確認したら、2008年に箱根ガラスの森で橋本コレクションの一部を見ていました。

ゴージャスな輝きに魅せられてウットリ~♪
願わくば、どれか一つでも身につけることができたら夢のようでしょう。


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タグ:ジュエリー
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