アンディ・ウォーホル展 永遠の15分 [アート&デザイン]
六本木ヒルズの森美術館で開催中の「アンディ・ウォーホル展 永遠の15分」に行ってきました。
「マリリン・モンロー(マリリン)」1967年、アンディ・ウォーホル美術館蔵
森美術館は時々訪れますが、ここのいいところは開館時間が夜10時まで(火曜日のみ17時まで)、と遅いこと。仕事帰りでも十分間に合います。
ウォーホルの作品はこれまでに各地で何度も見てきていますが、それでも飽きずに見に行きたいと思わせる魅力があります。
ましてや、今回の企画展は森美術館10周年記念展ということで"国内史上最大の回顧展"とのふれこみ。見たことのない秘蔵作品にも出会えるのでは、と期待して美術館に向かいました。
ポップ・アートの旗手、Andy Warhol(1928-1987)は、東欧系移民一家の三男としてピッツバーグに生まれ、大学卒業後、ニューヨークに移住。グラフィックデザイナーとして成功するものの、画家に転向。シルクスクリーンを使用した絵画作品を制作。その他、実験映画制作や彫刻、社交家としての顔を持ち、マルチクリエーターとして活躍した。
今回の企画展では、彼の初期から晩年までの主要シリーズを網羅した約400点が出品されています。(展覧会ではいつも、入り口で出品作品リストをもらうのですが、今回は出品数があまりに多くて、A4用紙両面コピーで6枚、しかもフォントは5ポイントくらいの小さい文字で印刷されているくらい)
会場構成は次のとおり。
セクション1:Portraits
彼は自分自身も作品にしばしば登場させていました。
セクション2:1950s
blotted line(しみつきの線)と言われるドローイング技法で描いたイラストが有名ファッション誌や商品広告に使われた。
セクション3:1960s
いろんなカラーパターンで制作されたシルクスクリーン作品「花(Flowers)」、ジョン・F・ケネディ夫人ジャクリーンを扱った「ジャッキー」、「マリリン・モンロー」やキャンベル・スープ缶のシリーズもこの時代。
セクション4:Silver Factory
彼のニューヨークのアートスタジオは、内部が銀色のアルミホイルで装飾されていたことから「シルバー・ファクトリー」と呼ばれていた。東47丁目231番地にあったスタジオの一部を再現。
洗剤BrilloやケチャップHeinzなど、大量生産された日用品の段ボール箱を合板にプリントして本物そっくりに再現した彫刻作品。
セクション5:1970-80s Ⅰ
「ビジネス・アート時代」マイケル・ジャクソン、ミック・ジャガー、坂本龍一らをモチーフにしたシルクスクリーン作品。注文を受けて制作したものも。
画家、ジャン=ミシェル・バスキアやキース・ヘリングとのコラボレーション作品が制作されたのもこの時代。
セクション6:1970-80s Ⅱ
私が好きなシリーズの一つ「絶滅危惧種」(1983年)。アフリカゾウ、ハクトウワシ、グレービー・シマウマなどの動物を正方形のボードにスクリーンプリントしたもの。
セクション7:Films and Videos
エンパイアステートビルを一日じゅう、定点観測のように記録撮影した映像「Empire(Reel 1)」(1964年)など。
セクション8:Time Capsule
ウォーホルの私的アーカイブ。手紙、各種パーティの招待状、1974年の来日時に収集した日本関連の雑誌などの品々(相撲や浮世絵などが含まれる)。
展覧会サブタイトルの「永遠の15分」
ウォーホルの言葉"In the future, everyone will be world-famous for 15 minutes."(将来、誰でも15分は有名人になれるだろう)からとったもの。
【おまけ】
アート鑑賞のあとは森タワー52階の東京シティビュー内に期間限定オープンした「Andy Warhol Cafe」で余韻に浸りながらアメリカーンなディナー。
パンに焼印されたホットドッグにはチリソース、フライドポテト、コーラ、キャンベルのコーンスープという、ベタなセット。
大量摂取したカロリーは、帰り道20分ほど歩いて消費に努めました(笑)。
カフェには幻の大作「レイン・マシン」(1970年大阪万博のアメリカ間で発表された作品の改良版)が展示されています。
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「マリリン・モンロー(マリリン)」1967年、アンディ・ウォーホル美術館蔵
森美術館は時々訪れますが、ここのいいところは開館時間が夜10時まで(火曜日のみ17時まで)、と遅いこと。仕事帰りでも十分間に合います。
ウォーホルの作品はこれまでに各地で何度も見てきていますが、それでも飽きずに見に行きたいと思わせる魅力があります。
ましてや、今回の企画展は森美術館10周年記念展ということで"国内史上最大の回顧展"とのふれこみ。見たことのない秘蔵作品にも出会えるのでは、と期待して美術館に向かいました。
ポップ・アートの旗手、Andy Warhol(1928-1987)は、東欧系移民一家の三男としてピッツバーグに生まれ、大学卒業後、ニューヨークに移住。グラフィックデザイナーとして成功するものの、画家に転向。シルクスクリーンを使用した絵画作品を制作。その他、実験映画制作や彫刻、社交家としての顔を持ち、マルチクリエーターとして活躍した。
今回の企画展では、彼の初期から晩年までの主要シリーズを網羅した約400点が出品されています。(展覧会ではいつも、入り口で出品作品リストをもらうのですが、今回は出品数があまりに多くて、A4用紙両面コピーで6枚、しかもフォントは5ポイントくらいの小さい文字で印刷されているくらい)
会場構成は次のとおり。
セクション1:Portraits
彼は自分自身も作品にしばしば登場させていました。
セクション2:1950s
blotted line(しみつきの線)と言われるドローイング技法で描いたイラストが有名ファッション誌や商品広告に使われた。
セクション3:1960s
いろんなカラーパターンで制作されたシルクスクリーン作品「花(Flowers)」、ジョン・F・ケネディ夫人ジャクリーンを扱った「ジャッキー」、「マリリン・モンロー」やキャンベル・スープ缶のシリーズもこの時代。
セクション4:Silver Factory
彼のニューヨークのアートスタジオは、内部が銀色のアルミホイルで装飾されていたことから「シルバー・ファクトリー」と呼ばれていた。東47丁目231番地にあったスタジオの一部を再現。
洗剤BrilloやケチャップHeinzなど、大量生産された日用品の段ボール箱を合板にプリントして本物そっくりに再現した彫刻作品。
セクション5:1970-80s Ⅰ
「ビジネス・アート時代」マイケル・ジャクソン、ミック・ジャガー、坂本龍一らをモチーフにしたシルクスクリーン作品。注文を受けて制作したものも。
画家、ジャン=ミシェル・バスキアやキース・ヘリングとのコラボレーション作品が制作されたのもこの時代。
セクション6:1970-80s Ⅱ
私が好きなシリーズの一つ「絶滅危惧種」(1983年)。アフリカゾウ、ハクトウワシ、グレービー・シマウマなどの動物を正方形のボードにスクリーンプリントしたもの。
セクション7:Films and Videos
エンパイアステートビルを一日じゅう、定点観測のように記録撮影した映像「Empire(Reel 1)」(1964年)など。
セクション8:Time Capsule
ウォーホルの私的アーカイブ。手紙、各種パーティの招待状、1974年の来日時に収集した日本関連の雑誌などの品々(相撲や浮世絵などが含まれる)。
展覧会サブタイトルの「永遠の15分」
ウォーホルの言葉"In the future, everyone will be world-famous for 15 minutes."(将来、誰でも15分は有名人になれるだろう)からとったもの。
【おまけ】
アート鑑賞のあとは森タワー52階の東京シティビュー内に期間限定オープンした「Andy Warhol Cafe」で余韻に浸りながらアメリカーンなディナー。
パンに焼印されたホットドッグにはチリソース、フライドポテト、コーラ、キャンベルのコーンスープという、ベタなセット。
大量摂取したカロリーは、帰り道20分ほど歩いて消費に努めました(笑)。
カフェには幻の大作「レイン・マシン」(1970年大阪万博のアメリカ間で発表された作品の改良版)が展示されています。
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