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竹内栖鳳展 [アート&デザイン]

近代日本画の巨人「竹内栖鳳展」を竹橋の東京国立近代美術館で観てきました。

これまで何度も作品を見てきた日本画家、京都画壇の巨匠、竹内栖鳳(1864-1942)
それでも好きな画家の絵は何度見てもいいものです。ましてや、今回は代表作、重要作、長らく展覧会に出品されてこなかった作品約100点や素描などの資料約50点から構成される過去最大級の回顧展。見逃すわけにはいきません。

20131006 竹内栖鳳展.JPG
上「金獅」(部分)1901年頃 株式会社ボークス蔵
下「斑猫」(部分)1924年 重要文化財 山種美術館蔵

印象に残ったのは動物を描いた作品。
上↑の二つの絵もそうですが、一本一本細かく描かれた毛並みや仕草、佇まい、眼差し、どれも実物のようです。

会場構成と気になった作品は次のとおり。

第1章 画家としての出発 1882-1891
「芙蓉」1882年、京都市美術館所蔵

第2章 京都から世界へ 1892-1908 
「象図」1904年頃、個人蔵 セピア色の大画面に象の巨体が迫力をもって描かれています

特集展示1:美術染織の仕事
出勤簿:高島屋に勤務していた時代のもの。欠勤した時間帯や勤務時に行った仕事内容などが興味深い。

第3章 新たなる試みの時代 1909-1926
「喜雀図」1912年頃、個人蔵 かわいい数羽の雀たちが余白をたっぷりとった画面にリズミカル

特集展示2:旅
日本国内の風景(富士山)はもとより、ヨーロッパ(オランダ、イタリアなど)や中国(上海、北京など)を旅行した際の風景を描いたもの。

第4章 新天地をもとめて 1927-1942
「おぼろ月」1928年、京都国立近代美術館蔵 朧月にキツネの妖しげな姿

特集展示3:水の写生
川、滝など水の風景を写生した作品群

充実の展覧会でした。


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タグ:日本画
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