カイユボット展 [アート&デザイン]
京橋のブリヂストン美術館で開催中の「カイユボット展」を観てきました。
「ヨーロッパ橋」1876年、ジュネーヴ・プティ・パレ美術館蔵
都市の印象派、印象派の重要人物と言われるギュスターヴ・カイユボット(1848-1894)の日本初の回顧展。
モネやルノワールとともに印象派を代表する画家だそうですが、彼の名前と絵画を初めて知りました。
上↑の絵にあるような近代都市パリの都市風景や新しい風俗、イエールやジュヌヴィリエといったパリ近郊の自然を光あふれる筆致で描いた作品は優しい印象を与えてくれます。
絵の印象を表現するときに‘写真のような絵’と言うときがありますが、カイユボットの絵を見ていて感じたのは‘映像のような絵’だなぁ、ということ。
瞬間を平面に閉じ込めてあるというよりも、時間軸の前後、空間の前後(手前と奥行き)、つまり“流れ”が感じられ、光や風の動き、雨が降っている湿度、草原の匂い、ボートを漕ぐ櫂のきしむ音など、立体的に私の五感に刺激を与えてくるのです。
会場構成は次のとおり。
Ⅰ 自画像
Ⅱ 室内、肖像画
Ⅲ 近代都市・パリの風景
Ⅳ イエール、ノルマンディー、プティ・ジュヌヴィリエ
Ⅴ 静物画
Ⅵ マルシャル・カイユボットの写真
(マルシャルはギュスターヴの弟)
裕福な家庭で生まれ育った彼は、自分の作品が散逸するのを防ぐために積極的に売りに出さず自分で保有するとともに、当時の仲間であるルノワールやドガたちの絵画も所蔵していたようです。
新しい画家との出会い。いい展覧会にめぐりあいました。
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「ヨーロッパ橋」1876年、ジュネーヴ・プティ・パレ美術館蔵
都市の印象派、印象派の重要人物と言われるギュスターヴ・カイユボット(1848-1894)の日本初の回顧展。
モネやルノワールとともに印象派を代表する画家だそうですが、彼の名前と絵画を初めて知りました。
上↑の絵にあるような近代都市パリの都市風景や新しい風俗、イエールやジュヌヴィリエといったパリ近郊の自然を光あふれる筆致で描いた作品は優しい印象を与えてくれます。
絵の印象を表現するときに‘写真のような絵’と言うときがありますが、カイユボットの絵を見ていて感じたのは‘映像のような絵’だなぁ、ということ。
瞬間を平面に閉じ込めてあるというよりも、時間軸の前後、空間の前後(手前と奥行き)、つまり“流れ”が感じられ、光や風の動き、雨が降っている湿度、草原の匂い、ボートを漕ぐ櫂のきしむ音など、立体的に私の五感に刺激を与えてくるのです。
会場構成は次のとおり。
Ⅰ 自画像
Ⅱ 室内、肖像画
Ⅲ 近代都市・パリの風景
Ⅳ イエール、ノルマンディー、プティ・ジュヌヴィリエ
Ⅴ 静物画
Ⅵ マルシャル・カイユボットの写真
(マルシャルはギュスターヴの弟)
裕福な家庭で生まれ育った彼は、自分の作品が散逸するのを防ぐために積極的に売りに出さず自分で保有するとともに、当時の仲間であるルノワールやドガたちの絵画も所蔵していたようです。
新しい画家との出会い。いい展覧会にめぐりあいました。
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へえ、私も知りませんでした。
日本の展示もやはり凄い企画沢山ありますね。
いっこさんの展示会レポートで、沢山勉強させて頂いて
いる私です。
それにしても、下の紅葉や滝、綺麗ですね〜。
紅葉は日本の方が断然綺麗ですね。
by ラパン (2013-11-26 03:43)
★ラパンさん、まだまだ知らないことが多いです。
日本の景色、欧米との違いは繊細さもそうですが、湿度も違うような気がします。欧米は乾燥してカサカサ、日本はシットリという感じがします。
by いっこ (2013-11-27 00:01)