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森と湖の国 フィンランド・デザイン [アート&デザイン]

東京ミッドタウン内のサントリー美術館「森と湖の国 フィンランド・デザイン」というガラス作品に特化した展覧会を見てきました。

20130117 森と湖の国フィンランド・デザイン1.JPG
ティモ・サルパネヴァ「オルキディア」1954年、イッタラ・ガラス社製、個人蔵

会場に入るとすぐ、フィンランドの森と湖をイメージした映像が上映されていました。
20130117 森と湖の国フィンランド・デザイン2.JPG

フィンランドと言えば、オーロラが見える国でもあります。(見たい、行きたい~!)
この日の私は先日買ったPLEATSのオーロラでオマージュを示しました。

会場構成は次のとおり。

Prologue:18世紀後半ー1920年代 黎明期
フィンランドに最初のガラス工房ができたのは1681年。
18世紀半ばに本格化したガラス制作、出荷先はスウェーデン市場でした。

Ⅰ 1930年代 躍進期
今でも製造が続いているアルヴァル・アールトの「アールトの花瓶」もこの年代に生まれました。あの独特の曲線の輪郭は、湖の形からインスピレーションを得たと言われています。

Ⅱ 1950年代 黄金期
カイ・フランク、グンネル・ニューマン、タピオ・ヴィルッカラ、ティモ・サルパネヴァ…次々と優れたデザイナーが作品を生み出しました。

Ⅲ 1960・70年代 転換期

20130117 森と湖の国フィンランド・デザイン4.JPG
オイヴァ・トイッカ「トナカイの集会」(部分)

Ⅳ フィンランド・ガラスの今 Art&Life

20130117 森と湖の国フィンランド・デザイン3.JPG
ハッリ・コスキネン「きわみの光」

20130117 森と湖の国フィンランド・デザイン5.JPG
カイ・フランクのバード・シリーズ


シンプルな形、じゃまにならない色彩はフィンランドの自然と風土からインスピレーションを得たものでしょう。そして、ガラスのグラデーションはきっとオーロラからヒントをもらったに違いない、と私は思う。

フィンランド・デザインは、普段使いできる耐久性と機能美を兼ね備えた、いわゆる「生活の中の美」を持っている。別の言い方をすれば、日常の暮らしの中のプロダクトでありながら芸術品でもある。

フィンランドを代表するガラスメーカーiittala社のメッセージ、“Lasting design against throwawayism(使い捨て主義に反する永遠のデザイン)”
自然とともにデザインがあるのですね。


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